<空想科学祭>レビュー・感想掲示板


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[399] 保守 Name:天崎 Date:2009/08/23(日) 09:03 [ 返信 ]
掲示板削除にならないための保守書込みです。

[400] RE:保守 Name:天崎 Date:2010/05/04(火) 14:17
保守

[401] RE:保守 Name:天崎 Date:2011/06/02(木) 07:15
保守

[402] RE:保守 Name:天崎 Date:2011/11/18(金) 09:53
保守書き込みです

[403] RE:保守 Name:天崎 Date:2012/11/15(木) 11:48
保守

[404] RE:保守 Name:天崎 Date:2013/11/13(水) 12:01
保守

[405] RE:保守 Name:天崎 Date:2014/11/11(火) 07:30
保守

[406] RE:保守 Name:天崎 Date:2015/11/09(月) 08:16
保守

[407] RE:保守 Name:天崎 Date:2016/11/06(日) 06:33
保守

[56] 夜狗-YAKU- Name:俊衛門 HOME Date:2008/09/13(土) 22:25 [ 返信 ]
【タイトル】夜狗-YAKU-
【あらすじ】
生命が解析され尽くされ、新たなテクノロジーが席巻する未来。一つの国の終焉とともに生まれた荒涼たるスラム、“中間街”で彼らは出会った。バイオの化け物を狩る女戦士と少女の物語。
【感想・批評】辛口甘口問いません。


[172] RE:夜狗-YAKU- Name:藤夜 要 Date:2008/10/19(日) 23:01
えぇと(-"-;A
SF鬼門の自分などがレビュ一発目を汚して申し訳ない、と思いつつ。
(すみません、レビューではなく感想文です)

銃撃戦のシーンを勉強したくて、という邪念まみれで読み始めた本作。
正直、もの凄い覚悟で読み始めたのですが。
(SF=頭脳明晰でないと読解出来ないと思っている為ついていけないと思っていました。あは)

一つの映画を見ている様で、何故か天崎さんの絵柄で映像が浮かぶ、そんなアニメちっくなイメージで拝読しました。
読み始めて3ページ目には、当初の邪念を忘れて没頭しておりました。

正直言って、専門知識的な部分が解らない無知なので、そういった部分は、どうしても説明部分があって読むのに時間を要しましたが、それだけに(という言い方は変ですが)アクションシーンに入って来ると、一層スピード感と臨場感が湧き立って、文字を追いつつ脳内では映像が鮮明に飛び交う作品でした。

これは、書き手視点なのか読者視点なのかわかりませんが、NEXTページへの誘導が巧い、というか、すごく気になるところで1頁が終わっている。
ついつい、「ここまで」と思いながらもNEXTボタンをクリックして、昼飯を作り損ねた自分がおりました。orz

脳みそがついていかない部分も正直ありましたが
(これは自分の無知の所為)
知識面、描写などの書き手としてのお手本という面、そして何より読者として、非常に「映像的」に楽しませてくれる作品だったと思います。

p.s.私信
今度是非またアクションや銃撃戦に関すること、いろいろご教授して下さいっ。><
って、お願いしちゃっていいんでしょうかね?(-"-;A


[218] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/10/22(水) 21:24
時々、無性にハードボイルド小説が読みたくなる。
まさかSF企画でこんなクールでスタイリッシュで、そしてクリミナルな作品が読めるとは思わなかった。

と言っても、根っこの部分は超がつくほど完璧なSF小説なのである。
空艦艇“ハチドリ”の描写から始まり、ナノカメラ、生体分子機械(バイオナノマシン)、ハッキングウィルス、生体内金庫、クローンetc……
>金属分子と蛋白質を結びつけた金属錯体
なんて言われても、私のようなSF素人には到底理解できない。
要するに本格的なのだ。

ところでこの作品、35万文字は凄すぎる。いま連載中の『監獄街』と遜色ないボリュームではないか……。
う〜ん……これを書き上げるエネルギーとは、いかほどのものか? まずは、そのバイタリティを賞賛したいのだ。

さて、定評のある戦闘シーンはやはり凄い。なかなか、こうは書けないと思う。
アクションを文章で表現するのは結構難しいのだ。
スピード感を重視すれば素っ気なくなるし、また綿密に表現すれば動きが鈍る。そのへんの兼ね合いを上手くコントロールしながら臨場感をもって伝えるという、極めて高いハードルを越えなければならないのだ。
サムライと呼ばれる体をいじくった人達の常識外れな挙動や、辛くも必殺の武器を駆使してそれらを葬り去る加奈やショウキたちの手に汗握るガンアクション。
これらが、抜群の迫力と手に汗握る緊張感となって読者に襲い掛かってくる。
加奈とウィドウの戦い、ショウキと疾人の戦いなどは、バイオレンスにテクノロジーを融合した、全未来型の超絶決闘シーンなのだ。
(ちなみに、私は、てっきり疾人は柳が倒すものとばかり思っていた。ようするにチャンバラを期待していたのだが……)

また、単なるバイオレンス作品ではなく、人種差別や幼児虐待といったテーマをさりげなく取り上げた社会派小説としての一面もうかがわせる。
>DNAのコードは都道府県ごとに設置されたデータベースに保管
などという設定は、あながち空想だけの産物とは言えない、そんな未来が本当に来るかもしれないのだ。
>法律は時に、人を寡黙にする
なんて言葉は、思わず「やるな!」と唸ってしまった。

作品中、格好いいキャラクターがたくさん出てくるが、個人的には、特警の紫田遼と京都報国同盟の柳弘明という御高齢コンビが好きだ。
「昔のぉ……なんちゅうたっけ、ホレ。ウィンなんとかて奴だったら使えるかもしれんな、紫田」
「ウィンドウズだろう」
「そう、それそれ」
このやり取りに、だれもが得も言われぬ虚脱感と同時に、ほっとするような頼もしさを感じてしまうだろう。
ぜひ将来、ああいうジジイになりたい、なんて本気で思ってしまった。

新伝龍三には、『ブラックレイン』に出演した松田優作のイメージがあったので、もっと活躍して欲しかった。
また、明蘭は、歳くってる割に、とってもラヴリーだ。
でも私は、個人的には清掃ロボットに作品栄誉賞をあげたいのだ。
ショウキに蹴られても、ポイ捨てされても健気にゴミを拾い集めるその姿は、真に環境保護の、いや世界平和の担い手であると、私は胸を張って主張できるのである。


[251] 感想のつもり Name:あゆみかん Date:2008/10/25(土) 15:33
面白い。本格派リアルハードアクションサイエンスフィクション……今、適当にそのあたりの言葉が浮かんできました(というかあまりいいのが出てこない 汗)。どうやらアクションの方に目が行きがちな気がしますが、自分ではその設定された世界観の方を凄いぞおおと見ています。
しかし失礼ながら。仕事諸々の傍らまだ途中までしか読めていなく、このペースだと今月中までに読破ができないだろうと見込めましたので、尚早ではありますが途中感想を少し書かせて頂きます。すみません。

リアル。塩基登録、環境建築。軍、政治、国家国民、主義、人権、そして特警。世界構築はSFにとって当たり前かもしれませんが実際に考えられるありとあらゆるものがよく練りこまれていて、さらに実際の地名が出てきたりするので仮想だけにとどまらず。その具合で長編という長さにもウンと頷いてしまいます。
リニアと空の便はどっちが早いとかついどうでもいい事なんですが現実的な事を考えてしまったりしてしまいつつ、なるほど、夜狗というのは特警というだけでなく××だから夜狗か、と(地名)。段々と謎解きをするみたいに楽しく読み進ませて頂いてます。
キャラに関しましては、加奈の『儀式』に惚れ惚れし、柳と柴田のちょこっとした会話でクスっと笑ってしまったりで。新伝龍三と鈴の存在にもこれからなんですが展開が楽しみです。
ああ仕込み杖。かっこいい。

面白いに超を付けたい所ですが、それは最後まで読みきってからにします(笑)。
執筆、お疲れ様でした。
ううむ、本格派SFとはこういうものだ(頷)。


[289] RE:夜狗-YAKU- Name:雪鈴るな HOME Date:2008/10/26(日) 23:35
普段の雪鈴は、「狗」係の話を好んで書き下ろします。
作品のジャンルは特に決まっておりませんが、「狗」なのでファンタジーかSFが多いかな。
そういう訳で、「夜狗-YAKU-」を見た時、雪鈴の脳内スイッチがONになりました。

もし「宿泊者の名簿、3秒以内に出せ」と言われたら、
「3秒以内は無理。出すからもう少し待って」
と言いながら、雪鈴は焦って間違えて別のノートを出してしまい、ブローニングで頭を撃ち抜かれているような気がします。(笑)

「加藤か」
 と加奈は、振向くことなく言った。
「へえ、凄いや。今オレの顔、見てないっすよね? 何でわかったんです?」
「強いて言えば……匂い、かな」
どんな匂いなのでしょう。雪鈴は知りたかったです。

培養だったり寝技だったりサイバーだったり、
あ! こんな所で祓ってる!?
と思いながら読ませて頂きました。
雪鈴的に言わせて頂くと、
「意表をつかれたというより、ファンタジーにならないように超能力・魔法以外のネタを各所に散りばめて、ギラギラいっぱいな文章だった」
です。

ネット小説ランキング1位(2008/10/26現在)。おめでとうございます!
今後のご活躍をお祈り申し上げます。


[293] RE:夜狗-YAKU- Name:一読者 Date:2008/10/27(月) 11:49
 技術は有ると思うが、僕には合わない作品。
 途中で読むのを止めてしまった、鬱になって。

[309] 感想 Name:四十万 Date:2008/10/28(火) 23:45
 良くも書いたり、という原稿用紙900枚オーバーの作品、今回この企画もっとも長い作品である。
 小説は長ければ良い、というものではない事は皆さんお分かりであろう。 処女作で赤い国の潜水艦亡命を描き一世を風靡した日本嫌いの米国のハイテクスリラー作家は、その後作品毎にどんどん長くなり、前後篇どころか5巻セットになった作品もあるようだ。
 筆は滑って行く。 自分の書くものが把握出来た、と作者が思うほどに。 単純な話だが、推敲しなくなるからである。
 ではこの作品はどうか? 確かに短くする要素は多分にある。 しかし、だ。 作者にとっては切り取るところがどこにも無いはずである。
 それほどこの作品には作者が全力を込めた“力”がある。 無論、殺戮シーンが苦手な方には読み通す事は不可能だろう。 読者を選ぶ作品なのは明らかである。 それを差し引いてもきちんとSFになっているし、物語を最後まで気を抜かずに“語って”もいる。 惜しいかなSFの科学的根拠に他のSF作品の香りがする部分が見られるが、それはそれ、プロの作品にも見られる現象なので多くは語るまい。 作者はプロを目指すという。 ぜひ頑張って貰いたい。


[315] RE:夜狗-YAKU- Name:藤村香穂里 Date:2008/10/29(水) 07:10
近未来と思われる背景。
ハチドリの描写と同時期に出てくるセブンスターやサントリーの表記に軽く違和感を思えました。
それを差し引いてもしっかりとした世界観で、面白く読み進んでいます。
アクションの場面は秀逸ですね。
難しい薀蓄は、理解できないのでストーリーを追っています。

お掃除ロボットがいい味を出していて、和みます。


[317] レビュー Name:流浪の剣士 Date:2008/10/29(水) 19:44
 レビューと言えるほど上手く書くことは出来ませんが、とりあえず感じたことを。

 読み始めてまず、その世界観に度肝を抜かれました。特に政治や社会性。決して空想の産物などではなく、十分あり得る世界。政治に関しては何とも言えませんが、“門の外の中間街”や格差社会の顕著化等、現在進行型の物事を、こうもリアルに書ききることができるのは素晴らしいと思います。

 “ハチドリ”や“キメラ”、“サムライ”等、科学的に疑問点のある技術も見受けられましたが、そこはSFと言うことですし、深くは突っ込まないでおきます。しかし、数多くのバイオテクノロジーを、あれほどまで細かく描写なさる筆力には、感服いたしました。難解な内容であるにも関わらず、頭の中に情景が浮かび上がる。素晴らしいと思います。

 また、多くの方々のおっしゃられるとおり、戦闘描写には全くもって大満足でした。前評判から戦闘描写が巧いと聞き及んでおりましたが、予想をはるかに上回っておりました。細かい描写が含まれるにも関わらず、戦闘スピードは毛ほども遅くはならない。人物の呼吸をつかむ描写により、手に汗握る格闘シーンが目の前に浮かびました。

 全体を通してのテーマである、生命倫理についての問題。少しばかりかじっているのですが、かなり難しいと感じてます。人工胚からのクローン技術に関しての問題はともかくとして、端末埋め込みによる人間的な自己アイデンティティの崩壊──蝙蝠病には、少なからず現実感を覚えました。今後、ドラッグデリバリーや人工義肢等が実用化されたとき、人間としての定義が曖昧になるのでは、と思います。そういった意味で、非常に興味深いテーマでした。

 俊衛門先生の今後のご活躍を、影ながら応援させていただきたいと思います。長文失礼しました。


[333] RE:夜狗-YAKU- Name:mintel Date:2008/10/30(木) 23:01
 非常に面白かった。
 長い割には読者を飽きさせない展開で、文章も読みやすい。戦闘・アクションシーンは秀逸。
 しかし、他のキャラは立っているのだが、ヒロインと少女のキャラが、特に序盤でいまいちなのが残念。彼女たちの心の結びつきが重要ならば、もうちょっと丁寧に描写してみてはいかがかと思う。
 ところで、意外と明蘭みたいなキャラは好きだった。やることはやる女ってのはいいなあ。


[383] レビュー・感想御礼 Name:俊衛門 Date:2008/11/02(日) 23:02
皆様、レビュー・感想ありがとうございました。

>藤夜要さん
一番最初にレビューしていただてありがとうございました。アニメっぽいですか、まあ確かに拙作はアニメ的な感じがするかもしれませんね。戦闘描写、いや自分が教えられることなんてないですよw
専門知識の取り扱いは、もっと気を使います。

>卓紙幣さん
ありがとうございます。自分は全作品読まれた卓紙さんのバイタリティを賞賛したいですw 新伝は、確かにちょっと噛ませ犬になってしまいましたね。そこは反省どころです。
実はあのロボットは、影の主役という噂ですw

>あゆみかんさん
どうもありがとうございます。世界観は確かに、苦労しました。テーマがぼやけてしまった感がありましたが、どうやらうまく誤魔化せてよかったです。あ、そういう話じゃないw
どうぞ、ゆっくり読んでください。

>雪鈴るなさん
ありがとうございました。匂い、はまあ読む人のご想像にお任せしているのですが説明した方がよかったですかね。ネタは、まあいろいろですが「ニューロマンサー」のネタが多いかもしれません。

NNRは、まあでもこれから下降する一方でしょうねw

>一読者さん
ううむ、やはりあいませんか。申し訳ないです。鬱になるよう仕向けたので、ある意味では成功ですが。

>四十万さん
実際に出版業界にいらしたのですね。非常に、ためになるコメント痛みいります。SFガジェットの扱い、確かに他のところから拝借というかパク(ry
……もっとオリジナリティあるものを書けるよう、精進します。どうもありがとうございました。

>藤村香穂里さん
セブンスターやらサントリーやら、実在の企業名や商標だすのはまずかったですかね。わりと他のSFだとありがちなので。ロボットは……まあ、あれが主人公でいいですw

>流浪の剣士さん
メッセもありがとうございました。戦闘シーンは、従来に比べて短かったのですがそれでも満足していただけたようで。疑似科学が混ざってしまったのは、まあ所詮自分にはハードSFは無理ということで。蝙蝠病については、やや説明不足だったかもしれませんが。ありがとうございました。

>mintelさん
うむ……確かに登場人物には感情移入できませんね。失敗でした。戦闘や世界観に無駄な労力かけるくらいなら、その辺をもっと描写すべきだったと反省しています。明蘭は、まあなんでしょうねえ。適当に書いたのですがw


[398] 感想 Name:天崎剣 Date:2009/03/28(土) 18:52
大変遅くなりました! やっと読み終えました!
途中まで書いた感想が全部消えたので、改めて書き直します(大泣き

この話を何で企画期間内に読み終わらなかったんだろうと激しく後悔してしまいました。ああ、でも、ものすごく勿体ない、勿体ない気がします。だって、本当に面白かったんですから。

物の見事なサイバーパンク、戦闘描写、あの短期間でこれほどの作品を仕上げてくるなんて、さすがとしか言いようがありません。
目の前に浮かび上がる戦慄した現場、加奈とショウキの息づかい、結末まで、息もつかせぬ勢いで、のめり込んでしまいました。
細胞だとか、改造だとかでわくわくする危険な人間なので、まさにツボです。が、ちょっと残酷すぎるかな。あ、でも人のこと言えませんね。

さて、あまり褒めすぎるのも何なので、気になった点をいくつか。
私はあまり本を読まないので(すみません)、どの本をどの程度参考にしただの、どの作品の影響を受けすぎだだの、そういう指摘は出来ません。素直に思ったことを書きます。

まず、言い回しがくどいところが気になりました。例えば接続詞や気に入った言い回しを何度も使ってしまう癖がどうしても出てしまう点です。これは推敲すれば直ると思うんですけど、無意識にやってしまうところなので、もしかしたら意識的に気をつけていった方がいいかも。
例えば「〜が言うに、〜は〜した」という箇所がかなり見受けられました。これは特徴的な文章ですよね。効果的に使えば引き立ちますが、頻発はその質を落とします。せっかくなので、こういう細かいところから見直してみてはどうでしょう。
更に読みやすい文章で読者の引き込みをはかることが出来ると思います。

前半の専門用語の解説が細かすぎるのもネックかもしれません。冒頭部分は物語に引き込むための大切な場所です。細かい説明はある程度にしておいて、十分に読者を惹き付ける要素をちりばめておくとよいかもしれません。
今その作品の世界に入り込みたいと思って読んでいても、高い壁をよじ登らなければ入れないと知ったら、途中で挫折してしまいますよね。緩い階段を少しずつ上るように、少しずつ必要な箇所で重要事項を小出しにしていく手法を身につけるとよいかもしれません。
とても難しいことですが、読者を最後まで付いてこさせないと、あの感動のラストが読んでもらえない、勿体ないことになっちゃうわけです。

心理描写も視点が定まらない箇所が少しですが垣間見えてしまいまして、今誰の気持ちだろうとか、誰の仕草なんだろうとか、迷ってしまいます。
定点カメラを登場人物の一人において、その人の位置から見えた物だけ描く、というのも一つの方法です。全員分の心の動きじゃなくて、仕草でその心理を描くわけです。
これも、書き慣れるまでは大変かもしれませんが、読者が置いてけぼりにならないためには必要かなと思いました。(私も昔言われたんですよ)

苦言と思わず聞いてくださればよいのですが、心理描写に比重を置きすぎて、背景描写が疎かになりがちだったのが残念ですかね。
戦闘シーンだとこれが生き生きして背景描写もつけてくる当たり、涙が出てきますが、日常シーンでも細かい描写は忘れずに。むしろ、ゆったりしたシーンほど、周りに見えてくる物も多いはずですし。こうなったら、衣類とかファッションなんて適当でもいいですから。イメージ掴める程度で。
会話が続くシーンとか、移動シーンとか、そういうとこで、「あれ、今どこにいるんだろう」と思うくらい描写が抜け落ちちゃうみたいです。

