<空想科学祭>レビュー・感想掲示板


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[108] 連続する未来 Name:藤村香穂里 HOME Date:2008/10/01(水) 00:30 [ 返信 ]
営業所の撤退により退職を余儀なくされた絵里。そして、新たな職場の採用面接に向かう絵里の身に起こる出来事。それは果たして絵里の内面がなせる業なのか、あるいは外部から何者かの力が加わっているのだろうか。

あまりSFっぽくないかもしれません……。

http://ncode.syosetu.com/n1837f/


[118] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/10/06(月) 21:37
とっても素敵なSF作品だと思う。
洗練された文章も見事だし、意表をつくストーリー展開も味わい深いが、何よりもテーマが深淵であると私は思うのだ。
人間の脳の一部に電流を流すと、綺麗な川の流れと美しい花畑の幻想が見えるらしい。臨死体験とは、死への恐怖を和らげるため人の脳が作り出す幻覚作用である、という科学的解釈もあるのだ。
デジャビュもまた、脳内物質によるイタズラなのか、それとも私達の今いる空間が別次元と複雑に絡み合っているのか……。そんな事を考えながら読むとこの作品はとても楽しい。
また、1回目の面接試験と2回目のそれでは、主人公絵里の心の動きに微妙なズレがあるなど、実にていねいな仕事がそこかしこに見られる。作者の小説に対する思い入れと熱意が感じられるのである。
ともあれ、科学的かつ哲学的なテーマと夢見がちな少女の白昼夢が溶け合ったような、甘くてほろ苦い大人の小説なのだ。

ぜんぜん話が変わって恐縮なのだが、自分は『わる子ちゃん』が大好きなのである。続編を執筆されるご予定はないのであろうか……。


[120] レビューありがとうございます。 Name:藤村香穂里 HOME Date:2008/10/07(火) 00:45
>卓紙幣様
「わる子ちゃん」をお読みくださったとの事で、ありがとうございます。
続編の予定は、現在のところありません。また考えてみます。
やはり、脳の成せるわざなのでしょうか。
潜在意識が宇宙意識と繋がっていると言うのをかなり昔に本で読みまして、そのあたりを多次元宇宙、平行世界ブレンドで書きたかったのです。お褒め頂き、勿体無いやらありがたいやらで、申し訳ないです。
いつかは、このネタでもっともっと小説として整った作品を生み出せたらと思います。
どうもありがとうございました。


[188] RE:連続する未来 Name:俊衛門 Date:2008/10/20(月) 14:30
細やかな心情描写が、一度目と二度目の面接の違和感を再現して、読者を「あれ?」と言わせるこの筆力。いやーさすがとしか言いようがないです。平行世界や多次元宇宙につながった意識、こういう理論を突き詰めていくと霊的なもの、オカルト的なものにも及びそうで面白いです。
それにしても、面接の描写がやけにリアルで、こっちまで緊張しましたよ。ちょうど就活終えたばかりだったので「あーわかるわかる」って共感しっぱなしでしたw


[324] 感想のつもり Name:あゆみかん Date:2008/10/30(木) 09:24
科学する……というより。何となく日常であれ? と思った事から、それは何でそうなっているんだろうかなと考えて過ごしてしまいますね。そんな風に『何故』『どうして』が繰り返されるうちに、ひょっとして物事の初の末端は一つに絞り込めるんじゃないか。そんな事を思い出したお話でした。
見た目にSFらしくはないかもしれませんが、発想なくしてSFもなく。作家様も後書きで仰ってましたけど、最後あたりの『意識が……』の所でちゃんと根深いテーマが伝わってきました。
旅をしたくなっちゃいましたね。

ではでは執筆お疲れ様でした。


[382] 感想お礼 Name:藤村香穂里 Date:2008/11/02(日) 20:07
>俊衛門様

会社に応募しようとする時は、自分のこれまでを振り返らざるを得ない事から、働く事=生きる事、願望の実現だったり、潜在意識や健在意識みたいなところから、SFを書いてみたかったんですよね。
見事、まとまらずに心情描写だけの妙なものが誕生しています。
感想をありがとうございました。

>あゆみかん様

最後の旅をしたくなっちゃいましたに救われます。
テーマだけは根深いんですよ。
それは、上記レスの通りなのです。
SFで表す事に無理があったかもしれません。
感想をどうもありがとうございました。


[389] RE:連続する未来 Name:天崎剣 Date:2008/12/09(火) 23:49
心理描写がしっかりしていて、臨場感がありました。こういうのは、香穂里さんの得意分野なのだよなと読んでいました。
欲を言えば、「連続」と言うには少し回数が少なかった気がしました。2回より3回位続けて説得力を出すとか。読むほうが飽きないようにするのが難しいかもですが。
同じ場面を言葉を変えて描くところは、意外と難しいので流石だと思います。語彙が足りなくならないよう、目線や心境を変えるところなどもなかなか。

それから、絵里の深層心理での心の動きと思しき箇所と、現実場面とを、例えば段組などを使って効果的に差をつけていればもっとメリハリが出たのではないかと思います。
例えば、この話は殆ど(他の作品もそのようですが)一文ごとに改行されています。こうした段組は、読みやすいと思われがちですが、実は雰囲気の区切り、場面転換の箇所などがわかりにくいと言う欠点があります。
深層心理など、ポツポツと溢れ出る言葉や動作を書き連ねるには向いていますが(主にケータイ小説に見られる感情表現等)、細かい描写にはあまり向きません。
香穂里さんのように一つの場面での仕草を細かく書かれるのであれば、普通に段組していた方が読みやすいのではないかと思いました。

携帯から読んでいたのですけど、どうも一文ごとの空行とスクロールのために指を動かすのが億劫で(すみません、わがままですねw)ちょっと読みづらかったかも。
段落と改行の効果的な使い方をすれば、面接の緊張感がもっと伝わったのではないかと。
どうも、すぐ改行だと、気持ちがその都度リセットされているみたいに思えてしまうんですよね。本当にドキドキするなら、改行の余裕すらないのではないかとか。

面白かったんですけど、細かいところが気になったので……。ホント、好みの問題です。
す、すみません(逃げ


[390] RE:連続する未来 Name:藤村香穂里 Date:2008/12/11(木) 22:05
こちらにも再掲です。
退会してしまうと残らなくなるので。

天崎さん。丁寧なご感想をいただき、ありがとうございます。
連続すると言いながら、一つも連続していないですね。どちらかと言えば、再現する未来と言うほうが適切です。
このあたり、まだまだ練りこみが甘かったと言うか、SFを意識しすぎてしまった感があり、むしろさらっと書いたレイカの方がまとまった気がします。時間さえかければ良いというものではないと思いました。
また心情描写と現実場面については、段組と共に考えさせられました。内容が生きるようなレイアウトになっていません。以前も文面が見づらいとの感想をいただきまして、それでは改行を増やしてみてはどうかと、色々試していました。これからは、書籍のような段組を心がけて行きたいと思います。
私事ですが、今月30日をもって退会させていただく事にしました。
しかし、小説はこれからも書いていきたいと思いますし、いつか戻ってくる事もあるかもしれません。いただいたアドバイスを参考によりよいものが書けるよう努力したいと思います。
行き届いた企画運営は頭の下がる思いがします。なろうの最後でこのような充実した企画に参加でき、本当によかったと思っています。
なろうでは、企画も含め、お世話になり本当にありがとうございました。



  



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