<空想科学祭>レビュー・感想掲示板


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[112] 「ルフランの空は青かった」香音 Name:香音 HOME Date:2008/10/04(土) 07:11 [ 返信 ]
【タイトル】ルフランの空は青かった
【形式】連載
【作品URL】http://ncode.syosetu.com/n2026f/
【あらすじ】もう二度と出会うことのない兄弟の物語。
【ひとこと】オーソドックスなものとなりそうですが、楽しんでいただけたら幸いです。
【評価・感想】辛口甘口問いません。

[140] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/10/15(水) 20:53
自分の読解能力のなさに絶望しながら読んでいた。これは、何の事について語っているのだろう……?
デカルトの二元論的な哲学原理の事か……? 輪廻転生のような仏教哲学に基づく死生観の事だろうか……?
しかし、第1話とほぼ同一の描写が第7話の後に繰り返されているのを見て、何となく答えをみつけたような気がした。
リフレイン……そうか、繰り返しの意味だったんだ。
逃れる事の出来ないループの中で繰り返される四季……。裏と表でつながってしまったキイとルークの兄弟もまた、ルフランのループの中に囚われながら生き続けているのだ。(なーんて、ぜんっぜん違ったりして……)
F10とは、ファンクションキーに引っ掛けた名前だろうか……?
灰色の扉の奥にあるモニターに映し出されたのは、いったい何処の地図なのだろう……?
いずれ番外編が連載され、私のようなヘナチョコ読者にも救いの手をさしのべて下さる事を切に、切に願うのであった……。


[344] RE:「ルフランの空は青かった」香音 Name:じょーもん Date:2008/10/31(金) 01:17
 皆さんの作品を他の紙媒体の作品に無理やり関連づけて貶めるつもりはないのですが、これと似たような感覚をどこかで味わったことがあると読みながらずっと思っていたのですが、たどりついた先は「ファイブスター物語」永野護著でした。思い至ってなるほどストンです。(類型化されることがきらいでしたら、ホント平にご容赦です。ファイブスターについてはウィキでも見てくださいませ)

 SFとしての要素と道具立て、神の気配(あるいは確信か)、壮大な世界観と哲学は実はけれんで、実は「おとぎ話」。(私おとぎ話を馬鹿にするものではありません。深遠なる哲学を語る原初の文学だと確信しております、ハイ)
 とにかく作者の中には一つの確固とした世界がすでにあって、それを切り取り、切り取りしては放り投げてくるのだが、多分描こうしているのは刹那の風景なのかもしれない。
 作者の眼前に広がっている、そしていまそこにある景色を、ここにもってくるのに、文字という媒体はなかなかにやっかいなものであるとの感は否めないかな。風景に存在の変遷を彩らせようと思ったら難解になるのは必至なのですから。
 作者は読者に理解を求めていない気がする。逆に作品について分かったとコメントしようものなら鼻先で笑われるかもしれない。絵画に物語を求めたがる人間をあざ笑うかのように、言葉を使って絵を描いている‥‥、それでいて物語であるというように受け取れた。
 

[392] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/12/21(日) 08:15
曖昧な表現と描写、全体的に幻想的な雰囲気に、SFというよりはそれらの要素を使ったファンタジーのようにさえ思えた。
上のレビューにもあるように大変わかりづらい表現が多用されているため、全て読んでもからっきし理解が出来ないということすらあるのだと思うし、作者自身もそれをわかっていて書いている風に思える。
つまり、そこにあるのは理解、共感などの類ではなく、作者自身の物語を書きつくしたという事実、世界観の提示なのではないかと。

読み進め、この難解な世界観に眉を顰め、読了後、なるほどと思いつつも、やはり独自の世界観から抜け切れていない(それは読者に対する理解を度外視しているのではないかと思える)ことに起因する、消化不良感に襲われる。
こうした不思議な世界観は理解できる人が読めば快感かもしれないが、毛嫌いされがちではないだろうか。
その理由として「ルフラン」とは何か、わかるようでわかりにくいその提示方法にあったのではないかと推測する。サブタイトルにて数度登場し、最終章にて繰り返されるこの言葉、その世界の名としての「ルフラン」とrefrainとしての「ルフラン」、作者の中では繋がっているこの言葉を、読者はそれとして受け入れるに相当の時間を要してしまう。
更に言うなれば、主語の欠落した文章の多様、変換ミスが誤解を招き、途中で挫折してしまう読者がそれなりにいたのではないかと推測した。

全体として、青い液体や空気の中を、おぼろげに見える実像を求めて右往左往してしまうような、そんな感覚になってしまう。つまり、具体的なものが見えないのだ。
こうなったら思い切ってその幻想かつ独創的な世界を確立させるか、それとも人形やら宗教やらのリアルな世界観を確立させるか、どちらかにしていただくと、メリハリが出てより面白い話になりえたのではないかと思う。



  



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