さて、加奈ですが、女性としては魅力に欠けるかもしれませんが、人間としては魅力的でした。
あの葛藤、涙、健気さは、女性でなければ見苦しいかな、とか。男でああいう設定だったら切り捨ててしまいたくなるので。私は、いいと思いましたよ。
ショウキとの関係も結構好きでしたね。最後はかわいそうだったけど。ああいう終わり方しかないのかなと思いました。多分、私でもそうするし。

よくもまあ、あれだけの人物を動かして、作戦や配置を考えて、その内部に見え隠れする影の勢力図やら社会現象やら盛り込んで書いたものだなと。
すごい。すごすぎます。
燃え尽きた気持ちがわかりました。

とにかく、お疲れ様でした!
書き直しされるとのことですが、そのときはまた読み直したいですね。


[127] ザ・ライダー・プール Name:じょーもん MAIL HOME Date:2008/10/12(日) 01:44 [ 返信 ]
キリッと短い短編を目指したものの、世界観を現在進行中の作品のモノを使ったがために、ふえるふえる。
「どこが短編なんじゃ!」と突っ込まれること必至の長さになってしまいました。

いつもは暗くて深刻な話になってしまうのですが、もうお祭りですから、楽しくエンタメを目指しました。
成功していればいいのですが、どうかなぁ。
読んでくださった皆さまに、少しでも面白かったと思っていただけたら、とても嬉しいです。

[134] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/10/13(月) 21:27
文字数が予想していたのより一桁多かったので面食らったが、面白かったので1日で読み切った。(ほぼ半日かかったが……)
作品の完成度は高く、作者の持つエンターテイメント性も遺憾なく発揮されていて、胸を張ってお薦めできる内容だ。
まず着想が豊かというか、どうやったらこんなストーリーが思いつくのか? と感心してしまう。
また、プロットがよく出来ていて、ところどころ1人称の視点を巧みに変えながら、キャラクター1人1人をその人生の背景まで深く掘り下げている。
とくに、緊急事態になると燃える高柳、突っ込み野郎の霧島、情報収集偏執狂の斉藤という際立った個性のキャラクターが協力して困難に立ち向かうというワクワクさせるような設定は、浅田次郎の『きんぴか』を彷彿させる。加悦とジョーの新人コンビもアンドロイドでありながら人間味あふれる愛すべきキャラクターであるし、ザキおねえさんとパンピー柏木の励まし合いながらのマッチョな掛け合いも微笑ましい。
表現力も豊かで、無重力になったライダープールでの描写などは、想像力だけでここまで書けるのか! と唸らざるをえない。
SF的な設定も緻密でかつユーモアがあり、ジョーが足方向に飛ぶ説明などは吹き出してしまった。
崇、美咲、遊星とその親たちの悲哀と愛情がこもった物語は、男性作家には書くのが難しいほどメンタリティに溢れ、作者の筆力が何やら羨ましく思えてため息が出た。
ちょっと気になったのは、カッコの多さで、もちろん効果的な使われ方をしてはいるが、あまり多用すると読んでいて疲れる。あと、誤字はかなりあった。暇な折にでも修正してほしい。


[135] RE:ザ・ライダー・プール Name:じょーもん MAIL HOME Date:2008/10/13(月) 22:39
ご評価ありがとうございました。
誤字……やばい。
時間が足りなくて、校正していないのがバレてしまいました。
早々に読み直しをしたいと思います。
ありがとうございました。m(__)m

[332] RE:ザ・ライダー・プール Name:mintel Date:2008/10/30(木) 22:50
 非常に面白かった。
 緊急事態を扱った作品なのに、どこかしらほのぼののほほんとした雰囲気なのはそれを狙ってのことと思う。が、掴みが弱い。人によっては読み進めようと思わないかもしれない。
 それから無駄かなと思われる部分が散見される。三人称で問題ないと思われる、タカさんパートの一人称もなぜなのか、作者の意図がわからない。
 しかし、人間ドラマとしては秀逸だと思う。


[336] RE:ザ・ライダー・プール Name:じょーもん Date:2008/10/30(木) 23:31
 掴みが弱いと言われると、「そうなんです!っ、病気の直し方教えてくださいっ」と言いたくなります。本当に書きたいシーンや書きたいどこかに、どうやって一気に持っていけるのかは課題の部分です。よく面白いと思えるまでに時間が掛かりすぎるというお叱りはちょうだいいたします。
 無駄に長いという御指摘についてはその通り! 商業目的で書いていませんので、書きたいシーンを書きたいだけ書いております。もっと短くしろと文句を言いながら、グイン・サーガ(栗本薫著)に20年超過でリアルタイムに付き合ってしまうような人間ですのでごめんなさいっ。今回は企画締め切りに間に合わせるように後半削りまくりましたので、逆に書き切れてないというか、なんというか。
 高柳がなぜ一人称か。ゴールデン・クルーの残り二人、斉藤と飛竜の一人称が混ざっていく3部作にしようっつーしょがもない野心の所為です。
 仕事も忙しく、ほかにも中途半端にほっぽってる作品に戻ろうかと思ってますので、いつとっかかれるかは全くもって不明ですが、たしかにこの作品に付いてみれば意味がない‥‥デスネ。

[343] 感想・・・まではいかない Name:四十万 Date:2008/10/31(金) 01:15
残念だが、期限内に読み切れない。
でも、関係なく読んで行くつもりである。面白い、昔のSF(日本)を読んでいるような・・・ただし、この内容ではもう少し短くてもよかったのではないだろうか?


[360] RE:ザ・ライダー・プール Name:俊衛門 Date:2008/10/31(金) 21:00
長さを感じさせない、味のある話でした。まず、全編に散りばめられた科学的考証の確かさがすごいです。あまり物理とかは得意じゃない、というか思いっきり専門外なんですが……そんな自分でも、プールの臨場感が伝わる、確かな描写を感じました。

登場人物もまた魅力的ですねえ。タカさんと歩の掛けあいには笑いました。緊迫したシーンに、ちょっとこういうやり取りが入ると丁度いい息抜きになります。気になったのは、別にタカさんだけ一人称にする必要なかったかもしれないなと感じましたが、まあそうした諸々を差っ引いても面白かったです。


[397] 感想 Name:天崎剣 Date:2009/03/15(日) 17:44
大変遅くなりました!
さて、感想です。

いったい、この伏線はどこで回収させるつもりなんだろう、と思うくらい最初に色々とちりばめられていて、いろんな意味でドキドキしましたが、なるほど、上手く纏まっていました。この辺は、書き慣れているか否かによるのでしょうね。
ただ、もう少し纏められたかな、と思う箇所もあって、……その辺は、好みの問題だと思うので、さておき。面白かったです。
一人称と三人称がコロコロと変わり、更に一人称もタカさんだけじゃなく数人入れ替わり立ち替わりだったので面食らいました。WEBだと、こういう手法はわかりづらいと毛嫌いされがちらしいです。(私も以前使っていたのですけど)

もしかしたら、それほど重要でないんじゃないかと思われる出来事が後で最重要になるという構成は、上手い! と唸りましたね。
特に、子供たち。最初の登場から、次の登場(もしかしたら子供たちが危ないかもしれないというあたり)までが長く、どうしてこんな風に間延びしちゃったんだろうと思いましたが、その間に書きたいことが山積みだったんだなぁとじょーもんさんの心境を思い浮かべながら読んでました。やたらと戦隊ものがでてくるので、これは何に使うんだろうと思ったら! 必要ですね、必要に違いない、そう思わせてくれる。

登場人物の魅力は、皆さんが語っているとおりで、目の前にいたとしたら惚れてしまいそうなメンツばかりだったと思います。上手いなぁ。
キャラクターがこれだけ出てきているのに、誰一人「死んでない」。生か死か、ではなく、キャラクターとして生き生きしている、と言う意味ですよ。
最後のオチも決まっていて、これはもう、読了後にさっぱり出来る、最高の話だと思いました。お見事!


[14] 閉ざされた虚構の不協和音 Name:早村友裕 HOME Date:2008/09/01(月) 21:41 [ 返信 ]
【あらすじ】
23世紀くらいの未来に、10年前の情報危機によって閉ざされた世界「虚構(タチェット)」に迷子が取り残される。その迷子を回収する責を負った二人の少年が、再び訪れた世界の危機に立ち向かう感じの話です。


感想・評価は甘口辛口、どのようなものでもかまいません。
SF初挑戦なので隅っこでこっそりやってます。


[116] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/10/05(日) 19:09
丹念に作り込まれたSF的世界観に、わくわくするようなエンターテイメント性をからめた見事な作品だ。
じっくり語られるディティールの緻密さに反して、全体的にスピード感があり、作者の並ならぬ力量がうかがえる。
読み始め、美少年ばかり登場するヤワな物語かなと思っていたが、怒濤のごとく展開するストーリーにぐいぐい引き込まれた。とくに、アルトパルランテ本社での戦闘は圧巻で、シンとハルカの一騎打ちは、まるで西部劇の決闘シーンみたいだ。
”ゼロ”がコウではなくセイだったというストーリー上のどんでん返しにはヤラレターと思ったが、マコトの訓読みという仕掛けを知ってなるほどと感心した。
エンディングもきれいにきまっている。
賞賛したい。


[149] RE:閉ざされた虚構の不協和音 Name:早村友裕 Date:2008/10/17(金) 01:08
レビューに返信するものなのかはわかりませんが、嬉しかったので。
しかもかなり時期を外していますが。

>卓紙幣さま
嬉しいお言葉、ありがとうございます!
SFに関する知識がない状態で書き始めたので、説明文の入れ具合が分からず……何とか伝わったようで、幸いです。
なんというか、終始褒め殺しなんですが、あの、自分、褒められ慣れていないもので非常に戸惑っています(汗
とにかく嬉しいです。本当にありがとうございます。


余談ですが、自分は卓紙幣さまの「れびゅー」の秘かなファンです(←宣言した時点で秘かじゃないんですが……笑)
どの作品も読みたくなります。不思議。
こっそりとれびゅーも楽しみにしています。

[182] RE:閉ざされた虚構の不協和音 Name:俊衛門 Date:2008/10/20(月) 10:18
2日かけて、読ませていただきました。

分類では未来SFとなっていましたが、これって完璧にサイバーパンクですよね? 正統派であって、かつ作者様独自のテクノロジーと世界観に彩られていて、まったく飽きることなく読めました。結構難しめな理論がちりばめられていましたが、それも苦にならないほどに。

セイとコウのような相棒、魅力的ですね。なんというか、互いを信頼している空気感がよく描けているなと感じました。それと、世界観。ああいう、「〜パンク」的な世界って読者にわからせるのって大変なんだと思いますがそれもすんなり、理解できてさすがと唸らされました。
最後の最後で実は……というくだりもエンターテイメントとしては最高の手法だと思います。というかまさか彼が……いや、ネタバレになるからよしましょうか。というか、上でもう述べていらっしゃいますがw

ともかく、単純に面白かったです。


[203] れすです。 Name:早村友裕 Date:2008/10/21(火) 03:43
>俊衛門さま
二日間もかけさせて申し訳ないデス……
ジャンルはなんか適当に選んだっぽいです。すみません!! しかも正統派でしたか。いやはや。

頭を使わず楽しめるお話(←SFというジャンル上、今回に限っては無茶でしたが・汗)を書くのが常に至上命題なので、楽しんでいただければ幸いです。本当に嬉しいです。
ありがとうございます!

私信ですが、武道同盟はぜひ参加者を募ってみたいですね……(笑

[228] RE:閉ざされた虚構の不協和音 Name:mintel Date:2008/10/23(木) 18:05
 美少年と美青年がわらわらで、腐ってる人は必見。特にクライマックスはちょっとエロいと微妙に腐ってる私は思いました(笑)
 とはいえ、美少女もいるし、設定や戦闘シーンなどは男性が読んでも十分面白い作品。


[236] 感想 Name:藤村香穂里 Date:2008/10/23(木) 23:22
最初は、自分がSF自体を読みなれていないため、世界観を理解するのに時間がかかってしまいました。
二文字の名前で混乱してしまったり。
でも文章がわかりやすいので、読み始めるとさくさくいけました。
迷子を回収すると言う設定が面白いですね。
そして、登場事物がファッショナブル。
後半部分、特にラストの部分でのどんでんがえしにゾクゾクきました。
面白かったです!


[240] れすです。 Name:早村友裕 Date:2008/10/24(金) 10:04
>mintelさま
書いてる間は全くそういうつもりがなかったのですが、読み返してみるとなんかそんな感じでした(汗
自分にそういう趣味はないと思っていたのですが……素養があるんでしょうか(笑
レビュー、ありがとうございます。

>藤村香穂里さま
面倒な説明を読んでくださってありがとうございます。二文字の名前は、作者も書きながら間違えてました。セイとコウが逆になっていて、あとから書きなおした部分も多いです(汗)
マンガをイメージしながら書いたので、ビジュアル面は気を使いました。読みやすくを心掛けているので、分かりやすいと言っていただけて非常に嬉しいです。
ありがとうございます!

[337] 感想 Name:四十万 Date:2008/10/30(木) 23:40
残り時間が少ない(祭りも終わる)ので、短めにラストスパートと行きたい。

 この作者はギブスンを読んでいるだろうか? もしスプロールシリーズ、いやニューロマンサー(そういえば今回、この作品に敬意を表して題名を捩った作者もいたが)すら読んでいないとすれば、ウォシャウスキーやコウカクやアキラは見ているだろうから、その影響力は凄い、ということになる。
 今やSFは(少々黴臭くなったとはいえ)サイバーパンク(スペース)全盛である。 だからこういう上出来の物語が出て来ても、どうしても手垢に塗れた気がしてしまう。 私がサイバースペース(電脳世界)好きだからかも知れないが。 

 本当に読んでないよね?・・・もし読んでいるのなら、実はがっかりだったりするが。


[357] れすです。 Name:早村友裕 Date:2008/10/31(金) 15:24
>四十万さま
 感想、ありがとうございます。
 残念ながらギブスンの名を知ったのは今回の企画において他作品のレビューを読んだ時で、ニューロマンサーが何たるかを知ったのは今ググったからです(←現代っ子です)。あらすじを読んで、感想の意味をなんとなく理解しました(汗
 レビューを読むたび、みなさまのSFに関する知識に圧倒されます。
 普段はファンタジーばかり読んでファンタジーばかり書いているもので、↑のカタカナ語がひとつもわからず全部調べたのですが、コウカクだけは検索しても分かりませんでした……甲殻機動隊の略称でしょうか? 本当に無知ですみません。
 せっかくの機会にSFに手を出してみたいと思っています。ニューロマンサーもこれから読んでみます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

[396] 感想 Name:天崎剣 Date:2009/03/15(日) 17:25
大変遅くなりましたが、読み終えましたので感想をば。

構成、アイディア、世界観、なるほど圧倒されました。強烈なサイバーパンクだと思います。
そして、読みやすい文章、これが何よりも魅力的だと感じました。
世界観を訴えるにはなかなか難しい題材ではなかったかと思いますが、冒頭からすっと入り込めるあたりは、なるほど、書き慣れていらっしゃると感じました。
カタカナ名の愛称と二つ名、衣装や装飾品などファッションセンスもなかなか。その容姿を想像するだけでわくわくしてくるくらい、素敵な人物がどっさり登場してきて、やられましたね。

これだけ凝っているのに、ちょっと残念だったのは、タチェット内ではどのように見えているのか、感覚として接することしかできない世界なのか、ちょっとわからなかったこと。タチェット内での戦闘シーンで武器を具現化する箇所があったところから、確実にそこにも物や色があると思われるのですが、(そして電脳空間での社会生活が営まれている点からしても)色だとか、光だとか、そういう物の描写が少ないような気がしました。
自分の中ではわかっていても、と言うところが、私もそうなのですけど、どうしても抜け落ちてしまいがちです。
戦闘シーンや会話に重点を置くとどうしてもおざなりになりがちな背景描写ですが、読者に情報を与え、臨場感を出すためには必要なものだと思います。この点、もう少し書き込んでいたらもっとよかったのに、と思わずにはいられません。

終盤の見事な伏線回収は、読んでいて満足でした。そして、終わり方も。
上手いですね。うん、お見事!


[8] REV Name:神宮寺飛鳥 HOME Date:2008/09/01(月) 02:36 [ 返信 ]
【タイトル】REV
【あらすじ】舞台は地球文明が滅びかけた世界。生き残った人類が暮らすドーム型都市と、そこから出たいと夢見る少年、それと地球再興を目指す人々のお話。
【URL】http://ncode.syosetu.com/n9775e/

もうね、何でもござれって事ですよ。


[73] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/09/17(水) 19:18
個人的な見解だが、プロとアマの決定的な違いは読みやすさにあると思う。プロが書いたものって読みやすいのだ。この小説を初めて読んだとき、その読みやすさに驚いた。10万文字を超える作品なのに、あっというまに読み切った。流石である……。人間になりたいアンドロイドの少女やOZという社名から『オズの魔法使い』のオマージュ的な内容かな? と思ったが、作り込まれたストーリーや世界観は正統派のSFだ。設定が奥深いのに会話がぶっ飛んでいて、読んでいて飽きない。ゴジラやウルトラマンなど、ヒーロー最大のピンチは、自分の偽物と戦うことであるが、2体目のレヴィアンクロウが出てきたとき「遂に来たか!」と思わず身構えてしまった。クライマックスはタイムパラドックスの要素があり意外だったが、予想していた通り気持ちの良い終わり方だった。

[80] RE:REV Name:藤村香穂里 HOME Date:2008/09/22(月) 21:25
17話一気読みしてしまいました。
あれだけ分量があるにもかかわらず、読みやすい。
話の流れに無駄がなくて、的確な描写に脳内映像が流れて行きました。
締めも綺麗にまとまっていました。
上手く感想が書けないのですが……。
面白かったです!


