<空想科学祭>レビュー・感想掲示板


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[146] The Two Days Name:李仁古 HOME Date:2008/10/16(木) 00:06 [ 返信 ]
 タイトル
 The Two Days

 作品URL
 http://ncode.syosetu.com/n2863f/

 ひとこと
 注意 これはSFではございません


[164] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/10/19(日) 00:39
クエンティン・タランティーノのデビュー作『レザボア・ドッグス』は、七人の侍ならぬ6人の強盗犯が繰り広げるクライム映画だ。演出やカメラワーク、劇中で使われている音楽など、とってもクールで、そしてスタイリッシュなのだ。
ただ、登場人物があまりにも淡々と死んでゆくので初めて観たときは少し面食らった。ラストシーンなどは、まるでドミノ倒しのように主要なキャラがパタパタ死ぬのだ。
しかし、よく考えてみれば死は唐突に訪れるものであり、あっけない死に様の裏側にこそリアルな生が躍動しているのかもしれない。

この作品には、リーダーを含め6人の対アンドロイド特殊部隊員が登場するが、彼らもまた、乱戦の最中にばったばったと小気味よく殉職してゆく。しかも裏切り者のアンドロイドが混じっていたりして、まさに仁義なき戦いの様相だ。
ストーリーもよく練られていて、私は不覚にも作者の術中にはまり、事件の黒幕を勝手に決めつけてしまっていた。後から真犯人を知ってヤラレタ〜と苦笑してしまったのだ。また、物語全編を通して降りしきる雨の描写が、ハードボイルドな雰囲気に拍車をかけている。モノレールの上から高層ビルの窓に飛び込むシーンなどは、ワイヤーアクションを駆使しても映像化できるかどうか……。
とにかく迫力満点の作品なのである。
ところで、この作者さんは随分と様々な銃火器に精通しているようだ。
もしかして、友達の友達がアルカイダだったりとか……ま、まさかね。


[181] RE:The Two Days Name:俊衛門 Date:2008/10/20(月) 10:10
最後までひきつけられる、アクションの連続がまたなんとも魅力的です。戦闘シーンは、ほとんど会話や心情をはさまないで、淡々と描写する。それこそが、戦場の空気なのだなと感じました。
特に松田が、清水を「守る」といったあとに「それが俺の仕事だ」と言う、それはまさに企業同士のいがみ合いから端を発した事件に対して、最後までドライに接しようとする戦士の心構え、そんな風に感じられます。お涙頂戴なハリウッドじゃ、松田と清水がなんか男女の関係になって……となるんでしょうが、実際にはそんなことはありえない。リアルな描写だなと感じました。

あんまりうまいこといえませんが、面白かったです。


[222] 返信 Name:李仁古 Date:2008/10/23(木) 08:42
卓紙幣先生

レビューありがとうございます!
「レザボア・ドッグス」は確かにクールでスタイリッシュな映画ですよね。
この作品もスタイリッシュな作品にしようと心掛けていました。隊員が次々に死んでいくのは僕の力では隊員全員を活躍させるのは困難だったからです。アンドロイドを混ぜたのも一応理由があるのですが、書ききれなかった。不覚です。
ストーリー練られてました? ありがとうございます! 最後のオチはギリギリまで練りました。うまくいってほっとしました。
雨の描写は一応「ブレードランナー」を意識したものです。それと作品全体に暗い感じをだしたかったからです。確かにモノレールのアクションは映像化にするのは困難でしょう。
銃器は個人的な趣味で書いてます。ですからそんな友達はいませんよ。
本当に嬉しいレビューをありがとうございました。


俊衛門先生

ひきつけられました? ありがとうございます! アクションに関しては作品のテンポを良くしようとした結果です。戦闘描写は無駄にセリフを入れてテンポを崩したくなかったからですよ。
今回は恋愛描写を入れなかったのはたんに時間がなくて忘れてただけです。でも入れなくて正解だったのでしょう。

本当に嬉しいレビューをありがとうございました。


[245] えらい長文の感想です。 Name:冬城カナエ Date:2008/10/24(金) 20:59
こんばんわ。
感想を書くために、二度読みました。
うるさい小姑みたいな意見しか書けなくて申し訳ないのですが、「感想は、思ったことを率直に書いて欲しい」とのことだったので、本当に率直に書きます。

全体的に、淡々とした描写で綴られていて。
わたしはこういう風に、登場人物の行動を描写していく書きかたはとても好きですので、好感です。

例えば……
> そう言って部屋を出た。清水は言われた通りドレスを脱いで着替え始めた。松田は眼鏡を外し、息を軽く吹きかけてからかけ直した。
……のところの描写なんかすごく好きですね(^^)。

実は、わたしが言うと意外かもしれませんが、わたくしそんなに銃火器に強い興味がなくてですね(笑)。銃なんか人が殺せれば何でもいい人なんですよね(笑)。
……なので、正直、銃火器描写が多すぎかなという感想は持ちました。
でも、銃火器が好きな人には、すごく嬉しい描写なんだろうなと思います。

