<空想科学祭>レビュー・感想掲示板


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[4] ジャム・カレット・タイマ Name:ハジメ マコト HOME Date:2008/09/01(月) 00:50 [ 返信 ]
【タイトル】ジャム・カレット・タイマ
【あらすじ】「一年か一万年前に、僕の住んでいた都市は、滅びた」
鮮明な夢か、朦朧とした現実か。赤いウサギがあなたを誘う、終末的世界の寓話。
【URL】http://ncode.syosetu.com/n9758e/
【評価・感想】甘口辛口問いません。


[21] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/09/02(火) 21:26
詩的で抽象的な表現が多いので初めのうちは世界観をつかみづらいが、じっくり読み込むとかなり綿密に作り込まれたハジメ・マコト・ワールドが迫ってくる。
ある意味かなり病んだ世界だが、見方を変えると哲学的で深遠なテーマをしっかりと内包している。
兎の着ぐるみが一つのキーワードになっていて、それが妙にファンタジックな雰囲気を醸し出している。
夢のシーンが主人公の深層心理を象徴しているが、映像が浮かんできそうなほど鮮やかに表現されていて感心した。
ただ、登場人物がいつもヘビースモーカーなのが気になる。つい彼の健康状態が心配になってしまうのは私だけだろうか?


[30] レビューで ごじゃる。 Name:俺ンジャー Date:2008/09/04(木) 09:53
2度ほど読み返した。1度目は なかなか分からず読むのを断念しようかと悩んだが、読んでいくと不思議と世界に入れた。マジックかもしれない。
ファンタスティックな感ではあるが、思弁的小説(スペキュレイティブ・フィクション)の類ではないかと窺える。
ジャム・カレット(ゴムのような時間)ワールドに 飛び込んで じっくりと浸かってみては いかがだろうか。
都市を「勘違いしたテーマパーク」と表現したのが個人的には好きだった。


[34] RE:ジャム・カレット・タイマ Name:二九六 Date:2008/09/04(木) 19:29
出だしでバックするか、読み進めるか決まる作品のような気がする。
詩的な表現は、ともすれば肌に合う・合わないの要素が強いからである。
また、出てくる表現も詩的な物が多い。そういった表現をよしとするならば、是非とも勧めたい一作。


[95] RE:ジャム・カレット・タイマ Name:菅一 Date:2008/09/26(金) 23:03
これを読み終わった時、彫刻の描写があるにも関わらず、形の無い物語だと思いました。
物語は目の前に存在しているのに、見ることも掴むこともできない。
これを読んだ人の何人が「抽象すぎる」「理解不能」「読むのは無理だ」と思ったことでしょう。
でも「自分自身にとって時間とは何か? 記憶とは何か? 命とは何か?」と質問を受けた時、具体的に答えられないとしても、
多くの人がどういうものか理解しているのではないでしょうか。
三次元世界で生きる私たちが、形の無いものを理解するのは大変な事なのかもしれませんね。

「ジャム・カレット」の影響を受けている主人公の実際の年齢はいくつなのでしょうか?

「ジャム・カレット・タイマ」
副作用の強いものを読んでしまいました。
「ジャム・カレット・タイマ」が我が身から抜けるのはいつになることやら。
これを書いた作者に賞賛を送りたい気持ちでいっぱいです。

P.S.
過去レビューに「スペキュレイティブ・フィクション」があったので。

「スペキュレイティブ・フィクション」は、かなり昔からある表現技法の1つで、
文学以外でも使われているそうです。
SFの言葉が登場してから間も無く、
「サイエンス・フィクション」=「スペキュレイティブ・フィクション」ではないか?
と、たびたび世界で議論され、学生のころ私も答えを求められ考えた事があります。
みなさんは、どう思いますか?
ご興味ある方は「スペキュレイティブ・フィクション」に触れてみるのもいいかもしれませんね。


[104] 感想です Name:朱人 MAIL Date:2008/09/28(日) 21:21
これは哲学小説なのだと思う。内容は深く、そして、抽象的である。比喩表現に満ちあふれており、詩に近い小説でもある。個人的にはグレッグ・イーガンの「祈りの海」という作品を思い起こさせた。ただ、この作品の方がより文学的だと思う。詩的な表現にどっぷりと浸かる事ができた。

[279] RE:ジャム・カレット・タイマ Name:mintel Date:2008/10/26(日) 07:16
 一般受けはしないかもしれないが、美しい悪夢のような作品。非常に好き。
 映画「ドニー・ダーコ」が好きな方ならたぶん好きなはず。
 続編にあたる「アンビエント・ウォッチ」もお勧め。


[303] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/10/28(火) 01:40
幻想世界にぐっと引き込まれ、その曖昧な世界に浸ってしまいました。読ませる力のある文章だと思います。
しかしながらぼんやりと雲を掴むような表現の数々は、脳内変換で補っていかねばならず、読む人を選びそう。
それが何か、具体的には何もはっきりとしたものは見えてこない。だけど、読む人の心には映像と感覚として残ってくるものがある。
表現の幅、比喩の数々は見習いたいものがあり、ずんと心に来ました。


[376] 作者より Name:作者 Date:2008/11/02(日) 07:42
 墓穴を掘ってしまいそうなので、サラッと手短に、で申し訳ありません。
 恐れ多くも、「ベスト世界観賞」をいただき嬉しく思っています。
 この作品は、モノクロ世界に対抗するために詩的表現を使って少しでも色鮮やかにしよう、と苦戦した作品であります。作者なりに現実と夢想との曖昧な境界を描きました。一ページ目で文体に抵抗感を覚えましたら、どうぞ躊躇うことなく即バックしてやって下さい。
 レビュー、本当にありがとうございました。血肉にするよう、精進します。



  



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