[331] RE:REV Name:mintel Date:2008/10/30(木) 22:49
 よい意味でも悪い意味でもライトノベル。
 話の進め方が強引かなと思われるところもあるが、読みやすく、テーマも明確でわかりやすい。
 読後感のよい作品。


[346] 感想 Name:四十万 Date:2008/10/31(金) 02:13
 物語が長編となるには理由がある。 作者が言いたいことをあれもこれもと、次から次へと繰り拡げたのならば、それは必然として長編化する。 また、枝葉の如くサイドストーリー好きの作者の手になれば、世界観を示すだけで軽く1万語を費やすことになる。
 読み進める読者が長編を紐解くとき、こうした要素は邪魔となることが多い。 長編が、その物語が、それに見合った膨大な字数が、全て納得の行く完成形へと収束して行く、それを見届ける時間と耐力、それが備わった読者だけがゴールを見るのである。

 長々と自説を垂れてしまったが、では、この作品はどうか?
 これは作者が“饒筆”なる故の長編である。 単純に書くのが好き、そういう人とお見受けする。
 この場合、作品は同じ場所でカラ滑りし、ちっとも前に進みやしない、などということが起こる場合が多い。 しかし、この作品はきちんと前に進んで行った。 悲しいかな、3,4作品同時に読み進めたので、内容があまり残らなかった。 だが、それこそが本作の強さであり弱さだ、と思う。
 軽い読み物、として、雑誌感覚、で読み飛ばして行く。 どうもそういう色合いの作品なのだ。
 その意味でSFオペラと呼べる作品かも知れない。


[395] 感想 Name:天崎剣 Date:2009/02/22(日) 00:52
最初に書いた感想が全部消えたというのは内緒です(遠い目

さて、感想です。
書き出し、締め方、キャラ作り、どれをとっても「書き慣れている」という言葉がそっくり当てはまる、見事なライトノベル。キャラ先行型とはいえ、言いたいことも書きたいことも全部書いたぞ、と言う達成感がびしびし感じられます。
もうちょっとゆっくり連載してたら、もしかしてかなり票数が入ったかも、と思わずにはいられません。

キャラを押し出した小説は、簡単なようで難しいんですよね。やり過ぎるとキャラが暴走しちゃうし。かといって、設定生かせないと意味ないし。
そこからすると、レヴィはいいキャラだったと思います。頭の中で常に水無月すうの萌え絵が浮かびまくりでした。(あんな感じに違いない)
随所に挿絵が欲しい、と思ってしまったのは、もしかして逆に細かい背景の描写がなかったからかも知れません。一人称で描写ってのは結構難しいですからね。描写しようとしないで、自然に描写できていたら最高なんでしょうけど、そこまで求めるのは贅沢かも知れませんね。

萌えといえば、マリーですが、登場から結末まで、性格とキャラが変わりすぎていたのが残念です。最初に決めた設定のままで最後まで押し通して欲しかった。
黒い部分が見えるとキャラが変わるのは、もしかしたら狙ってやったのかも知れませんが、少し不自然でした。設定が空回りしている、というのが適当かも知れません。
人物関係にも多少無理があり、「ご都合主義」と言う言葉が頭をかすめます。絡むのはいいけど、伏線を張ったとはいえ唐突すぎる場面が多々。
それもこれも、ラノベだと思えばスルーできちゃうのが不思議ですが。

この話の最大の見せ場である14話〜ラストまで、急に背景描写が減ってしまい、戦闘シーンなどがぞんざいになってしまったのが気になるところ。細かい戦闘の様子までは書く必要がないとはいえ、いったいあの2体がどのように戦っているのか、殆どわからないのは面白味に欠けます。
戦っている舞台がどこなのか、そこに物があるとしたら戦闘の影響を多少なりとも受けないのか。何かに衝突した、衝撃で大破した、など具体的に付け加えると更に戦闘の激しさを伝えることが出来たのではないでしょうか。
戦闘好きからしたら、その辺勿体なかったですね。(もちろん、戦闘が主題ではないので、そこに力を入れすぎる必要はないのですが)

急いで更新していたのか、誤字や誤変換も目立ちました。(全角半角の混在など)お暇なときでも直していただけるとありがたいなーと、希望を書いておきます。

それにしても、面白かった。読了感のよい話をありがとうございました!


[109] 偽りの世界 Name:testrip HOME Date:2008/10/01(水) 21:15 [ 返信 ]
【タイトル】偽りの世界
【作者】testrip
【URL】 http://ncode.syosetu.com/n1875f/
【あらすじ】世界の下では全てが平等に扱われる。それ故の罪のお話。ディストピアになってたらいいな、SFになってたらいいな、な作品です。
【感評の甘口/辛口】どちらでも構わないです。


[124] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/10/09(木) 19:27
少女たちの恋がいつも悲しい結末を迎えるのは何故だろう? 人間とアンドロイドとの許されざる恋だからか?
いや違う……。作者は、きっと悲恋物語の中にこそ純粋で美しい本当のガールズラブが存在すると考えたのだろう。あくまでも無邪気なシャールラッハと、ムリによそよそしく振る舞うハーリーの切ないほどピュアな心の奥には、抑圧され秘められた恋心の激しさが隠されているのだ。
ところで、ディストピアをテーマにしているが、その描き出された世界は、一見殺伐としながらも妙に幻想的である。ひょっとしたら、この世界の果てまで旅をしたなら、2人の少女が幸せに暮らせるようなユートピアが存在するのでは? そんな幻想を抱きながら、もう少し作品の余韻にひたっていたい……。


[160] 感想 Name:四十万 Date:2008/10/18(土) 20:17
 
 穴。人。何か。それとも、誰か。彼女以外人はいない、という。

 解釈としては先にレビューを書いておられる卓氏の見解が一般的と思える。が、仕掛けは単純そうでいて狡猾で、読者の想像力を刺激する要素をリフレイン効果で散りばめている。
 SF好きはこういうパズルが好きなのだ。その意味で平滑なストーリーでありながら印象に残る作品であろう。
 ちなみにGLとはこんなもんではない(笑)


[214] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/10/22(水) 05:19
うー、描写不足が勿体無い。世界観を出し切れていないような気がします。
彼女らの仕草を文章は追うけれど、その心理は明らかにならないし、周りに誰かがいるようなそぶりはみせても、彼女らしかいないという文言が付いて回る。
ぼんやりとした世界で、彼女らが何者であるかどんな関係か、彼女らの行く先にある穴とは何か、読者までなかなか届きにくいですね。何か一つでもはっきりとしていたならまた、受け取り方も変わってきたのではないかと思いました。
あらすじにある「罪」についても、作中でしっかりと語られていないので、消化不良を起こしてしまいます。
掌編は短い中で全て出し切らなければならない分野です。何か事象を切り取るか、さもなくば全て切り捨て詩の様に紡ぐか。この話であれば、描写を足して短編まで長さを引き伸ばした方がより世界観を読者に向けて発信できるのではないかと思いました。


[223] RE:偽りの世界 Name:俊衛門 Date:2008/10/23(木) 12:45
GLって、読んだことないので最初は身構えてしまいましたがw

二人の少女の会話や仕草がダークで物悲しさを演出していて、なんというかそれだけで作品の雰囲気に酔うことができました。が、やはり惜しむらくは世界観が、輪郭を伴わないものになっているような気がしますね。もう少し字数増やして、せめてこの二人がどういう状況に置かれているのかを描写したら尚よいかと思いました。


[394] RE:偽りの世界 Name:testrip Date:2009/02/11(水) 14:06
感想御礼
>卓紙幣さん
「抑圧され秘められた恋心の激しさ」これこそがガールズラブだと思っています。
伝わっていたようで嬉しい限りです。
感想ありがとうございました。

>四十万さん
リフレインについては、自分的にはしつこすぎたような気もしたのですが。想像力が刺激される結果がもたらせたようで嬉しいです。
「印象に残る」作者冥利に尽きます。
「ちなみにGLとはこんなもんではない(笑)」……温すぎましたか…っ!orz
GLをより極めていきたいと思います。感想ありがとうございました。

>天崎剣さん
説明口調をあまり出したく無い。客観的な視点で、周囲の雰囲気等で読者の方々を物語に引き込む事は出来ないのかと思い、書いた次第ではあるのですが……。
如何せん抽象的すぎるものとなってしまいました。SFには完敗です。
「罪」についても同じで、具体的に書く事を避けた結果の惨敗。此処でその解釈を説くのはお門違いなのでやめておきます。
SFリベンジは随分と先になると思いますが、次こそ読者の方を物語に引き込みたいものです。
感想ありがとうございました。

>俊衛門さん
初GLですか、何だか光栄です(笑
ゆるめのGLだったので、大丈夫だったようでよかったです。
やはり課題は、世界観にはっきりと輪郭を持たせるという基本ですね。出直してきます。
感想ありがとうございました。

御礼が大変遅れて申し訳無いです。皆さんの作品への感想が出来なかった事を、この場で謝罪します。

最後になりましたが、この企画に参加させていただいて、本当に楽しかったです。
では、失礼します。


[146] The Two Days Name:李仁古 HOME Date:2008/10/16(木) 00:06 [ 返信 ]
 タイトル
 The Two Days

 作品URL
 http://ncode.syosetu.com/n2863f/

 ひとこと
 注意 これはSFではございません


[164] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/10/19(日) 00:39
クエンティン・タランティーノのデビュー作『レザボア・ドッグス』は、七人の侍ならぬ6人の強盗犯が繰り広げるクライム映画だ。演出やカメラワーク、劇中で使われている音楽など、とってもクールで、そしてスタイリッシュなのだ。
ただ、登場人物があまりにも淡々と死んでゆくので初めて観たときは少し面食らった。ラストシーンなどは、まるでドミノ倒しのように主要なキャラがパタパタ死ぬのだ。
しかし、よく考えてみれば死は唐突に訪れるものであり、あっけない死に様の裏側にこそリアルな生が躍動しているのかもしれない。

この作品には、リーダーを含め6人の対アンドロイド特殊部隊員が登場するが、彼らもまた、乱戦の最中にばったばったと小気味よく殉職してゆく。しかも裏切り者のアンドロイドが混じっていたりして、まさに仁義なき戦いの様相だ。
ストーリーもよく練られていて、私は不覚にも作者の術中にはまり、事件の黒幕を勝手に決めつけてしまっていた。後から真犯人を知ってヤラレタ〜と苦笑してしまったのだ。また、物語全編を通して降りしきる雨の描写が、ハードボイルドな雰囲気に拍車をかけている。モノレールの上から高層ビルの窓に飛び込むシーンなどは、ワイヤーアクションを駆使しても映像化できるかどうか……。
とにかく迫力満点の作品なのである。
ところで、この作者さんは随分と様々な銃火器に精通しているようだ。
もしかして、友達の友達がアルカイダだったりとか……ま、まさかね。


[181] RE:The Two Days Name:俊衛門 Date:2008/10/20(月) 10:10
最後までひきつけられる、アクションの連続がまたなんとも魅力的です。戦闘シーンは、ほとんど会話や心情をはさまないで、淡々と描写する。それこそが、戦場の空気なのだなと感じました。
特に松田が、清水を「守る」といったあとに「それが俺の仕事だ」と言う、それはまさに企業同士のいがみ合いから端を発した事件に対して、最後までドライに接しようとする戦士の心構え、そんな風に感じられます。お涙頂戴なハリウッドじゃ、松田と清水がなんか男女の関係になって……となるんでしょうが、実際にはそんなことはありえない。リアルな描写だなと感じました。

あんまりうまいこといえませんが、面白かったです。


[222] 返信 Name:李仁古 Date:2008/10/23(木) 08:42
卓紙幣先生

レビューありがとうございます!
「レザボア・ドッグス」は確かにクールでスタイリッシュな映画ですよね。
この作品もスタイリッシュな作品にしようと心掛けていました。隊員が次々に死んでいくのは僕の力では隊員全員を活躍させるのは困難だったからです。アンドロイドを混ぜたのも一応理由があるのですが、書ききれなかった。不覚です。
ストーリー練られてました? ありがとうございます! 最後のオチはギリギリまで練りました。うまくいってほっとしました。
雨の描写は一応「ブレードランナー」を意識したものです。それと作品全体に暗い感じをだしたかったからです。確かにモノレールのアクションは映像化にするのは困難でしょう。
銃器は個人的な趣味で書いてます。ですからそんな友達はいませんよ。
本当に嬉しいレビューをありがとうございました。


俊衛門先生

ひきつけられました? ありがとうございます! アクションに関しては作品のテンポを良くしようとした結果です。戦闘描写は無駄にセリフを入れてテンポを崩したくなかったからですよ。
今回は恋愛描写を入れなかったのはたんに時間がなくて忘れてただけです。でも入れなくて正解だったのでしょう。

本当に嬉しいレビューをありがとうございました。


[245] えらい長文の感想です。 Name:冬城カナエ Date:2008/10/24(金) 20:59
こんばんわ。
感想を書くために、二度読みました。
うるさい小姑みたいな意見しか書けなくて申し訳ないのですが、「感想は、思ったことを率直に書いて欲しい」とのことだったので、本当に率直に書きます。

全体的に、淡々とした描写で綴られていて。
わたしはこういう風に、登場人物の行動を描写していく書きかたはとても好きですので、好感です。

例えば……
> そう言って部屋を出た。清水は言われた通りドレスを脱いで着替え始めた。松田は眼鏡を外し、息を軽く吹きかけてからかけ直した。
……のところの描写なんかすごく好きですね(^^)。

実は、わたしが言うと意外かもしれませんが、わたくしそんなに銃火器に強い興味がなくてですね(笑)。銃なんか人が殺せれば何でもいい人なんですよね(笑)。
……なので、正直、銃火器描写が多すぎかなという感想は持ちました。
でも、銃火器が好きな人には、すごく嬉しい描写なんだろうなと思います。

あ、そうそう! 手榴弾を女の身体に押し付けて、そのまま拉致していくところはすごくいいですよね。
ここ、すごくカッコ良かったです。

ストーリー的には、松田を中心に回っていく感じで無駄がなくてイイなと思うんです。
が、登場人物が一気に登場しすぎて誰が誰だか覚えられないうちに話が進んでしまったのは、個人的にはちょっと残念です。
もう少し、それぞれのキャラクター(容貌以外のことで、ほんの少しの追加でいいので)を描いて欲しかったなあと、個人的には思います。

そして、ここからがうるさい小姑的コメントになります。辛口なんで、適時、無視してくださいね。

ざっくり指摘してしまうと、
「てにをは」の間違いが、冒頭の方に多いんです。
それが、もったいないです。

携帯電話でお書きだからかもしれないのですが、
うまく文章が通らないと、せっかく物語に入り込んでいた読者は、我に返ってしまうんです。
「あれ、これ誤字? どういう意味?」みたいな。
せっかく面白い話を書かれていても、
小さなミスで、大きなマイナスになってしまいます。
ぜひ、今後は気をつけてみるとよいかと思います。

例えば、
>会場は人で埋め尽くしていた。
とか、ですね。「会場は人で埋め尽くされていた」にすれば済むことだし。

また、清水の名前も、冒頭では恵ですが、途中で、梓に変わっているみたいです……。
ホント小姑な冬城で申し訳ないのですが、
こういうミスは本当に、もったいない。

えらい長文になってしまいましたが、
率直に思ったことを書かせていただきました。
今後のご活躍期待しております。
ではでは。失礼します。

p.s.わたしは、ほんのりだけでも恋愛描写が見たかったです(笑)。


[393] 感想 Name:天崎剣 Date:2009/01/25(日) 15:54
大変遅くなりましたが、やっと読み終えましたので感想を。……といいたいところなのですが、相変わらずの辛口なので、まず、これは一個人の感想であってすべて鵜呑みするべきではないが、こういった見方もある、と書いておきます。

この話のよいところは、ハードボイルドに徹しているところではないかと思います。
次々に出てくる銃器、武器に心躍る。女を守るため、裏切り者、正体のわからぬ敵と戦う男のかっこよさは前面に押し出されていますよね。
李さんはそういうアクションものの映画が好きみたいだし、展開もそういった方向だったので、「書きたいものを書いた」のではないかと推測します。
しかし、そうした中で、どうしても気になる点が出てしまうのが人間というもの。力を入れて書いたかもしれないと思える分、その部分はより目立ってしまうのです。

まず感じたのは、設定にこだわりすぎること。武器、銃器、車の細かい設定、解説は大変ありがたいのですが、とても詳しく書きすぎています。
詳しく書くというのは、描写の一つとして必要ではありますが、都度ダッシュ(―)を使って注釈を入れる必要はないのではと。地の文にさらっと入れるぐらいでよろしいのですが、どうも、こと銃の解説については丁寧すぎ、読んでいて逆につっかえてしまうのです。

本当に必要な描写は、登場人物の動きや微妙な表情の写り具合であり、武器の解説ではないのではないでしょうか。
例えば台詞の中に少し解説が入る(映画などで相手の武器の性能、強さを見て驚きおののく場面などでよく使いますよね)程度ならばよいのですが、どうも読んでいてとにかく銃器が前面に出ていてしまうので、その他の地の文の印象が薄くなってかないませんでした。

それから、登場人物がとにかく多すぎます。必要最低限、清水と松田の他にもう2,3人主要人物をおいて、後はフルネームなどいらないのではないかとさえ思ってしまいます。いちいち誰のフルネームがどうとか服装がどうとか、案外読者は気にしないものです。
それよりまず、徹底して人間らしい動き、思考を持たせることに重点を置いたら尚よくなるのではないかと思います。

アクションもなかなか派手ではありますけども、地図や図面を用いていないのではありませんか。アクションシーンで大切な人物配置、距離が掴めず、また、突如登場人物が現れるといった、不自然箇所も目立ちました。

読む人は書く人の頭の中覗けません。
どこでどのように立ち回りし、誰が誰の隣にいて、どのような表情でどのような動きをしているのか、文章だけで伝えなければなりません。これはなかなか難しいことです。

映画好きな李さんならわかると思うんですが、映画のシーンはめまぐるしく変わって、アクションも派手ですよね。それは、一瞬に目に飛び込んでくる情報が多いから出来ることなんですよ。
映画やドラマ、アニメなど、映像作品は画面いっぱいに使ってどんどんシーンを変える。目から飛び込む情報量の多さを生かしての演出です。

ところが、文章というやつはやっかいで、文章を理解し、脳で映像化させ、動かすという手間がどうしても出てしまいます。
そうした面倒な手間を経ているため、あまりにもぐるぐると場面が変わったり、あっという間に人が死んだりされると、読み手がついて行けないのです。

もっと、細かく丁寧な描写と、人物像の肉付けがあれば、この話は更によくなると思います。

人物にしても、性格がよくわからない、記号として登場人物を動かしているだけになってしまっていませんか。主要人物でさえ、その性格が伝わってきません。
画面を文章にするのではなく、人間を文で表現してみては。
そうすれば、事件の展開さえ違って、もっときれいに収束できたのではないでしょうか。

あとは、冬城さんもおっしゃってますが、「てにをは」と、誤変換を克服していただければ……。
これだけの話を携帯だけで書き上げるとは、何とも頭が下がりました。


[112] 「ルフランの空は青かった」香音 Name:香音 HOME Date:2008/10/04(土) 07:11 [ 返信 ]
【タイトル】ルフランの空は青かった
【形式】連載
【作品URL】http://ncode.syosetu.com/n2026f/
【あらすじ】もう二度と出会うことのない兄弟の物語。
【ひとこと】オーソドックスなものとなりそうですが、楽しんでいただけたら幸いです。
【評価・感想】辛口甘口問いません。

[140] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/10/15(水) 20:53
自分の読解能力のなさに絶望しながら読んでいた。これは、何の事について語っているのだろう……?
デカルトの二元論的な哲学原理の事か……? 輪廻転生のような仏教哲学に基づく死生観の事だろうか……?
しかし、第1話とほぼ同一の描写が第7話の後に繰り返されているのを見て、何となく答えをみつけたような気がした。
リフレイン……そうか、繰り返しの意味だったんだ。
逃れる事の出来ないループの中で繰り返される四季……。裏と表でつながってしまったキイとルークの兄弟もまた、ルフランのループの中に囚われながら生き続けているのだ。(なーんて、ぜんっぜん違ったりして……)
F10とは、ファンクションキーに引っ掛けた名前だろうか……?
灰色の扉の奥にあるモニターに映し出されたのは、いったい何処の地図なのだろう……?
いずれ番外編が連載され、私のようなヘナチョコ読者にも救いの手をさしのべて下さる事を切に、切に願うのであった……。