あ、そうそう! 手榴弾を女の身体に押し付けて、そのまま拉致していくところはすごくいいですよね。
ここ、すごくカッコ良かったです。

ストーリー的には、松田を中心に回っていく感じで無駄がなくてイイなと思うんです。
が、登場人物が一気に登場しすぎて誰が誰だか覚えられないうちに話が進んでしまったのは、個人的にはちょっと残念です。
もう少し、それぞれのキャラクター(容貌以外のことで、ほんの少しの追加でいいので)を描いて欲しかったなあと、個人的には思います。

そして、ここからがうるさい小姑的コメントになります。辛口なんで、適時、無視してくださいね。

ざっくり指摘してしまうと、
「てにをは」の間違いが、冒頭の方に多いんです。
それが、もったいないです。

携帯電話でお書きだからかもしれないのですが、
うまく文章が通らないと、せっかく物語に入り込んでいた読者は、我に返ってしまうんです。
「あれ、これ誤字? どういう意味?」みたいな。
せっかく面白い話を書かれていても、
小さなミスで、大きなマイナスになってしまいます。
ぜひ、今後は気をつけてみるとよいかと思います。

例えば、
>会場は人で埋め尽くしていた。
とか、ですね。「会場は人で埋め尽くされていた」にすれば済むことだし。

また、清水の名前も、冒頭では恵ですが、途中で、梓に変わっているみたいです……。
ホント小姑な冬城で申し訳ないのですが、
こういうミスは本当に、もったいない。

えらい長文になってしまいましたが、
率直に思ったことを書かせていただきました。
今後のご活躍期待しております。
ではでは。失礼します。

p.s.わたしは、ほんのりだけでも恋愛描写が見たかったです(笑)。


[393] 感想 Name:天崎剣 Date:2009/01/25(日) 15:54
大変遅くなりましたが、やっと読み終えましたので感想を。……といいたいところなのですが、相変わらずの辛口なので、まず、これは一個人の感想であってすべて鵜呑みするべきではないが、こういった見方もある、と書いておきます。

この話のよいところは、ハードボイルドに徹しているところではないかと思います。
次々に出てくる銃器、武器に心躍る。女を守るため、裏切り者、正体のわからぬ敵と戦う男のかっこよさは前面に押し出されていますよね。
李さんはそういうアクションものの映画が好きみたいだし、展開もそういった方向だったので、「書きたいものを書いた」のではないかと推測します。
しかし、そうした中で、どうしても気になる点が出てしまうのが人間というもの。力を入れて書いたかもしれないと思える分、その部分はより目立ってしまうのです。

まず感じたのは、設定にこだわりすぎること。武器、銃器、車の細かい設定、解説は大変ありがたいのですが、とても詳しく書きすぎています。
詳しく書くというのは、描写の一つとして必要ではありますが、都度ダッシュ(―)を使って注釈を入れる必要はないのではと。地の文にさらっと入れるぐらいでよろしいのですが、どうも、こと銃の解説については丁寧すぎ、読んでいて逆につっかえてしまうのです。

本当に必要な描写は、登場人物の動きや微妙な表情の写り具合であり、武器の解説ではないのではないでしょうか。
例えば台詞の中に少し解説が入る(映画などで相手の武器の性能、強さを見て驚きおののく場面などでよく使いますよね)程度ならばよいのですが、どうも読んでいてとにかく銃器が前面に出ていてしまうので、その他の地の文の印象が薄くなってかないませんでした。

それから、登場人物がとにかく多すぎます。必要最低限、清水と松田の他にもう2,3人主要人物をおいて、後はフルネームなどいらないのではないかとさえ思ってしまいます。いちいち誰のフルネームがどうとか服装がどうとか、案外読者は気にしないものです。
それよりまず、徹底して人間らしい動き、思考を持たせることに重点を置いたら尚よくなるのではないかと思います。

アクションもなかなか派手ではありますけども、地図や図面を用いていないのではありませんか。アクションシーンで大切な人物配置、距離が掴めず、また、突如登場人物が現れるといった、不自然箇所も目立ちました。

読む人は書く人の頭の中覗けません。
どこでどのように立ち回りし、誰が誰の隣にいて、どのような表情でどのような動きをしているのか、文章だけで伝えなければなりません。これはなかなか難しいことです。

映画好きな李さんならわかると思うんですが、映画のシーンはめまぐるしく変わって、アクションも派手ですよね。それは、一瞬に目に飛び込んでくる情報が多いから出来ることなんですよ。
映画やドラマ、アニメなど、映像作品は画面いっぱいに使ってどんどんシーンを変える。目から飛び込む情報量の多さを生かしての演出です。

ところが、文章というやつはやっかいで、文章を理解し、脳で映像化させ、動かすという手間がどうしても出てしまいます。
そうした面倒な手間を経ているため、あまりにもぐるぐると場面が変わったり、あっという間に人が死んだりされると、読み手がついて行けないのです。

もっと、細かく丁寧な描写と、人物像の肉付けがあれば、この話は更によくなると思います。

人物にしても、性格がよくわからない、記号として登場人物を動かしているだけになってしまっていませんか。主要人物でさえ、その性格が伝わってきません。
画面を文章にするのではなく、人間を文で表現してみては。
そうすれば、事件の展開さえ違って、もっときれいに収束できたのではないでしょうか。

あとは、冬城さんもおっしゃってますが、「てにをは」と、誤変換を克服していただければ……。
これだけの話を携帯だけで書き上げるとは、何とも頭が下がりました。



  



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