[344] RE:「ルフランの空は青かった」香音 Name:じょーもん Date:2008/10/31(金) 01:17
 皆さんの作品を他の紙媒体の作品に無理やり関連づけて貶めるつもりはないのですが、これと似たような感覚をどこかで味わったことがあると読みながらずっと思っていたのですが、たどりついた先は「ファイブスター物語」永野護著でした。思い至ってなるほどストンです。(類型化されることがきらいでしたら、ホント平にご容赦です。ファイブスターについてはウィキでも見てくださいませ)

 SFとしての要素と道具立て、神の気配(あるいは確信か)、壮大な世界観と哲学は実はけれんで、実は「おとぎ話」。(私おとぎ話を馬鹿にするものではありません。深遠なる哲学を語る原初の文学だと確信しております、ハイ)
 とにかく作者の中には一つの確固とした世界がすでにあって、それを切り取り、切り取りしては放り投げてくるのだが、多分描こうしているのは刹那の風景なのかもしれない。
 作者の眼前に広がっている、そしていまそこにある景色を、ここにもってくるのに、文字という媒体はなかなかにやっかいなものであるとの感は否めないかな。風景に存在の変遷を彩らせようと思ったら難解になるのは必至なのですから。
 作者は読者に理解を求めていない気がする。逆に作品について分かったとコメントしようものなら鼻先で笑われるかもしれない。絵画に物語を求めたがる人間をあざ笑うかのように、言葉を使って絵を描いている‥‥、それでいて物語であるというように受け取れた。
 

[392] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/12/21(日) 08:15
曖昧な表現と描写、全体的に幻想的な雰囲気に、SFというよりはそれらの要素を使ったファンタジーのようにさえ思えた。
上のレビューにもあるように大変わかりづらい表現が多用されているため、全て読んでもからっきし理解が出来ないということすらあるのだと思うし、作者自身もそれをわかっていて書いている風に思える。
つまり、そこにあるのは理解、共感などの類ではなく、作者自身の物語を書きつくしたという事実、世界観の提示なのではないかと。

読み進め、この難解な世界観に眉を顰め、読了後、なるほどと思いつつも、やはり独自の世界観から抜け切れていない(それは読者に対する理解を度外視しているのではないかと思える)ことに起因する、消化不良感に襲われる。
こうした不思議な世界観は理解できる人が読めば快感かもしれないが、毛嫌いされがちではないだろうか。
その理由として「ルフラン」とは何か、わかるようでわかりにくいその提示方法にあったのではないかと推測する。サブタイトルにて数度登場し、最終章にて繰り返されるこの言葉、その世界の名としての「ルフラン」とrefrainとしての「ルフラン」、作者の中では繋がっているこの言葉を、読者はそれとして受け入れるに相当の時間を要してしまう。
更に言うなれば、主語の欠落した文章の多様、変換ミスが誤解を招き、途中で挫折してしまう読者がそれなりにいたのではないかと推測した。

全体として、青い液体や空気の中を、おぼろげに見える実像を求めて右往左往してしまうような、そんな感覚になってしまう。つまり、具体的なものが見えないのだ。
こうなったら思い切ってその幻想かつ独創的な世界を確立させるか、それとも人形やら宗教やらのリアルな世界観を確立させるか、どちらかにしていただくと、メリハリが出てより面白い話になりえたのではないかと思う。


[37] 閉伊琢司『機巧乙女之手妻顛末』 Name:閉伊琢司 Date:2008/09/05(金) 21:47 [ 返信 ]
『機巧乙女之手妻顛末』
http://ncode.syosetu.com/n0067f/
江戸時代を舞台としたSF時代劇。美人手妻師と岡っ引きの親分たちが未来から来た悪の科学者と戦う話

※こんなのSFじゃない! 等のご意見お待ちしております。


[43] RE:閉伊琢司『機巧乙女之手妻顛末』 Name:葉隠林 Date:2008/09/07(日) 15:02
四話まで読みました。面白いです。今後の展開が楽しみです。
時代物という視点でもSFという視点でもかなり本格的なものだと思います。


[74] RE:閉伊琢司『機巧乙女之手妻顛末』 Name:近藤義一 HOME Date:2008/09/17(水) 22:44
 ども、近藤です。
 相変わらずすげえなあ。もう、めいっぱい詰め込んでる感じ。あの、元気な時に読んだ方がいいですよ。へこんでるときに読んでさらに潰れてみるというのも悪くないけど。壊れても責任とれないけど。
 いやあ、うまくまとまったら商品になるんじゃないかなあ。
 

[115] RE:閉伊琢司『機巧乙女之手妻顛末』 Name:藤村香穂里 HOME Date:2008/10/05(日) 11:40
 物語としても去ることながら、端々に出てくる豆知識的なものがいいです。
 立派に時代物のSFだと思います。
 本で読みたいくらい。完結が楽しみです。


[281] RE:閉伊琢司『機巧乙女之手妻顛末』 Name:mintel Date:2008/10/26(日) 07:18
 時代劇でSF? とはいえ、時代考証もしっかりしてるし、エンターテイメント性も抜群。
 ぜひ一読をお勧めしたい。


[391] RE:閉伊琢司『機巧乙女之手妻顛末』 Name:天崎剣 Date:2008/12/19(金) 09:26
やっと読み終えました。
遅くなってすみません。

時代劇は小さい頃から見慣れているとはいえ、実際それを文章に起こすには多大な資料と苦労が必要です。
この作品を読むと、作者のしっかりした時代考証の姿勢、雑学の多さを思い知らされ、身がすくむ思いさえしてしまいます。

SFと時代劇を上手く組み合わせ、作者独自の世界観を作り上げたこと、現在進行形のES細胞、クローン技術など、調べても調べつくせない分野まで手を出した勇敢さ、これもまた、素晴らしいものだと思いました。
医学用語、科学用語、また時代設定をしっかり生かすための細かい用語説明など、読者に対する並々ならぬ配慮、これもありがたかったです。

設定がちょっとアレなので、「化石〜」でも思いましたが、R15指定をお願いしたいところ。
どうもエロさが過ぎるように思います。
中学生には読ませたくないな。

それから、ここまで江戸にこだわったんだから、せめて地の文は最後まで江戸言葉にこだわって欲しかった。
科学用語、現代語にしかない言葉ならともかく、例えば硝子(ガラス)とか水準(レベル)とか速度(スピード)とか、和訳で成立するものもありますよね。急に現代に引き戻すような言葉の使い回しがあったので、完全に読者が江戸時代に浸れないのです。
細かいところなんですけど、こういうところで引っかかってしまうと、先に進めない、または興ざめさせてしまうことも考えられますので、ちょっと見直していただけるとありがたいですね。

更なるご注文を一つ。どうも実在の人物がそれなりに使われていることもあり、名前の被りが気になりました。「藤」「次」「衛」など、よく使われる字なのですが、コレだけの登場人物がいる中で文字の重複があると読者が混乱しそうです。なるべく人物に使う文字は被らないようにすることで、より一層読みやすくなるのではないかと思います。
どうしても漢字の割合が多いので、気になってしまったところです。
女性の名前はその点から言うと、殆ど被りなくわかりやすかったですね(人数も少ないからかもしれませんが)。

話は唐突ではありましたが、それなりに説得力のあるしっかりした裏設定もあり、面白かったです。
時代物、楽しく読ませていただきました。


[108] 連続する未来 Name:藤村香穂里 HOME Date:2008/10/01(水) 00:30 [ 返信 ]
営業所の撤退により退職を余儀なくされた絵里。そして、新たな職場の採用面接に向かう絵里の身に起こる出来事。それは果たして絵里の内面がなせる業なのか、あるいは外部から何者かの力が加わっているのだろうか。

あまりSFっぽくないかもしれません……。

http://ncode.syosetu.com/n1837f/


[118] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/10/06(月) 21:37
とっても素敵なSF作品だと思う。
洗練された文章も見事だし、意表をつくストーリー展開も味わい深いが、何よりもテーマが深淵であると私は思うのだ。
人間の脳の一部に電流を流すと、綺麗な川の流れと美しい花畑の幻想が見えるらしい。臨死体験とは、死への恐怖を和らげるため人の脳が作り出す幻覚作用である、という科学的解釈もあるのだ。
デジャビュもまた、脳内物質によるイタズラなのか、それとも私達の今いる空間が別次元と複雑に絡み合っているのか……。そんな事を考えながら読むとこの作品はとても楽しい。
また、1回目の面接試験と2回目のそれでは、主人公絵里の心の動きに微妙なズレがあるなど、実にていねいな仕事がそこかしこに見られる。作者の小説に対する思い入れと熱意が感じられるのである。
ともあれ、科学的かつ哲学的なテーマと夢見がちな少女の白昼夢が溶け合ったような、甘くてほろ苦い大人の小説なのだ。

ぜんぜん話が変わって恐縮なのだが、自分は『わる子ちゃん』が大好きなのである。続編を執筆されるご予定はないのであろうか……。


[120] レビューありがとうございます。 Name:藤村香穂里 HOME Date:2008/10/07(火) 00:45
>卓紙幣様
「わる子ちゃん」をお読みくださったとの事で、ありがとうございます。
続編の予定は、現在のところありません。また考えてみます。
やはり、脳の成せるわざなのでしょうか。
潜在意識が宇宙意識と繋がっていると言うのをかなり昔に本で読みまして、そのあたりを多次元宇宙、平行世界ブレンドで書きたかったのです。お褒め頂き、勿体無いやらありがたいやらで、申し訳ないです。
いつかは、このネタでもっともっと小説として整った作品を生み出せたらと思います。
どうもありがとうございました。


[188] RE:連続する未来 Name:俊衛門 Date:2008/10/20(月) 14:30
細やかな心情描写が、一度目と二度目の面接の違和感を再現して、読者を「あれ?」と言わせるこの筆力。いやーさすがとしか言いようがないです。平行世界や多次元宇宙につながった意識、こういう理論を突き詰めていくと霊的なもの、オカルト的なものにも及びそうで面白いです。
それにしても、面接の描写がやけにリアルで、こっちまで緊張しましたよ。ちょうど就活終えたばかりだったので「あーわかるわかる」って共感しっぱなしでしたw


[324] 感想のつもり Name:あゆみかん Date:2008/10/30(木) 09:24
科学する……というより。何となく日常であれ? と思った事から、それは何でそうなっているんだろうかなと考えて過ごしてしまいますね。そんな風に『何故』『どうして』が繰り返されるうちに、ひょっとして物事の初の末端は一つに絞り込めるんじゃないか。そんな事を思い出したお話でした。
見た目にSFらしくはないかもしれませんが、発想なくしてSFもなく。作家様も後書きで仰ってましたけど、最後あたりの『意識が……』の所でちゃんと根深いテーマが伝わってきました。
旅をしたくなっちゃいましたね。

ではでは執筆お疲れ様でした。


[382] 感想お礼 Name:藤村香穂里 Date:2008/11/02(日) 20:07
>俊衛門様

会社に応募しようとする時は、自分のこれまでを振り返らざるを得ない事から、働く事=生きる事、願望の実現だったり、潜在意識や健在意識みたいなところから、SFを書いてみたかったんですよね。
見事、まとまらずに心情描写だけの妙なものが誕生しています。
感想をありがとうございました。

>あゆみかん様

最後の旅をしたくなっちゃいましたに救われます。
テーマだけは根深いんですよ。
それは、上記レスの通りなのです。
SFで表す事に無理があったかもしれません。
感想をどうもありがとうございました。


[389] RE:連続する未来 Name:天崎剣 Date:2008/12/09(火) 23:49
心理描写がしっかりしていて、臨場感がありました。こういうのは、香穂里さんの得意分野なのだよなと読んでいました。
欲を言えば、「連続」と言うには少し回数が少なかった気がしました。2回より3回位続けて説得力を出すとか。読むほうが飽きないようにするのが難しいかもですが。
同じ場面を言葉を変えて描くところは、意外と難しいので流石だと思います。語彙が足りなくならないよう、目線や心境を変えるところなどもなかなか。

それから、絵里の深層心理での心の動きと思しき箇所と、現実場面とを、例えば段組などを使って効果的に差をつけていればもっとメリハリが出たのではないかと思います。
例えば、この話は殆ど(他の作品もそのようですが)一文ごとに改行されています。こうした段組は、読みやすいと思われがちですが、実は雰囲気の区切り、場面転換の箇所などがわかりにくいと言う欠点があります。
深層心理など、ポツポツと溢れ出る言葉や動作を書き連ねるには向いていますが(主にケータイ小説に見られる感情表現等)、細かい描写にはあまり向きません。
香穂里さんのように一つの場面での仕草を細かく書かれるのであれば、普通に段組していた方が読みやすいのではないかと思いました。

携帯から読んでいたのですけど、どうも一文ごとの空行とスクロールのために指を動かすのが億劫で(すみません、わがままですねw)ちょっと読みづらかったかも。
段落と改行の効果的な使い方をすれば、面接の緊張感がもっと伝わったのではないかと。
どうも、すぐ改行だと、気持ちがその都度リセットされているみたいに思えてしまうんですよね。本当にドキドキするなら、改行の余裕すらないのではないかとか。

面白かったんですけど、細かいところが気になったので……。ホント、好みの問題です。
す、すみません(逃げ


[390] RE:連続する未来 Name:藤村香穂里 Date:2008/12/11(木) 22:05
こちらにも再掲です。
退会してしまうと残らなくなるので。

天崎さん。丁寧なご感想をいただき、ありがとうございます。
連続すると言いながら、一つも連続していないですね。どちらかと言えば、再現する未来と言うほうが適切です。
このあたり、まだまだ練りこみが甘かったと言うか、SFを意識しすぎてしまった感があり、むしろさらっと書いたレイカの方がまとまった気がします。時間さえかければ良いというものではないと思いました。
また心情描写と現実場面については、段組と共に考えさせられました。内容が生きるようなレイアウトになっていません。以前も文面が見づらいとの感想をいただきまして、それでは改行を増やしてみてはどうかと、色々試していました。これからは、書籍のような段組を心がけて行きたいと思います。
私事ですが、今月30日をもって退会させていただく事にしました。
しかし、小説はこれからも書いていきたいと思いますし、いつか戻ってくる事もあるかもしれません。いただいたアドバイスを参考によりよいものが書けるよう努力したいと思います。
行き届いた企画運営は頭の下がる思いがします。なろうの最後でこのような充実した企画に参加でき、本当によかったと思っています。
なろうでは、企画も含め、お世話になり本当にありがとうございました。


[6] 小田中 慎[Dusk of Paradise 〜黄昏時に捕まえて] Name:小田中 慎 HOME Date:2008/09/01(月) 01:08 [ 返信 ]
[タイトル]Dusk of Paradise 〜黄昏時に捕まえて
[作品URL]http://ncode.syosetu.com/n9769e/
[あらすじ]
第3次大戦と核の冬を経験した日本は海外派兵の続く管理国家になっていた。そこで芽生えたサイと年々若返る女の愛の結末は?
[一言]
ご批評・投票お待ちします。甘口/辛口問いません。



[123] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/10/09(木) 19:25
政府や軍が、徹底的に個人を監視する社会は、ある意味、共産主義的なアンチ・ユートピアを連想させる。この小説を読んだとき、映画『シュリ』を連想してしまったのは、きっとそのせいだろう。とてもクールなのに情熱的なのだ。
超能力者の青年将校と年齢が逆行する女性との耽美的かつ退廃的な恋物語は、近未来を舞台としたSFでありながら、どこかダダイスム的な大正ロマンを思わせる。なにより作中で効果的に使用される夕焼けの描写が見事なのだ。
サイと呼ばれる超能力者が繰り広げる戦いは、心理的な駆け引きも相まって武器戦なんかよりはるかに面白い。
それにしても、軍や警察関係者について、その組織構造や官舎の間取りから細かい備品の一つ一つにいたるまで設定があまりにも緻密で、なんだかとってもマニアックな世界に引き込まれてしまうのだ。


[330] RE:小田中 慎[Dusk of Paradise 〜黄昏時に捕まえて] Name:じょーもん Date:2008/10/30(木) 21:11
小説に何を求めるのかということは、人によってそれぞれあっていいことだ。私は時間も考え方も風土も凡てが今とかけ離れているどこかで、生きている人間を感じることが好きだ。そこに描かれている世界の中で、共感できようとできまいと、好きであろうとなかろうと、生きている人間を見ることが好きだ。
 そういう意味で、耽溺させてくれる作品であったと思う。作中で流れている長いはずの時間の料理の仕方というか濃淡を変えるやりかたもうまいと思う。
 写真というものがシャッターで時間を切り取ることができるように、たまたま密度が濃くあったときを濃厚にたっぷりと描きとる一方で、それを容赦なくなぎ払っていくかのような急展開もあり、緩急自在とはこのことかという感じ。
 穏やかな何気ない時間が、まさにギフトであったことを証明するかのような情景描写も美しい作品だったと思う。
 
 技術というものが持つ理不尽には敢えて触れず、そこにあるものとして扱い、設定という枠に治めてしまっている。それは社会とか国家とかなんと言っていいのか分からない圧倒的に個人を抑圧する何かに、結局抗うこともしないかわりに、それに安住することもできないでいるという、どこか孤独感を漂わせた存在にスポットを単に当てることに徹した故かもしれない。ただ、だからこそ、孤独によりそえる魂とふれあえた時間が救いであるかのように(失われたとしても)生きてきている。

 蛇足だが、作品に余韻を持たせる効果を狙ったのか、終章に突っ込む前にひょんと配してある後書き(でいいのかな)の位置が絶妙。いつかマネしようっと。

[349] 感想 Name:四十万 Date:2008/10/31(金) 02:55
 軍人と超能力者、得体の知れない女。 近年SFの常道であるし、書き易くもある。 だからこそ、この手の登場人物を配する作品は、それを作者がどう料理するか問われることになろう。
 正直に言えば、語る力はある。 しかし構成力に相変わらず弱さが見え隠れしている。 物語る、とは、如何に表情豊か・感情を込めて語るだけでなく、やはりその“おはなし”の内容が面白くなくてはいけない。
 特にマニアックな作品であるからこそ、万人に受けるためには、ある程度の端折も必要となろう。 しかし、しっかり語ってしまった・・・ここで断念する方もいるであろう、その意味、残念である。

 少しは褒めておくならば、脇役に魅力的なキャラを配することは相変わらず上手い、ということ。
兼田君主役は見てみたい気がする。

 で、私の感想はここまでである。 気に障った方も多かったと思う。 これも私のキャラクターなので、笑って許して頂けたら幸いです。
 大変失礼しました。 皆様、お疲れ様です。


[388] RE:小田中 慎[Dusk of Paradise 〜黄昏時に捕まえて] Name:天崎剣 Date:2008/12/06(土) 06:06
感想が遅くなり、申し訳ございませんでした。
(読むのが元来遅いのですw)

楽しく拝読いたしました。読ませる文章、引き込ませる展開が上手い。この一言に尽きます。
軍関係の話ですと、なかなか手が出ない人も多いはず。なぜなら、専門用語等々読み進めるに億劫なものが点在する世界観だからです。しかしながら、私はこの話の読みやすさに引き込まれ、ぐいぐいと読み進めてしまいました。
こういった感覚はとても嬉しいですね。

設定にまず惹かれ、読んでいく中で気にかかったのは、スピンオフ作品であることに由来すると思われる人間関係のわかりにくさです。
本編を読むきっかけになるとは思うのですが、どうしても主要人物以外のことは、初読の人間には難しく思えてしまいました。この点が解決できますと、更に魅力的な構成になったのではないかと思われます。
更に、悔しいかな、最終章がまた本編を読まずしては理解できないのではないかと思われる要素をがっちり盛り込んでしまったところが、実に惜しい。
悲恋であることは間違いないこの設定で、最後どうしても本編と結び付けたかった作者の想いがはっきりと読み取れてしまい、多少興ざめしてしまうのです。

登場人物それぞれの個性、絡ませ方、心理描写や細かい設定など、魅力的なものが詰まっている作品だけに、一つの作品としてこの終わり方だけちょっといただけないかななどと、作品の世界に入りきってしまった読者の一人として言い残しておきます。


[60] 占い師レイカ Name:藤村香穂里 HOME Date:2008/09/15(月) 18:52 [ 返信 ]
【作品タイトル】占い師レイカ
【掲載形式】掌編
【URL】 http://ncode.syosetu.com/n0790f/

はじめて書いたSFに心臓バクバクしております。
一言感想でかまいませんので、よろしくお願いいたします。


[61] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/09/15(月) 21:01
こういう面白いストーリーは、どうやったら思いつくのだろう? どちらかというとオカルト的な題材のドッペルゲンガーを科学的根拠で裏付けしてSFに仕立てるとは……。掌編小説やショートショートは、少ない文章でバランスよく話を構成するテクニックが求められるが、この作品は、起承転結が実によく出来ている。
デジャ・ヴという現象が脳の混乱によって生じるように、臨死体験やドッペルゲンガーのも脳の混乱が作り出すものだという説は本当だろうか? それでは、あまりにも夢がないので私は異次元説に一票投じたい。
ところで、質量保存の法則でいうなら、一番初めに麗華が消えた世界はどうなるのだろう? 順繰りと巡り巡って、最後にどこかの次元の別な麗華が穴埋めするのだろうか? う〜ん……シュールだ。


[77] RE:占い師レイカ Name:雪鈴るな HOME Date:2008/09/21(日) 12:49
それぞれ同じ容姿をした人間が存在し、互いに交わることなく均衡を保っている平行世界。
昔は、レイカのようにもし出会ってしまったら、均衡が崩れ大爆発が起こるといわれていました。
それがある日、物質世界は多少の変化に対応できるくらいの柔軟さはあるという意見が切っ掛けで、今ではいろいろな説が増えています。
同じ人物を描写するのは大変だったと思います。
難しい課題に取り組まれましたね。
執筆お疲れ様でした。
今後のご活躍と発展をお祈り申し上げます。


[98] 感想です。(レビューではないのでネタバレです) Name:冬城カナエ Date:2008/09/27(土) 17:07
こんにちわ。冬城カナエです。
時間を見つけてはチマチマと読ませていただいています。

いやあ、これは一本取られたなって感じで面白かったです(^^)。
とくにドッペルゲンガーのことを、エネルギー保存の法則で説明してるところが、すっごくクールですね(!)ステキです。
なるほどね〜と、唸りました。
ここが一番面白かったです。

で、結局いろいろ小難しいこと言いつつも、「アディオス!」と言って笑う麗華のズルさが好きです。

ループする物語といえば、手塚治虫の「火の鳥─異形編─」を思い出しました。ご存知ですか?
(や、こちらの小説とはゼンゼン違う話ですからご安心を)
掌編ならではの構成を楽しませていただきました。


[103] 感想を書かせていただきます。 Name:朱人 MAIL Date:2008/09/28(日) 21:08
ストーリーの構成力が凄いと思いました。特に僕は、平行世界という言葉が大好きで、ワクワクしてしまいました。

[119] レビュー、感想ありがとうございました。 Name:藤村香穂里 HOME Date:2008/10/07(火) 00:27
>卓紙幣様
この作品は、連載を書こうとしてひょっこり浮かびました。こんなアプローチのほうが平行世界は書き易いのだなと発見。ドッペルなので、自分と瓜二つの人間にのみ、質量保存の法則が発動したら、辻褄があうのかなぁと思っています。

>雪鈴るな様
大爆発が起こるとの説は知りませんでした。
歴史はは、枝分かれして修正されてしまうので、タイムパラドックスは起こらないと言うのは読んだのですが。
扱い方に工夫を要する難しいテーマでした。

>冬城カナエ様
「火の鳥─異形編─」は、知らなかったです。
全然、違う話との事でほっとしています。
エネルギー保存の法則の説明が、SFさせようとした肝なので、まとまったようでほっとしました。
「アディオス」は思い付きなのですが、麗華の余裕みたいなものが表現できればと思いました。

>朱人様
私も平行世界と言う言葉は大好きです。
構成をほめていただきありがとうございました。

皆様方には、レビュー、感想どうもありがとうございました。
こうして、ご意見をいただき、ほんとにSF企画に参加したんだなぁと、感慨深いです。


[175] 感想です。 Name:オトハ Date:2008/10/20(月) 02:06
拝読致しました。
世にも奇妙な物語、を見たような気分でした。
あまりSSを読んだことがないんですが、私の想像するSSのバランスで書かれている、スタイルが良い作品だったと思います。
ちょこっと説明してるセリフが長く感じはしたけど、意図的なのかな〜と思ったりでした。
面白かったです。執筆お疲れ様でした。


[187] RE:占い師レイカ Name:俊衛門 Date:2008/10/20(月) 14:23
平行世界という響きだけで、なんかもうSFですよね。実際、別の世界にもう一人自分がいるんじゃないかと思う、それだけでこう、沸き立つものがありますものw 占い師、という設定も怪しさをかもし出していて、案外街の片隅に異次元への入り口が存在するのかも、などと想像すると楽しいです。

澪がもうひとつの世界で、もう一人の自分に会えたのかどうか、会えたとしたらそのもう一人がまた別の世界に行って、そこで占い師をやって、またもう一人と出会って……無限ループって、考えてみたら怖いですねw


[208] RE:占い師レイカ Name:酢コンブ Date:2008/10/21(火) 19:09
安定した文章と無駄のない構成が良かったです。
時間に関する不思議さというのは、SFの中でも原点のような気がします。
SF初心者でも楽しく読めました。


[213] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/10/22(水) 05:05
ドッペルゲンガーをこんな風に使うとは、お見事!
怪しい幻想的な雰囲気も原理の説明も、自然ですっと入り込めます。
冬城さんじゃないですが、確かにコレは異形編に通ずるところがあるわ、などと思ってしまいます。
いつまでも繰り返し繰り返し。澪が次に麗華に出会えるのは、ホント、いつなんでしょうね……。


[229] RE:占い師レイカ Name:mintel Date:2008/10/23(木) 18:08
 このタイトルで、この切り出しで、よくぞSFに仕上げました!
 発想が面白い。


[250] 感想お礼 Name:藤村香穂里 Date:2008/10/25(土) 08:26
>オトハ様
SSは、端的にまとめなくてはいけないので、長編が多い私には不安のあるものでしたが、バランスがいいとのコメントにほっとしました。
長い台詞は意図的にしました。
私は、元々、一文が短いので、薀蓄が必要なSFでは、初の長台詞が使えるかもと思ったのです。
面白かったと言っていただけて、嬉しいです。どうもありがとうございました。

>俊衛門様
平行世界の題材は、SFでは定番ですよね。
確認は出来ませんが、実際、この世界にとてもよく似た別の世界はきっとあるのだろうなと思っています。
そして、目には見えないけど、異次元の入り口って、たぶんそこかしこにあるのだとも思います。
ドッペルゲンガーと異世界と質量保存の法則を繋げるのには、水晶玉占い師がもっとも適切でした。怪しげな雰囲気作りも出来ますし。お読みいただき、ありがとうございました。

>酢コンブ様
SSに不参がありましたが、文章と構成を褒めていただき、ありがとうございます。
SFと言ったら、真っ先にタイムトラベルものが浮かびます。
「時かけ」などを読んでいたので、私にとってSFと言えばやはり、これなのです。
楽しくお読みいただいたとの事でありがとうございました。

>天崎様
ストーリーを考えるより先にSF薀蓄館など参考にしながら、どれで行くか考えていました。
SFは相当な知識を要するので、私に書けそうなのはタイムトラベルものしかなく、参考にした書籍から題材を引っ張ってきて、こじつけられそうなものを考えた時にドッペルが浮かびました。
残念な事に異形編を読んだ事が無いのです。
無限ループで、天崎さんの大人の夏ホラーを思い出しました。
感想をどうもありがとうございました。

>mintel様
もやもやとした内容と共にタイトルはこれしかないと、浮かびました。
発想が面白いと言っていただき、嬉しいです。
SFのお祭りなので、私のように詳しくない者が、とっかかり易いSFが書けたらいいなと思って書きました。
ありがとうございました。


[340] 感想 Name:四十万 Date:2008/10/31(金) 00:15
誰かも書いていたが、起承転結きっちり見せてくれる、掌編や4コマ漫画はこうやって書きましょう的な作品だ。 それだけに、麗華が自分の存在を澪に説明するシーンが俄然目を引いてしまい(つまり転、サビの部分ね)、ちょっと引ける。
 質量保存がドッペルゲンガーの“玉突き”となって、まるであの井戸から出てくる女の呪のビデオの話の様な連鎖の話となって・・・と、SFというよりタモリが案内人のあのTV小話シリーズの様なお話に・・・それはそれで面白かったが。


[381] 感想お礼 Name:藤村香穂里 Date:2008/11/02(日) 20:01
>四十万様

正直なところ、起承転結を意識してもいず、普通に書き始めたので、転の部分がインパクトありすぎと、自分でも思っていました。
SFに詳しくないがために、SF的なエッセンスをサビに集中して詰め込みました。
なので、奇妙な話ちっくになってしまったのです。
参考になる感想をどうもありがとうございました。


[49] 滅んだ青い星のその後 Name:JT HOME Date:2008/09/10(水) 19:44 [ 返信 ]
【タイトル】滅んだ青い星のその後
【掲載形式】短編
【URL】http://ncode.syosetu.com/n0396f/
【あらすじ】ある青い星は滅んだ。その星を自転車で走るアンドロイドと幼い少女の短い旅のお話。
【コメント】書き終わったあとに冷汗をかいてしまいましたが、何とか形になった気がします。
【評価・感想】甘口辛口問いません。


[50] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/09/10(水) 22:34
青い空の下、少女を後ろに乗せたまま地平線の果てに向かって自転車をこぐアンドロイド……。なんてファンタジックな情景なんだろう。使命に忠実なアンドロイドと無垢な少女の間には、極めて純粋な信頼関係しか存在しない。
途中、凶悪そうな戦車と遭遇したりするが戦闘シーンが一切無いところに作者のピースフルな精神がうかがえる。
最後のお別れはずいぶんあっさりしているが、そこが逆に意味深な感慨をもたらし、なぜかいつまでも心に残る作品だ。


[51] RE:滅んだ青い星のその後 Name:初根 Date:2008/09/10(水) 23:03
いいお話でした。
人造物と少女の会話にも、余計なものが一切なく、そのおかげですんなりと世界に浸ることが出来ました。

荒涼とした世界でひたすらペダルをこぐアンドロイドという設定も面白く、変に戦闘シーンを入れないことで、全てが終わってしまった静穏な世界を想像しやすかったです。

終わりもいい。
色々書くとネタバレになるので控えますが、最後三行辺りは、胸に来るものがありました。

では乱文失礼致しました。


[64] レビューでごじゃる Name:俺ンジャー Date:2008/09/16(火) 00:24
余韻を残す作品。
シンプルな文章の書き方には少々言い回しで引っかかりを覚えたが、まあ気にする程度でもない。ネタばれになるのであまり言えないが、素朴な世界観に じんわりときてしまった。
ひと休みの時にでも読んでみたらいいかもしれない。


[69] RE:滅んだ青い星のその後 Name:藤村香穂里 HOME Date:2008/09/17(水) 17:52
 赤い大地と青い空のコントラスト。広大な風景が映像となって浮かびました。
 長編のワンシーンを見ているようです。
 少女との会話にアンドロイドと人間がずっと平和的に共存できるかのような錯覚を抱いたのですが、最後に自分から機能を停止させたクラウに切なさを感じました。


[202] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/10/21(火) 01:41
少女に何があったのか、詳しいことは分からないけど、その無垢さに救われる。アンドロイドのクラウの優しさにも。
広大な赤い大地を自転車で駆け抜けるってのは、なかなか気持ちよさそう。それだけで絵になる。
とにかく、作品全体に女性的な優しさが詰まっていて、幻想的。だけど、SF的な世界観や設定は失わないんですね。

気になるのは、物語の起承転結(話の起伏)が上手く練られていないところ。
敵らしき何かとの対峙、緊張感のある見せ場が盛り上がらなかったところや、大提督との会話で少女の今後の行く末を案じる場面での話のふくらみが少ないことは、読み終わってからの物足りなさがありました。
物語と言うか、エピソードをくっつけただけになってしまっているような気がします。話をいくつかにわけ、矢印で示したとき、(つまり、箱書きに直したとき)何を見せ場にしたいのかがはっきりしない。設定、キャラクターのみが先行して、話の中で訴えたいことが見えてきませんでした。
ですが、キャラクターは魅力的で生き生きとしていて、もっと先が読みたい、もっと書き込んで欲しいと思わせる作品でした。


[355] RE:滅んだ青い星のその後 Name:じょーもん Date:2008/10/31(金) 11:49
 押しかけ校正人モードでまず一点だけ。「ゾール」が正しいかと思われますが、「ズールと呼ばれた人のような生物は」の箇所、速攻訂正をおすすめします。

 滅んだ青い星の中に、生き残った人がいて(なぜに生命を維持できていたのかまでは言及していないが)、ただその愛しむべき存在を自転車に乗せて荒涼とした風景を走り抜けるの図は美しく詩情に溢れている。

 これは好みの問題なので読み捨てておいていただいてかまわないが、敢えて登場人(?)物たちの本名まで作中で出さなくてもいいのではないかという気もした。登場人物の確定に記号がなくても十分な場合、作者の心の中だけに敢えておいておくことも小技だが有効かと愚考する。(クラちゃんがクラウであること、そしてNo.00994に過ぎないことを、読者は果たして知る必要があるのかということです、はい)
 これもまた好みの問題に過ぎないが、敢えて緊迫感がある場所(敵の組織の存在の気配とかね)作る必要があったのかということ。小さい生き物にとって荒涼漠とした砂漠自体が脅威であるような形で緊迫感を出すこともできたのではないかと)

 私の意見は管理人様のいうことと全く逆ですねぇ。敢えて起伏を付けようとしない方が、寂寥感が前面に出てもっと洗練される気がしたのですが‥‥。短編をかけないくせにえらそーにすみません。

[361] RE:滅んだ青い星のその後 Name:俊衛門 Date:2008/10/31(金) 21:04
幻想的で物悲しい雰囲気にやられました。アンドロイドと少女の会話や交流もストレートかつ情緒豊かで胸に迫るものがあります。ただ、もう少し長くゆったり見せても良かったかなと感じましたが、これはまあ好みの問題なので。

執筆お疲れ様でした。


[368] 感想 Name:四十万代理 Date:2008/10/31(金) 23:38
あ、え・・・後少しでも感想書けなかったもの、お前が書け、との伝言で書きます。
あ・・・シジマとはキャラは完全に違いますので、お許しを・・・って書かないから頼んだのに;;;

 それはいいとして、感想です。
 綺麗なお話です。自転車で荒廃した星を行く、その設定も詩的で、端的な描写から情景が浮かびます。美しい。SFってこの描写あって、ですよね。ユウという女の子の無邪気さが作品に厚みを与えます。
 ひとつだけ、やはり、というか、淡々と流れるなかで、ひと捻りや多少の『重み』があるシーンがあってもいいかな、と。
でもいい出来だと思いますよ。


[380] レビュー返しです Name:JT Date:2008/11/02(日) 15:08
皆様、レビューありがとうございました。
ここでは返事は返すべきか迷いましたが、終わったあとなので一機に返そうかと思います。

>卓紙幣さん
記憶の無い少女はなるべく無垢であるように努力しました。純粋な信頼関係も、どうしたらそんな物が生まれるかも必死に考えました。
ピースフルかどうかは、まあ、良いとして、戦闘シーンは入れるべきではないと判断させていただきました。でもあっさりしすぎかしら?
それは兎も角、ありがとうございました!

>初根さん
初根さんには感想の方でも書いていただいて、本当に嬉しかったです。
静かな雰囲気にはしたかったのですが、やはりあっさりさっぱりしすぎかしらと心配です。というか、しすぎですね。
何はともあれ、レビューありがとうございました!

>俺ンジャーさん
言い回しか……なるほど確かに。以後の作品では気をつけたいと思います。
素朴ですか、素朴、いい言葉です…。文章量も少ないですから、俺ンジャーさんが言うみたいに一休みの時に偶然見つけて読んで貰って満足してもらえるのが私の望みですね。そういう作家になりたいものです。
レビューありがとうございました!

>藤村香穂里さん
長編かあ、書いてみたいなあ………と、失礼。
その世界がご想像いただけたのは嬉しい限りです。
ずっと平和的に、というのは恐らく不可能なんでしょうね。その二人の仲でも、リアルでも。
とりあえず、レビューありがとうございます!

>天崎剣様(企画主催者様という事でさま付け)
女性的な優しさと幻想的ですか、確かによくよく考えなくてもわかる事ですが、SFっぽくない雰囲気なのになぜかSFになってる。一応SFですけど、みたいな。
起承転結は、現在修行中です。なにせプロット書かずに衝動みたいなので仕上げてしまったので…。
内容はやっぱり薄すぎですね。以後、気をつけます。
いつか、これを下敷きにした長編を書いてみたいとは思います。
レビューありがとうございました。
あと、まだまだ忙しいかとは思いますが、お疲れ様でした。
私は♂です。念のため。

>じょーもんさん
誤字、訂正しました。ご指摘ありがとうございます。
むう、確かに無駄が多い。名前は出すべきか一応迷ったのですが、私は名前が好きなので出してしまいました。
ナンバーを出したのは、まあ、そういうのが好きなだけですので…。
他人の意見というのは非常に参考になりますね。見方は逆でも、どちらも考えとしては納得してしまいます。
レビューありがとうございました。

>俊衛門さん
ですねー、やっぱり短編並に内容も増やせばよかったなあ。あ、書くことが殆ど無い…。
とりあえず、俊衛門さんも執筆お疲れ様でした。
レビューありがとうございました。

>四十万代理
…はははは(話の内容が掴めてない)
詩的と言うのはやっぱり嬉しいですね。ええ。
重みが無いというのは、とても納得できます。ええ。
それはもう、悔しいくらいに。
それは兎も角、レビューありがとうございました!

皆様、本当にありがとうございましたですます。


[11] 『ラスト・メッセージ』 冬城カナエ Name:冬城カナエ HOME Date:2008/09/01(月) 09:29 [ 返信 ]
「遥か未来の寂れた星で。彼は、ある男を探す。」
枯渇した鉱山しかない星の、場末のバー。現れた旅人はバーテンダーに問いかける。ある男を探しているという、彼の目的は……?──スペース・オペラ風、会話劇。逃げた男は、追う男は誰だ?

小説URL:http://ncode.syosetu.com/n9788e/

※自分のサイトにも掲載しております。
http://www.talkingrabbit.net/n-18.html

感想等、お寄せいただければ幸いです。
ただ「面白かった」という一言だけでもお寄せいただけるととても嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。


[15] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/09/01(月) 23:43
なんだか出版されてるハードボイルド小説を読んだ気にさせるスゴイ作品だ。
異形の宇宙人たちが酒を飲むバーは読者を異世界に引きずり込むと同時に妙にノスタルジックな心持ちにもさせてくれる。
会話から読み取れる心の揺れ動きと、テレビの隅で刻々と時を刻む時計とが、奇妙な緊張感を持って交錯する。まるで映画のワンシーンを見ているようだ。う〜ん、スゴイ……


[31] RE:『ラスト・メッセージ』 冬城カナエ Name:二九六 Date:2008/09/04(木) 17:13
出版されている短編小説と比べても遜色ない作品だと、個人的に思う。
ハードボイルドな書き方も、世界観に合っていて素晴らしい。
若干理由付けが弱い部分も見え隠れするが、それを差し引いても面白い。


[45] 作者からのレスです Name:冬城カナエ Date:2008/09/09(火) 13:21
書いた本人です。
お返事をしてよいものやら……と迷っており、お礼が遅くなりました。

卓紙幣さん、二九六さん。レビューをつけてくださって、ありがとうございました。
とても光栄です。
そして理由付けが弱いという点も、ハイ、ご指摘の通りです(笑)。わたしもそう思います。

また、文字色と背景のせいで読みにくいという意見をいただいたので、文字の色を少し明るくしました。
(単に自分が読みやすいからという理由でした。読みにくくて申し訳なかったです)

今後ともよろしくお願いいたします。

[57] RE:『ラスト・メッセージ』 冬城カナエ Name:雪鈴るな HOME Date:2008/09/14(日) 13:05
喧噪に満ちたスペースでやり取りされる言葉の駆け引き。
緊張という水面に、言葉という雫が落ちて波の輪が広がった時、輪を見守る人々の静寂が辺りを包む。
ワームホールを通過する時に生じる危険なアンチエイジング。
人って知らず知らずのうちに親の因果を背負って生活をしているんですよね。
人生においても、空間移動においても、哲学的な物語だと思いました。

P.S.
黄玉の光子砲弾の評価感想、有難うございます。
実は、コウイカのオーロラ砲弾も候補にあったんですよ。
発射された砲弾によって作られたオーロラの光を浴びて生物が死滅するんですが、コウイカを知る人が少なくて、 
あ! と思わせるインパクトを考えると、多くの人が知っている亀がいいかなと思い。亀の光子砲弾を起用してみました。

また遊びに来て下さいね。
読んで頂き有難うございました。


[70] RE:『ラスト・メッセージ』 冬城カナエ Name:藤村香穂里 HOME Date:2008/09/17(水) 17:53
 いちど、なろうサイトで読ませていただこうと思ったのですが、HPの方が読みやすかったので、そちらから読ませていただきました。
 面白かったです。
 出版されている書籍にもひけをとらない作品だったと思います。
 何度ものワープ航法を繰り返し賞金稼ぎをもして、体をぼろぼろにした“俺”。
 それは絶命しそうな父の残像が強烈な洗脳効果を与え、メッセージが生きる目的のようになっていたのかもしれません。
 しかし、目的を達したと思ったらその間にみんな錆付いていたことに気づく。
 何も出ない鉱山を貰い受け、最後の二本の足でそこを後にした主人公に悲しみや虚無感などないまぜになった余韻を感じました。


[221] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/10/23(木) 05:45
冬城さんの作品はいつもクールなので、今回も期待して読ませていただきました。
うう。期待以上だ。カッコイイ!!!!
レイ@名無しさんのイラストを見た後だったので、そんな感じかなァと思い浮かべながら読み進め、最後の余韻まで何度頷いたことか。
コレだけ練りこまれた話なのに、くどさは一切なく、全ての情景が見事に脳内に再現される文章力は流石としか言えません。
30年の時を越え、3人の想いが上手く交差する。構成もなかなかのものだと思います。
時間が経つと、罪の意識も勢いも失せていくんですよね。それをハヤトは最後に感じたのでしょうか。


[271] RE:『ラスト・メッセージ』 冬城カナエ Name:俊衛門 Date:2008/10/25(土) 23:59
ハードボイルドな雰囲気と確かな筆力が、クールです。皆さん仰っているように、これはもう出版されてもおかしくないと思いますよ。ええ、本気で。

SF的な設定を上手く織り交ぜた会話劇と、異星人たちがたむろする酒場の雰囲気など実際に喧騒が聞こえてくるようでした。なんか上手い事いえずに、申し訳ないですが。ともかく、面白かったです。


[276] RE:『ラスト・メッセージ』 冬城カナエ Name:mintel Date:2008/10/26(日) 07:13
 辺境の場末の酒場に現れた男の目的とは?
 ハードボイルド風味が効いていて、雰囲気も読後感もよいので、一読をお勧めしたい。


[338] 感想 Name:四十万 Date:2008/10/30(木) 23:57
 冒頭のシーンは、あの、ふーっ、しゅー、言っている親分が出てくる大作の最初の作品に宇宙人が一杯集まっているバーのシーンが出て来るが、正にあれを彷彿とさせる。
 そこからの展開といい復讐劇未遂(笑)の筋立てと言い、エンターティメントに徹した手堅い作品だ。 最後の成り行きまでが手堅く、ちょっと物足りなかったのは期待し過ぎだったのかも知れない。


[378] 作者からのレス&御礼です Name:冬城カナエ Date:2008/11/02(日) 11:10
みなさま、空想科学祭終了ということで、
お疲れさまでした。

結局、思うところあって、
お返事レスは終了後にさせていただくことになりました。
せっかくコメントいただいたのに、遅くなってしまってすいませんでした。。

>雪鈴るなさん
レビューのように感想をいただいてありがとうございました。
アンチエイジングっていう言葉にニヤッとしてしまいました(笑)。
親と子の距離感みたいなものも描いてみたかったので、そこに感じいってもらえたのかな、と嬉しく思います。

>藤村香穂里さん
こんなところでなんですが、掌編部門の受賞、おめでとうございました。
なんだか“出版されてる書籍にも〜”とか言われてしまうと、照れてしまいます(笑)。
簡潔にしか文章書かないので、それで上手く見えちゃうんじゃないかと思いますよ。

この話は、実のところラストシーンをかなり、ああでもないこうでもないと書き直しているんですが、一番気に入ったラストを使いました。
それを気に入ってもらえたみたいで良かったです。
ありがとうございました。

>天崎剣さん
とにかく、企画の管理人お疲れさまでした。そして中編部門の受賞おめでとうございます。
くどくないですか? コレ。
嬉しいなあ(笑)。
構成や会話劇の中に過去やそこではない場所のことを盛り込むということについては、けっこうよく書く手法で。
それを気に入ってもらえて、とても嬉しいです(^^)。
とにかく、こんな場を用意してもらってありがとうございました。
重ね重ね、お疲れさまでした(!)

>俊衛門さん
ありがとうございます。
いや、わたしも同じです。
感想の御礼にうまいこと言えません(笑)。
というか、WEB小説なんて、“面白かった”と“面白くなかった”でいいかなって思うんです。
それぞれの人がそれぞれの楽しみ方でいいと思うんです。
簡潔な感想でもありがたいんです。
ホントにありがとうございました。

>mintelさん
すごく簡潔なオススメなレビュー。
ありがたいです。。。実はわたしいつもハードボイルドなんです。わりと。
一言でズバッとね。
ありがとうございます!

>四十万さん
わたしのところのだけでなく、様々な作品へのコメント拝見しました。
すごいなあ。ズバッと斬っているところ、その通りとうなづくこともしかり。
さすがと思いました。
そして、わたしのものについても“手堅い”というコメント一つで物足りないとのコメント。よく分かります。ありがとうございました。
そうですよね……。。

===

おしまいになりましたが、
短編部門賞とエンターテイメント賞を頂戴することになりました。
投票コメントいただいたみなさん、ありがとうございました(^^)。
これからも分かり易いエンタメを楽しく書き続けていきたいです。

みなさん、お疲れさまでした(!)


[128] 「リアルライフ」黒木露火 Name:黒木露火 HOME Date:2008/10/12(日) 03:40 [ 返信 ]
【タイトル】リアルライフ
http://ncode.syosetu.com/n2513f/
【連載形式】集中連載
【長さ】短編

幽霊が出る、データが残っていれば死んだあとでも《リアルワールド》の中で生きてける―などという不吉な噂が電脳空間《リアルワールド》にはあった。
友人の死の謎を解くために、主人公は死んだはずの少女を電脳空間に追い求める。


[165] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/10/19(日) 12:35
ムーンチャイルド企画のために書かれた『欠けてゆく月』があまりにも面白かったので、あれを超える傑作は、なかなか書けないだろうなあと思っていたのだが、この『リアルライフ』は、正直言って前作を上回るほどに面白い。
この部分が面白いとか、あの部分が良かったとかではなく、作品という1個の塊として素晴らしいのだ。
恐らく、プロットも練りに練っているのであろう、無駄な展開は一つもなく、効果的に伏線を散りばめながら、あっと驚くラストまでぐいぐいと読者を引き込んでいくのだ。
『欠けてゆく月』では、幻想的な場面と日常生活でのシーンの絡め方が秀逸だったが、今作『リアルライフ』では、入社間もないフレッシュな社会人ぶりと、仮想空間でじりじりと謎を増す不可解な噂との、ストーリー上の絡め方がとても技巧的で、読み始めたら最後、読者は途中で止める事ができない、まさにリミットブレイカー状態になってしまうこと必至だ。
また、この作品中に登場する人物像は、皆その外観について多くを語られていない。にも関わらず、主人公の佐山はもとより、かつてのゼミ仲間や、派遣社員の山部(山辺とどっちが正しいのか?)、切れ者の秋山課長やチーフの野間など、その容姿を、まるでテレビドラマでも観るように鮮明に脳裏に思い描く事ができるのだ。
人物の外見を細かに描写しているようではまだまだ甘い、その人物のセリフや行動でもって容姿までをも連想させるようでなければ優れた小説と言えないのだという事を、この作品を読んで思い知らされた。

ジャンルとしては、サイバースペースを舞台にしたサスペンスという感じで、ホラーとは少し違うような気もするが、謎の少女ミホの『泣きぼくろの少女』という設定が、伊藤潤二の『富江』を連想させて不気味な雰囲気に拍車をかけている。
とにかく面白かった。


[166] RE:「リアルライフ」黒木露火 Name:びっきゅじ Date:2008/10/19(日) 12:49
 一番乗りはやはりかの大物レビュアー様に先を越されてしまっていた訳ですが、遅まきながら感想を。

 電脳空間、触覚などの再現とくると、個人的には某漫画を思い出してしまうのですが、それとは質の違った(良い意味で)小説でした。
 この手の物語なら、一プレイヤーを主人公に据えるのが常套手段だろうなぁと勝手に想像していたので、管理会社の社員が主人公になっているのもストーリーに合っていて面白かったです。伏線も上手く配置され、回収の仕方も不自然ではなかったのでその辺りに作者様の構成力の高さが見え隠れしています。
 ただ、ちょっと寸が足りなかった感があったのが残念です。この話ならばもうちょっとふくらみを持たすことが出来たのになぁ、と勝手に想像してみます。
 投稿お疲れ様でした。


[167] 感想 Name:四十万 Date:2008/10/19(日) 13:47
 一見、テーマは手垢に塗れている。電脳○○ルや攻○の世界、現実にもセカンドライフがある。
 仮想空間での幽霊の噂から一人の人間の怨念に至る終盤まで、ぐいぐい引っ張る“作家力”は見事だが。そう思って今一度題名を眺めれば・・・

 当然セカンドライフを捩った命名、リアルワールドであるが、作者はこのリアルワールドという仮想空間の名前にこそ思いを込めた様に思える。
 セカンドはあくまでもセカンダリ、である。しかし、作者はその仮想空間をリアル、つまりプライマリと呼んでいる。そしてそこでの暮らし、リアルライフ・・・
 この題名の示す世界が作品を通して読み進めるに従い、皮肉っぽさ〜ぞっとするような現実(リアル)に転化して行くのを読者は感じる事となる。
 現実がリアルか、仮想空間がリアルか、は今後バーチャルが世界を更に席巻して行けば、その境界は今以上に曖昧なものとなる。幽霊ではなく実際に“そこ”で生きて行くことになるやも知れぬ。ああ、これもあの電脳アニメのテーマだったか・・・


[260] 感想のつもり Name:あゆみかん Date:2008/10/25(土) 20:42
うおお。料理で言いましたらば、あっさり系でございました。素材を楽しんでいるような。おいしかったです(笑)。無駄のない隙のない滑りで作家様の世界へ運び込まれたような気がしました。実際にあるセカンドライフの事が脳裏に浮かびましたけど、遊びとの線引きがいつも問われる所。自分も過去に似たようなのを書いた事がありますが、危険は常に隣り合わせ。自分を見失うとドえらい事です。自覚って大事ですね。
話変わりますが電話しながらお辞儀してしまうクセって直した方がいいんだろうか。別にいいか? どうなんだろうな自分。まあいいや。
ではでは執筆ご苦労様でした。


[262] RE:「リアルライフ」黒木露火 Name:俊衛門 Date:2008/10/25(土) 23:24
サイバー空間の概念って、霊的なものが絡んでくるみたいですけどその辺の設定がうまく生かされているなと感じました。
骨太なSFでありながら、ホラーテイストが加味されていて、なんとも言えない不気味さが好みです。幽霊は信じない性質ですが、こういう話は実際にありえそうなので余計に怖かったです。


[284] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/10/26(日) 17:49
作りこまれた設定、そしてしっかりと組み立てられた筋書き、なるほど見事です。
こういうバーチャルの世界は実際、現代でも境目がなくなってきていますよね。文字の羅列に過ぎないものでさえ錯覚を起こすのに、このリアルワールドの世界では更にその危険度が増していくのですね。
読みやすい文章で引き込まれていき、あっという間に読み終えてしまいました。本当に面白かった!

出来るならば冒頭の居酒屋シーンなど、随所での登場人物の多さを何とかしてほしかったかも。結局大事な人物は誰なのかわかり辛くしてしまったり、覚え切れなくて読者がパンクしてしまったりするんです。長さに応じて最高登場人物数の目安をもうけ、必要な人物以外は名無しにしてしまうのもすっきりさせる手だと思います。
あとはあれですね、誤字が気になりました。
山辺か山部か。ここが一番大きな誤字。是非修正を宜しくお願いします。


[351] RE:「リアルライフ」黒木露火 Name:じょーもん Date:2008/10/31(金) 10:49
 私はテレビなど無くても生きていけるが、インターネットがないとちょっと途方にくれてしまうかもしれない。仕事にしろ、楽しみにしろ、結構インターネットに依存している。仕事は依頼も納品もネット経由で可能だし、趣味の読書だって、ネットで検索をかけて予約して、全11図書館の蔵書の中から(書庫に入っているものまで)近場の図書館に届けてもらえる利便性。それから、貴重な情報に混じって、私のような単なるおばさんが、偉そうに小説を書いたりレビュー書き何かできるといったような玉石混淆も甚だしい混沌とした世界。でもそこはそれ、若くない悲しさでリアルを蔑ろにできないとどこかで分かっている。
 だが、当たり前にバーチャルで「自分にとって心地よい」自分が当然に主人公でいられる甘ったるい世界に、浸りきることに禁忌を持たない者たちが大勢を占める時代が来てしまったら、果たしてどうなるのだろうか。なんだか、どうか一歩転んでしまうと、とんでもないところに行ってしまうのではないかという、今傍らに存在する危険に、カッとスポットを当ててくるような作品でした。するとこれは社会問題がテーマなのかもしれない。
「現実を見据えて生きない人間は‥‥」のクダリ、メッセージ直球ど真ん中ストレートみたいな感じではありましたが、バーチャルに耽溺することに禁忌を持たない程度の感性へ訴えるには、このくらい露骨になるのも仕方ないのかもしれないですね。

 一気に読ませる筆力は見習いたいものです。

[377] RE:「リアルライフ」黒木露火 Name:黒木露火 Date:2008/11/02(日) 08:11
レビューをくださったみなさん、どうもありがとうございました。

この作品の作者の脳内テーマは「自殺」でした。脳内テーマなので、きっちり読み手に伝えようという気はありませんでしたが。
「死にたければ勝手に死ねばいい」という人が大勢いて、「どうせ私が死んでも世界の何が変わるわけでもない」と自殺する人がいる。
でも、人と人が関わって生きている限り、知ってる誰かが自殺して影響を受けない人はいないと思うのです。
そのネガティブな影響=「自殺者からの負の遺産」によって人生を狂わされた人たちを描こうと思いました。
タイトルの「リアルライフ」は「本当の生命は現実の中にこそある」という意味を込めてつけました。もちろん、セカンドライフのことも念頭にはありましたけれども(笑)

実はこちらのチャットで話をしていた折に、出た話題が元になって書かれた作品でした。
原案の売国有罪さんにはこの場をお借りして、改めてお礼を申し上げます。


[4] ジャム・カレット・タイマ Name:ハジメ マコト HOME Date:2008/09/01(月) 00:50 [ 返信 ]
【タイトル】ジャム・カレット・タイマ
【あらすじ】「一年か一万年前に、僕の住んでいた都市は、滅びた」
鮮明な夢か、朦朧とした現実か。赤いウサギがあなたを誘う、終末的世界の寓話。
【URL】http://ncode.syosetu.com/n9758e/
【評価・感想】甘口辛口問いません。


[21] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/09/02(火) 21:26
詩的で抽象的な表現が多いので初めのうちは世界観をつかみづらいが、じっくり読み込むとかなり綿密に作り込まれたハジメ・マコト・ワールドが迫ってくる。
ある意味かなり病んだ世界だが、見方を変えると哲学的で深遠なテーマをしっかりと内包している。
兎の着ぐるみが一つのキーワードになっていて、それが妙にファンタジックな雰囲気を醸し出している。
夢のシーンが主人公の深層心理を象徴しているが、映像が浮かんできそうなほど鮮やかに表現されていて感心した。
ただ、登場人物がいつもヘビースモーカーなのが気になる。つい彼の健康状態が心配になってしまうのは私だけだろうか?


[30] レビューで ごじゃる。 Name:俺ンジャー Date:2008/09/04(木) 09:53
2度ほど読み返した。1度目は なかなか分からず読むのを断念しようかと悩んだが、読んでいくと不思議と世界に入れた。マジックかもしれない。
ファンタスティックな感ではあるが、思弁的小説(スペキュレイティブ・フィクション)の類ではないかと窺える。
ジャム・カレット(ゴムのような時間)ワールドに 飛び込んで じっくりと浸かってみては いかがだろうか。
都市を「勘違いしたテーマパーク」と表現したのが個人的には好きだった。


[34] RE:ジャム・カレット・タイマ Name:二九六 Date:2008/09/04(木) 19:29
出だしでバックするか、読み進めるか決まる作品のような気がする。
詩的な表現は、ともすれば肌に合う・合わないの要素が強いからである。
また、出てくる表現も詩的な物が多い。そういった表現をよしとするならば、是非とも勧めたい一作。


[95] RE:ジャム・カレット・タイマ Name:菅一 Date:2008/09/26(金) 23:03
これを読み終わった時、彫刻の描写があるにも関わらず、形の無い物語だと思いました。
物語は目の前に存在しているのに、見ることも掴むこともできない。
これを読んだ人の何人が「抽象すぎる」「理解不能」「読むのは無理だ」と思ったことでしょう。
でも「自分自身にとって時間とは何か? 記憶とは何か? 命とは何か?」と質問を受けた時、具体的に答えられないとしても、
多くの人がどういうものか理解しているのではないでしょうか。
三次元世界で生きる私たちが、形の無いものを理解するのは大変な事なのかもしれませんね。

「ジャム・カレット」の影響を受けている主人公の実際の年齢はいくつなのでしょうか?

「ジャム・カレット・タイマ」
副作用の強いものを読んでしまいました。
「ジャム・カレット・タイマ」が我が身から抜けるのはいつになることやら。
これを書いた作者に賞賛を送りたい気持ちでいっぱいです。

P.S.
過去レビューに「スペキュレイティブ・フィクション」があったので。

「スペキュレイティブ・フィクション」は、かなり昔からある表現技法の1つで、
文学以外でも使われているそうです。
SFの言葉が登場してから間も無く、
「サイエンス・フィクション」=「スペキュレイティブ・フィクション」ではないか?
と、たびたび世界で議論され、学生のころ私も答えを求められ考えた事があります。
みなさんは、どう思いますか?
ご興味ある方は「スペキュレイティブ・フィクション」に触れてみるのもいいかもしれませんね。


[104] 感想です Name:朱人 MAIL Date:2008/09/28(日) 21:21
これは哲学小説なのだと思う。内容は深く、そして、抽象的である。比喩表現に満ちあふれており、詩に近い小説でもある。個人的にはグレッグ・イーガンの「祈りの海」という作品を思い起こさせた。ただ、この作品の方がより文学的だと思う。詩的な表現にどっぷりと浸かる事ができた。

[279] RE:ジャム・カレット・タイマ Name:mintel Date:2008/10/26(日) 07:16
 一般受けはしないかもしれないが、美しい悪夢のような作品。非常に好き。
 映画「ドニー・ダーコ」が好きな方ならたぶん好きなはず。
 続編にあたる「アンビエント・ウォッチ」もお勧め。


[303] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/10/28(火) 01:40
幻想世界にぐっと引き込まれ、その曖昧な世界に浸ってしまいました。読ませる力のある文章だと思います。
しかしながらぼんやりと雲を掴むような表現の数々は、脳内変換で補っていかねばならず、読む人を選びそう。
それが何か、具体的には何もはっきりとしたものは見えてこない。だけど、読む人の心には映像と感覚として残ってくるものがある。
表現の幅、比喩の数々は見習いたいものがあり、ずんと心に来ました。


[376] 作者より Name:作者 Date:2008/11/02(日) 07:42
 墓穴を掘ってしまいそうなので、サラッと手短に、で申し訳ありません。
 恐れ多くも、「ベスト世界観賞」をいただき嬉しく思っています。
 この作品は、モノクロ世界に対抗するために詩的表現を使って少しでも色鮮やかにしよう、と苦戦した作品であります。作者なりに現実と夢想との曖昧な境界を描きました。一ページ目で文体に抵抗感を覚えましたら、どうぞ躊躇うことなく即バックしてやって下さい。
 レビュー、本当にありがとうございました。血肉にするよう、精進します。


[78] 紅き冥星 〜 ザナドゥはまだあるか? Name:ハジメ マコト HOME Date:2008/09/21(日) 18:27 [ 返信 ]
「些細な事象が奇跡の始まりであるのかもしれない。勿論、その逆の場合も少なからずあるのだが」
 惑星移住により新天地を手に入れ、労働用人形(=レプリカント)を宇宙開発に従事させる未来世界。
 これは辺境の惑星の、辺境の教会に住むある神父の物語。
 狭き密室――懺悔部屋を中心に、今日も変わらぬ一日が過ぎるはずだったのだが……。

 教会の懺悔部屋とSFを混ぜたらどうなるかなあと思い、ささっと書き上げました。『ジャム・カレット〜』よりはSFらしくなっていると思われます。気が向いたら指摘等を投げかけてやって下さい。

http://ncode.syosetu.com/n1173f/


[79] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/09/21(日) 22:36
古いSF作品のオマージュらしいが、神父が主人公とは実にクールでカッコイイ(相変わらずヘビースモーカーのようだが…)
いつも思うのだが、この作者のスゴイところは、変幻自在な言葉のマジックを使うところにある。
隠喩表現に絶妙な細工が施してあるので、読み進めるうちに情景を描写しているのか心理を描写しているのか判然としなくなり、やがて全てが混然一体となった不思議な世界のイメージとなってフィードバックされる。なんだか、強い酒に酔っぱらったような現実世界との乖離を味わえるのだ。
告解室での暗幕を隔てての会話は、その妙にシュールなシチュエーションとは裏腹に、この物語の根底にある危険な世界観を予見させる優れた演出だ。
それにしても、脱走レプリカントの共同体という設定は、あまりにも魅力的でしかも危険だ。人類は、アイザック・アシモフの唱えた『ロボット工学の三原則』を再考すべきである。


[131] 感想かもしれない。 Name:みに丸 Date:2008/10/12(日) 18:17
シュルレアリスム。作風の事であるが、それが浮かんだ。
日本では『シュール』という少し違った意味で使われる事が一般のようだが、『現実以上の現実』の方である。少し大げさでもあるが、受けた感覚としての話。聖書をテキストと呼び、暗幕の向こうでは手に武器を持つ。作者は、読後に虚無感を、と言ったがそれを正確にこちらは感じとる事ができた。ただそこにあるだけの存在。事象。温度がない非情とも言うべきか。これは読んで聞く物語というより、作者のこさえた雰囲気(ムード)にのる、といった方がいいのかもしれない。
より洞察していくと、脱走レプリカントという存在に恐怖する。少し課題を向けられたような作品に思えた。
(ううむ……細かくも指摘をしてしまうが、2箇所中盤までに誤字らしきものを発見。直されたし)
少々幻想感も確かにあるが気にはならない。SFらしい。面白かった。


[171] 感想 Name:四十万 Date:2008/10/19(日) 23:00
 SF好きの作者が大SF作家に敬意を表してオリジナルでアンサーソングを歌っている、といったところなのだろう。
 オリジナルな用語や特異環境が連発するのは、SFとファンタジーの特権(作者にとって)であり、この作者の紡ぎ出した用語・特異環境に対する優越感に拒絶反応を示す者は、幻夢の世界への扉を開く事を恐れる不幸な人々である。大体がスルーして読み進めれば分かって来るもの(というより作者が説明してくれる)なのだけれどね。しかし、短編ではそうはいかない。世界観に繋がる言葉は置き去りにされた読者に何の解決ももたらさず、仕方なしに想像力で補うしかない。
 しかしながら、この作品ではその用語などの説明欠如を登場人物の魅力が補っている。読み進める力を与えてくれるのだ。冒頭にも記したが、この作品は、SF好きのSF企画に対する佳曲(アンサーソング)である。

 ちなみに、作者がリスペクトするのはアシモフで、1950年代の佳作「火星人の方法」へのオマージュであろう。(ああ、言っちゃったよ・・・卓氏の様に匂わせるだけの方がカッコ良いのに私ったら・・・違っていたら私のSFセンスとはその程度、と笑って納めて頂きたい)


[247] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/10/25(土) 01:40
何よりも文章がまず読みやすい。そして、すっとその世界に引きずり込ませる力を感じます。
このダークな雰囲気はまさしく私好みの世界観。暗く沈んだ彼の心もはっきりと伝わってきます。
病気、レプリカントの使い方にも納得が出来るし、目の前に情景が広がっていくような錯覚すらありました。
ホントに上手い! の一言です。
残念なのはタイトルかな〜。
ハジメさんの別の作品タイトルに酷似しているので、出来れば避けたほうがよかったかも。もうちょっと捻って、捻って、捻ってみたら。
などと、ネーミングセンスのない私が言うと説得力ないですね、はい。


[261] 感想のつもり Name:あゆみかん Date:2008/10/25(土) 21:50
仕掛け、ルール、プログラム。それが実行された時。一体どのような成功が、または災いが。結果として見えてくるのか。システム開発者は災いさえも視野に入れ、計算する。何だか作品とはズレますがそんな駆け引きを連想させてくれました。
まるで望郷を眺めてしまうような感慨にひたりましたね……って私だけかな(汗)。人類の青き母星、と聞いたからでしょうかね。
しかし神父様はクールだなあ。しびれる。


[277] RE:紅き冥星 〜 ザナドゥはまだあるか? Name:mintel Date:2008/10/26(日) 07:14
 タイトルだけみるとスペースオペラぽいんだけど、実はハードボイルド。
 ヘビースモーカーで懺悔室に猟銃持ち込んで告解を受ける神父が主人公。
 ブレードランナーが好きな人はとりあえず行っておくべし。


[375] 作者より Name:作者 Date:2008/11/02(日) 07:40
 墓穴を掘ってしまいそうなので、サラッと手短に、で申し訳ありません。
 この作品に関しましては、なんというか、主人公に魅力があると言われたのが意外でなりません……。作者としては非常に嬉しい限りです。
 レビュー、本当にありがとうございました。血肉にするよう、精進します。


[107] 遊泳禁止 Name:売国有罪 HOME Date:2008/09/30(火) 22:06 [ 返信 ]
保健所の仕事で私はとある湖を訪れた

二本目の投稿にしてまたしても掌編です。
暇つぶし程度に読んでいただければな、と思います。


[125] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/10/09(木) 22:02
ドボルザークの歌劇『ルサールカ』は、人間の王子に恋してしまった水の妖精の悲しい物語である。
ルサールカは、王子を愛するあまり、その魂を暗い湖の中へと引きずり込んでしまうのだ。
この小説に現れる、猛毒の湖に住む人魚たちも、人間の男たちに恋心を抱き、心ならずも暗い水底へと誘いこむ悲しい存在なのだろうか……? 湖底にある洞窟の向こう側は、きっと人間にとって死の世界なのだろう……。
いや、しかし『疑似餌』という言葉が妙に引っかかる……。なんだかキャバレーの呼び込みみたいな印象を受けるのだ。
ひょっとすると、水の底では竜宮城のような華やかな世界が待っているのかもしれない。そして帰りしな、玉手箱のかわりに高額な勘定書を渡され「こんなもの払えるか!」などと言うと恐いお兄さんが出てきて……、やめよう、真面目なSF作品なのだから。 


[155] 感想のつもり Name:あゆみかん Date:2008/10/18(土) 15:12
ほほう。人魚ですか。タイトルからだけでは分からなかった。作品は2度ほど読み返してみました。
人魚という妖しい存在は人間にとって魔物なんだろうけれど、人魚にとってみちゃ人間がそうなんだよなあと。互いに相容れないものなのか……さてそんな事を思った頭。
しかし剣山の上で寝ころぶと聞いて痛そうだなそれは(笑)。テレビで見た事がありますが。
シビアさが好きな作品でした。


[197] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/10/21(火) 00:32
棺桶〜とは違って、幻想的な雰囲気漂う作品でした。
それが人魚であることを、そう告げずに徐々に描写していくところが好き。
実際、彼女たちがなぜ猛毒の水に棲んでいるのか気にならないことはない。けど、次々にやってくる男たちを引きずり喰い散らかしてしまったように思えてならないのは何でだろう。
そこに潜む狂気じみたものが作品の端々から滲み出ているような気がしました。


[230] RE:遊泳禁止 Name:mintel Date:2008/10/23(木) 18:10
 これってSF?という気もしないでもないけれど、想像上の生物が実在していたらという視点で描かれたSF。作者の持ち味が出ていてよいと思う。
 わざと書かれなかったセリフや、語り手の最後の言葉が余韻をひく作品。
 オチは全然違うが、映画「スプラッシュ」の最後のシーンを少し思い出した。


[374] RE:遊泳禁止 Name:びっきゅじ Date:2008/11/02(日) 01:39
 先の返信で一応どのレビューが自分であったかを明かしつつ、こちらの方も。
 調子に乗って書いた二作目でありますが、こちらの方にもレビューを寄せていただき本当にありがとうございました。
 楽しい時間は早く過ぎる物と言う言葉が本当であることを知ったSF企画でありますが、参加して心から良かったと思っています。
 また、機会があればどこかで。
 本当にありがとうございました。


[2] 売国有罪 【棺桶みたいな】 Name:売国有罪 HOME Date:2008/09/01(月) 00:25 [ 返信 ]
〜あらすじ〜
『棺桶みたいな研究所で、密室殺人が起こるわけでもないお話』
 
 まともなSFを書いたことがありませんが、よろしくお願いします。
 感想は辛口・甘口問いません。


[17] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/09/01(月) 23:47
上手い!
鉄製の箱はまるで浦島太郎に出てくる玉手箱のオマージュだ。
箱を開けた瞬間、煙が出てきてお爺さんになるオチかな? と一瞬思ってしまったが、
このエンディングなら大満足だ!
そーいえば、
>北で大規模な軍事パレードがあった事
とか
>日本海に数発ミサイルが撃ち込まれた
とか微妙に伏線をはってたよなーと後からニヤリとさせる作品だ。


[27] レビュー Name:初根 Date:2008/09/04(木) 01:37
 読ませて頂きました。何というかやはり、全ての流れが最後の一文のためにあるのだな、と笑
 それまでの他愛ないやり取りを、一気に覆す(あるいは加速させる、でしょうか)要素を、最後の一文のみに込められるのは凄い事だと思いますよ。
 掌編作品としての完成度は、非常に高いことと思います。
「ああ、やられた」と思いますね。そのあと少しイラっときて(良い意味で、ですよ笑)、最後には感心します。
 切れ味の良いナイフの様な作品でした。


[29] レビューで ごじゃる。 Name:俺ンジャー Date:2008/09/04(木) 09:20
シンプルに まとめられる力を感じた作品。
さりげなく笑える伏線や やりとりの数々。
大満足のラストだろう。


[39] RE:売国有罪 【棺桶みたいな】 Name:二九六 Date:2008/09/06(土) 11:37
短いので読みやすい。
ただ、やや文章の起伏が乏しいため、物語に引き込む力が弱い。
オチありきな物語だ。


[190] RE:売国有罪 【棺桶みたいな】 Name:俊衛門 Date:2008/10/20(月) 14:42
SFらしいオチだと、感じました。ちょうど「猿の惑星」のラストで、崩れた自由の女神を目にしたような衝撃です。
というか、北からのミサイルで、ってことでよろしいのでしょうかね? なんか現実にありえそうだから怖いです。なるほど、SFであると同時に社会派小説でもある、ということでしょうかね。短い中に、あらゆるものが凝縮された秀作かと思います。
面白かったです。


[191] RE:売国有罪 【棺桶みたいな】 Name:藤村香穂里 Date:2008/10/20(月) 20:05
短く良くまとまった作品だと思いました。
ラストまでの彼と私のやり取りも面白い。
オチで星新一の外に出たら世界が滅亡してたって某短編のラストを彷彿とさせてくれました。


[195] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/10/21(火) 00:22
こういう、一つの出来事を切り取ったみたいな話は読みやすくていいですね。
掌編はこうでなくちゃと思ってしまう。

かの研究者は最初、どれほどの自信に満ちていたのでしょう。最後のオチでつまづいたときの滑稽さが実験前後で対照的でなかなか面白いです。
頭よさそうなのに、どこか間が抜けてる。
こういう人って、どこか憎めない。だからメディアがやたら取材に来るんでしょうかね。


[252] RE:売国有罪 【棺桶みたいな】 Name:mintel Date:2008/10/25(土) 17:28
 タイムマシンの実験をするという科学者、それを取材に来た男。実験の最中にイレギュラーな事態が発生。さてどうなった? というお話。
 落ちがきれいに決まっている作品。


[292] 感想 Name:四十万 Date:2008/10/27(月) 01:33
 前評判は聞いていたので、この上板を見たら影響されるので、目をつぶって書かせてもらおう(笑)
 どこかで読んだ、と思う。形は違うが。それはいいが、オチは完全に地震の時点で見えている。オチに力点を置いたのなら、失敗かもしれない。
 但し、作品自体はソツがなく、読み易く、キャラクターも凡百ではあるが、あるある、というパターンにキッチリ沿っているので安心して読めはした。ショートショートとしては及第点であろう。
 


[373] RE:売国有罪 【棺桶みたいな】 Name:びっきゅじ Date:2008/11/02(日) 01:36
 まさかこれだけレスが付くとは思っていなかった俺です。拙作へのレビュー、ありがとうございましたm(_ _)m
 これからもレビューを参考にもっと面白い作品を書けるようにこれからも精進していきます故、なにとぞよろしくお願いします、と堅苦しくしめてみるのであった……。


[82] 相棒は猫・尚文産商堂 Name:尚文産商堂 HOME Date:2008/09/23(火) 14:16 [ 返信 ]
あらすじ…5年前、私の唯一の夫が、謎の事故により意識不明となった。宇宙警察という職場で知り合い、そのまま結婚した彼は、今でも眠ったままだった。私は、今では、アック族とともに宇宙警察で再び働いている。

あらすじが、グダグダなのはそっとしてください(泣
感想は、どのようなものでも大歓迎です。

[86] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/09/23(火) 19:49
エリートであるはずの宇宙警察の刑事(?)がいつも万引犯を追いかけている姿が微笑ましい。きっと平和な世界なのだろう。
しかし、ストーリーの根底にある”縮空間”の崩壊というテーマは、ルネ・F・トムが提唱した『カタストロフィ理論』のような高度な科学的根拠に基づいて練られた遠大なSFストーリーであり、作者の並ならぬ見識がうかがえる。
それにしても、ネコが相棒という設定は素敵である。願わくば、二人の恋路の邪魔をしないでほしい……。


[272] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/10/26(日) 02:44
描写、説明が極度に不足していまして、せっかくのお話が作者の脳内から出ていないケースではないでしょうか。
読みやすさ、読みにくさの点から申し上げますと、大変恐縮ですが、私にはちょっと読みづらかったです。

地の文行頭一字下げなし、会話文の途中改行(句点での改行)は、どこからどこまでが会話で地の文なのかの切れ目が分かりづらく、目で追うのが大変でした。できる限り、読みやすいように努めることが作品を提供する上での第一歩として考えますので、このような掲示板と同じスタイルで小説を書き進めるのはいかがかと思いました。

描写不足、特にコレが厳しい。
私なぞは知識もないものですから、スペオペの難しい専門用語は解説無しでは読むことが出来ないのです。
この話は会話文によって展開されていて、地の文は殆どありません。そうしますと、会話での説明が自然と多くなり、くどさが増します。
難しい説明が多い、専門用語をきちんと説明しない、と言う2点で、バック率(小説を読むことをやめる割合)は急上昇します。
地の文に上手く説明を盛り込み、やたらと会話で説明させない。それだけで読みやすさがぐんと増すのではないでしょうか。

更に、これは尚文産商堂さんの癖なのでしょうが、地の文の文末がほぼ「〜た」「〜した」など、「た」で終わっています。この単調さは読んでいて辛くなってくるものです。
文末を変える、表現方法に幅を持たせる。少し工夫するだけで、もっとよい作品に変化します。
是非お試しを。

それから、文中で出る略語、IPがなぜ宇宙警察なのか(インターポール? 銭形?)とか、NCUじゃなくてICUだよね、とか、すごいどうでもいいことが気になってしまいまして。ああ、すみません、小姑です。

全体的に難しさが漂ってましたが、多分筋書きは結構単純なお話なのかな。うーん。
異空間に漂う夫の意識を発見して、最終的に夫助かったよ〜でいいのかな。難しい。
願わくば、私のような単純回路の人間にも分かるように優しい言葉(専門用語を回避する)を使っていただくと嬉しいです。


[372] 御返信 Name:尚文産商堂 Date:2008/11/01(土) 22:49
本作を読んでいただき、さらにレビューなども書いていただけることは、私としてもとてもうれしく思います。
もともと、この作品とファーストアースだけの予定でしたが、その時代の前の作品を書きたいという衝動に駆られ、一気に3作目も書きあげてしまいました。
私のような、小説自体初心者のようなものに対しましても、温かい心で接していただいて、本当に感謝しています。
今後とも、よろしくお願いします。

[3] ファーストアース・尚文産商堂 Name:尚文産商堂 HOME Date:2008/09/01(月) 00:50 [ 返信 ]
あらすじ:未来の世界。太陽系やその周辺の宇宙空間が、謎の事故によって封鎖されている世界。
ある夫婦が1週間の恒星間旅行に当たった…

感想はどのようなものでも大歓迎です。


[18] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/09/01(月) 23:49
恒星間飛行の場面が臨場感あってとても良い。
さらに言うと、いつもながら年表作りの緻密さには頭が下がる。
ガラポンで当たった旅行が、これだけスケールの大きな話へと発展するとは予想もつかなかった。
ただ敵のスライムは本当に人類を脅かすほど強いのか……? レベル1の勇者でも倒せそうな気がしてならない。


[24] RE:ファーストアース・尚文産商堂 Name:二九六 Date:2008/09/03(水) 00:38
冒頭の何気ない一幕から、いっきにスケールの大きい話へ。駆け足気味だったと思うが、迫力はあった。
惜しい点と言えば、全ての出来事が『過去』にあった事だろうか。過去に起こった出来事で、主人公達が死ぬことはない。わくわくするような前振りだっただけに、肩すかしを食らった感じだ。


[217] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/10/22(水) 06:07
台詞中で改行がなされるので、地の文との区別が付きにくいところがまず難点。携帯では読みやすいのかな。その辺、若くない天崎にはちょっと分かりませんでしたが。

さて、話についてです。
気になったのは4章のインフィニティの一人語りですかね。どうしても説明文が続くとくどくなってしまって、5行目を過ぎた辺りから「飛ばしてもいいかな」と思えてしまいます。
世界観を伝えるのは説明文ではなく、会話、動作ではないでしょうか。せっかくの設定も、ここまで延々と続くと、読者にバックされる要因の一つになってしまいます。
インフィニティと夫婦との会話形式か、さもなくばスパッと削除するか。設定の全てを書ききる必要はないと思います。歴史とか変革なんかの類は、物語のあちこちに挿入して分散させると読みやすさが増しますよ。

また、話の作り方に無理があるような。なんでもない普通の夫婦が旅行に来た割に、どうも緊迫感やワクワクが少ない……。
彼らが主人公でなければならなかった理由とはなんでしょうか。物語の構成を考えるときは、この舞台設定、この登場人物でなければ話が成立しないと言うのが面白さを作り出す条件となります。
とりわけこの二人が主人公でなければならないという必須性を感じさせない点は、かなり惜しいところ。もっと主人公に色(個性)を付けたらよかったと思いました。

また、指示語や伏線を回収し切れていない箇所があちこちにありましたので、全体を通して消化不良的なものを感じました。
世界観はものすごくいいのに、描ききれていないのが本当に残念です。スケールの大きさは短編にしてはかなりのものなのになぁ。
描写の不足、説明過多部分の削除、コレだけでもっと読みやすい話になるのではないでしょうか。
(大変辛口な上に指摘ばかりで申し訳ないですが、私には宇宙モノは書けないので勿体無いというのが正直なところです)


[364] RE:ファーストアース・尚文産商堂 Name:俊衛門 Date:2008/10/31(金) 21:21
う〜ん、これだけの世界観。もったいない! というのが先ず思いました。ガラポンから恒星旅行なんて、なんともありえなさそうでしかし実現したら興奮しそうな設定で、なおかつこんな壮大な冒険になるならばもう少しゆっくり見せてもらいたかったというのが、そんな感想です。いや、スペースオペラとか大好物なので、ついそんなこと思ってしまいました。長編でなくとも、せめて中編ぐらいにはなったのでは、と……あまり長さのこと言うとあれですが、とにかく自分の中では惜しい作品でした。

[371] 御返信 Name:尚文産商堂 Date:2008/11/01(土) 22:47
みなさま、私のような初心者が書きました小説を読んでいただき、誠にありがとうございます。
空想科学祭向けに書いた小説で、自分の思うがままに書きあげたこともあり、ところどころ読みにくかったかもしれません。しかし、これほど、みなさまの温かいお気持ちをいただき、とても感謝しています。
別の作品のところでも言及していますが、どのような2次創作も大歓迎ですので、もしも書いていただければ、幸いです。

[113] ファーストアース脱出報告書・尚文産商堂 Name:尚文産商堂 HOME Date:2008/10/04(土) 14:06 [ 返信 ]
ファーストアースからなぜ人類が逃げなければならなかったのか。なぜ、あの惑星は強酸性の大気になってしまったのか。ファーストアースから脱出した最後の部隊が残した報告書。

[114] 追記 Name:尚文産商堂 HOME Date:2008/10/04(土) 15:37
・短編です。
・これで、空想科学祭向けの作品執筆を終えたいと考えています。
・でも、もしかしたら掌編ぐらい作るかも…

[152] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/10/17(金) 19:29
前作のストーリーの背景や世界観を余すことなく伝える、とっても親切な内容だ。
手応えのない事の例えに『糠に釘』とか『暖簾に腕押し』とかいうが、『スライムに剣』もほぼ同義語だろう。たとえその剣が、妖刀村正や聖剣エクスカリバーであったとしても、相手がスライムであれば絶対に斬ることは出来ないのだ。(いや、厳密に言えば一応切れるのだが、またすぐにくっついてしまうのだ)
おまけに人を溶かし、強酸を出すというのだから始末が悪い。そんな嫌なヤツは、いっそ水洗トイレにでも流してしまえばいいのだ。
ところで、未来世界を舞台にしたSFを書くとき、最初に取り掛かるのが架空の年表作りではないだろうか。人類の輝ける未来が、どういった経過を辿りながら発展していくのかを空想するのは、実に楽しい作業だ。この作品も、人類のその後の歴史を読むだけでワクワクしてしまう。
テロ、経済危機、環境破壊と未来に対してマイナス要素ばかりが目立つこの現実の世界が、どうかワクワクするような素敵な未来とつながっていて欲しい、と心から願ってやまないのだ。


[273] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/10/26(日) 03:11
やっぱり、文末が気になるところ。丁度、興味なくて殆ど寝てた歴史の授業を聞いている気分になってしまいます。
コレだけの内容なのに、ぼんやりとしか分からない描写不足が大変惜しい!!

年表、具体的事項の説明はありがたいです。が、一番読者が必要としているのは詳しい状況説明や背景描写、心理描写ではないでしょうか。
文末がなせる業なのか、どうも淡々として、盛り上がりに欠けます。もっとスリルを、もっと情熱的に、と思ってしまう私はこの話を読むには向かないのかもしれません。

どうしても最初にしがちな世界観の説明を思い切って全カットするくらいの勇気を持って欲しい。
スペオペに限らず、SFはどうしても専門用語、専門的知識の羅列になりがちだけれども、そういうのは読者を突き放すことに他ならない場合が多いのです。
例えば、「説明書を全部読まないと始められないゲーム」より、「とりあえず簡単な操作方法がわかって、分からなくなったら説明書読んでみようかと思わせるゲーム」の方がとっつきやすいですよね。
小説に限らず、世の中全部そうなのですけど、初心者にも優しい、わかりやすい、説明がくどくない、コレが面白くするための大原則です。

結局のところ、全作から引き継いだ「奇跡の種」は特に必要なかったのではないかということも最後に付け加えなければなりません。
小道具として必ず必要でなければ、短編作品には無理に出すべきではないと考えます。
筋書きの精査、特に起承転結、物語上で重要なキーワードなど、磨けばもっとよくなる作品だと思いました。

最後に、やっぱり、こういう知識がないとスペオペは書けないよと、見せ付けられたことは衝撃でした。専門知識の多さに頭が下がります。
今後とも、より面白いスペオペ作品を世に送り出してくださいね。本当に、お疲れ様でした。


[356] RE:ファーストアース脱出報告書・尚文産商堂 Name:じょーもん Date:2008/10/31(金) 12:18
 えっと、どっちにコメントしようか悩んだのですが一括コメでこちらへ。

 好き嫌いがきっかりわかれるのが「デューン砂の惑星」ですが、あれを目指すのかそうでないかが、私的には問題にしたいところ。つまり壮大に展開させようという目論見がある、一つの世界で繰り広げられる話を楽しむために、設定マニアが齟齬が無いよう、漏れが無いよう料理するための設定集にすぎないのか、これが一つの作品だとするかということだ。例えば、インフィニティ主役で、彼(でいいのかな)の前をショートサイクルで生まれて死んでいく様々な人間たちとの関わりをエピソードとして積み重ねていく方式ならば、これはイントロダクションとして十分に機能すると思う。長編マニアとしては、そうであって欲しいものだ。
 しかし、これだけで終わるならば、ここまで詳しく歴史やここでの宇宙の理について、御報告いただかなくても十分である。

 私なら幸運の種が、あのファンタジー超大作の例の「指輪」みたいに機能する手法で、エピソードを畳みかけるように展開したいなぁ。どうにもここまでこの世界をきちっとレクチャーいただいたので、二次創作したくなる気がします。

[370] 御返信 Name:尚文産商堂 Date:2008/11/01(土) 22:44
みなさま、コメントやレビューなど、本当にありがとうございます。
未だに初心者である私ですが、この企画を受け、さまざまな人たちからさまざまな温かいご意見をいただき、本当に感謝しています。
2次創作に関しましては、本作以外の私が著作権を有する小説であれば、どのようなものも大歓迎です。
その際は、ぜひとも読ませていただきたいと思います。

[137] ボクっ娘!/桜坂 世蹴 Name:天崎@管理人 HOME Date:2008/10/14(火) 23:51 [ 返信 ]
【タイトル】ボクっ娘!
【作品URL】http://ncode.syosetu.com/n2648f/
【あらすじ】
今日の夕方に隕石が落下する、という意味不な設定と説明不足が作り上げあげる見事なくそったれ物語。
見てもむかつくだけだよ。
※注※作者は自重と言う言葉を知っていますが実行しません。
【ひとこと】KYでしたね。これはあれです。スマンです。SFでもなんでも無いので…
      無理はするもんじゃないよ…
【評価・感想】トラウマになら無い程度でお願いします。


[141] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/10/15(水) 20:55
もし嘘だと思うなら試してみてほしい。脈略のないストーリーって書けそうで書けないものだ。たとえムリヤリ書いてみたとしても、やっぱり何だか面白くない。とにかくセンスというものが問われてしまうのだ。
その昔、マニアに崇拝されたコミック誌『ガロ』には、実にアブナイ作家たちのアバンギャルドな作品が、ストリートで露天商人が売るアクセサリーみたいにずらりと並んでいた。
普段から常識や理性、固定観念といったものに囚われがちな我々の固い頭には、とても効果的なカンフル剤になったのだ。
さて、この作品だが、前述のように脈絡なくストーリーが展開してゆくが、知らないうちに読み手を話に引き込む不思議な魅力があり、ハルマゲドン的な内容にもかかわらず読み終えてみて何とも妙に心地よい後味が残る。SFなのだから、かりに作者が「ありません!」と言ったって、やはりそこには何らかのメッセージがあるのだろう、それを推量してみるのも面白い。人類最後の日に、得体の知れない可愛い女の子と飲むジュースの味はどんなだろう? 
ちょっぴりほろ苦いのかもしれない。


[162] 感想 Name:四十万 Date:2008/10/18(土) 21:06
 作者はやたら自嘲するが、これも期限ギリギリで課題をクリアしたからだろうか、それとも予め批判を予測しての防衛線だろうか。
 私は作者が作品に対し自己主張することが大嫌いな手合いである。だから後書きが3行以上あったらその作者の次回作は読みたくなくなる手合いである。だから覚悟、予防線を張った世蹴クン!

・・・面白・・・面白いじゃないか(笑)

 シュールまで至らない中途半端さといい、開き直った筆の飛ばし具合といい、本当にナンセンスだ。
 でもね、地球最後の日に海に行って、カワイイあの子を隣に最後の瞬間まで過ごす、っていうのは、妙にリアリティがある。 ボクっ娘から見たら逆パターンで、イケメン隣に最後を迎えるってパターンなのだ。まあ、そこいらの手近で済ませたんだろうけれど。
SFの古典的“最後の日”作品にも似た様な場面は出て来る。
所詮、人間はそういう生き物なのだろう。


[216] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/10/22(水) 05:34
そうね、世界が崩壊するときぐらいやりたい放題やるのもいいかもね。破滅の序曲が流れてきても、だからなんだよと言って好き勝手に振舞う。そう、彼女の如く。
支離滅裂だけど、うん、こういうのも、アリ?
頭の中では萌え系の少年漫画の絵が出てました。(ちなみに、私には萌え絵は描けません。でも、挑戦してみようかなとさえ思えてしまったw)


[257] 感想のつも……り Name:あゆみかん Date:2008/10/25(土) 19:24
も、萌え? ナンセンス……なのか??
ああわからない。わからないけれど感想を書きたくなったのは何故だろう。作家様の罠?
ひょっとして中途半端さがよからぬ味を引き出したのでは……謎。
(- -)とにかく笑いました。


[258] RE:ボクっ娘!/桜坂 世蹴 Name:藤村香穂里 Date:2008/10/25(土) 20:08
切れのいい文章や、掛け合いのテンポが、読みやすい。

奇妙な世界観を味あわせていただきました。

隕石が落ちるような事になった日には、かわいい不法侵入者がやってきて、ついでに海へも行く……。
多分、みんな滅茶苦茶やっているから、何が起こっても不思議じゃない。

なんともいい味を出していて、和みました。


[265] RE:ボクっ娘!/桜坂 世蹴 Name:びっきゅじ Date:2008/10/25(土) 23:41
 物議を醸している(!?)この問題作にレビューをば。
 文章は平板で読みやすく、特に隕石が落ちてくるという部分しかSFらしい要素もないのでSFが苦手(自分)な人にも読みやすい作品でした。
 内容はといえば、うん、まぁ、アレです。どうってことない(いや、主人公達には大ありなんですが)平凡な日常(!?)を描いている作品です。なんというか、もう世界の終わりなのに、のほほんとした雰囲気が凄いです。
 萌えの一点突破を狙った作品が、まさかSF祭で読めるとは思っていなかったのでこれはいい不意打ちです。


[354] RE:ボクっ娘!/桜坂 世蹴 Name:じょーもん Date:2008/10/31(金) 11:22
 誰彼かまわす作品を類型化したがる、極道を覚悟でいわせていただければ(物書きやってる人間で、○○バリと言われて喜ぶ人間を私は寡聞にして知らない)、ズバリ、あろひろし。行く先は「ぶぎうぎアリゲーター」あたりか。

 隕石が落ちてくる。問答無用だ。誰が何といおうが落ちてくるんだから、ここには。約束もあるが時間もないが、なんだかしらんけど、海に居たりする。無秩序で強引。だからどーなんだと、敢えて落ちすら狙わない潔さは気持ちいいし、真似して書ける作品でもない。因みに私は「あろ」氏のふぁんである。

[369] RE:ボクっ娘!/桜坂 世蹴 Name:俊衛門 Date:2008/10/31(金) 23:39
隕石が落ちる、ってシリアスな展開になるかと思いきや。いや、うん最後の最後ぐらい、好きにやってもいいよね?

ボクっ娘は、ツンデレ娘の次に好物ですw


[12] さんすうリズム / あゆみかん Name:あゆみかん HOME Date:2008/09/01(月) 19:54 [ 返信 ]
【タイトル】 さんすうリズム

【作者】 あゆみかん

【URL】 http://ncode.syosetu.com/n9816e/

【あらすじ】

天才ゆえに理解してもらえず苛立ちながら過ごしてきた幼少。年月をかけて得たものは弟子。

忘れかけて諦めかけていた時間が、今再び動きだす――

9つの数字・性質と哲学に関心のある方にもどうぞ。

【感評の甘口/辛口】どちらでも〜
 こちらにお付け頂いた感想には返信しないスタンスで行こうと考えておりますので、お気を使わずご自由にお書き下さいまし(見苦しい荒らしは容赦なく消しますが)。

※10/31をもって企画祭終了となりました。感想&レビューを書いて下さった方、投票をして下さった方、管理者様など。全ての方へ、御礼を申しげますとともにSFの今後の発展を願います。広まれえい(とあー)。
 ではまた、SFで。
 ありがとうございました(ペコリ)。

※ブログも宣伝用に ありますので どうぞです(漫画版公開中)。
 http://ayumanjyuu.blog116.fc2.com/blog-entry-109.html



[94] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/09/26(金) 22:10
『もしもピアノが弾けたなら』という古い古い歌があったが、もし私にイラストの才能があったなら、ぜひ、あずさを描いてみたかった。つい、そんな気にさせてしまう、とっても可愛いキャラクターなのだ。
SFとしての世界観が奥深いので、コミカルな表現にも緊張感を欠くことがない。(ただ、チャイムの音だけが妙に脱力感をさそうのだが……)
自分は、NHKのアニメ『電脳コイル』が好きだったので、バグ化したモンスターという設定には思わず狂喜してしまった。
それにしても、この作品における戦闘シーンは、キュートで、ポップで、そして頭脳的だ。
もしかしたら作者は、作品のゲーム化をも視野に入れているのかもしれない。(そうなんですか?)
発売されたら買ってしまいそうな自分がコワい……


[184] RE:さんすうリズム / あゆみかん Name:俊衛門 Date:2008/10/20(月) 13:57
まず、発想が面白いと思いました。万物の根源は数字……これはある意味、現代のこの世界でも真理なのですが、それがバグ化したモンスターという設定には心躍らされました。
結構シリアスな路線なのに、作者様の筆力が成せる技なのか、コミカルなカラーも取り入れて(ギドンだとかチャイムの音だとかw)、湿っぽくなりすぎないテンポのよさが好みです。かといって、SF的な理論の構築にも隙がない。SF好きの人とSF初心者の人、両方を引き込む味があると感じます。

この二人の後日談というか、続編のようなものが読みたくなりました。あ、あとゲーム化したら自分も買いますw


[193] RE:さんすうリズム / あゆみかん Name:藤村香穂里 Date:2008/10/20(月) 20:17
先に漫画で読んでしまいました。
なので、文章で読むときも漫画のキャラのイメージで読み進めました。
コミカルでエンタメ性があって、面白く読ませていただきました。
なんだか、シリーズになりそうです。
イラストがゲームの箱に見える……。


[207] RE:さんすうリズム / あゆみかん Name:酢コンブ Date:2008/10/21(火) 19:04
9つの図に興味があるため拝読しました。
ですが私には文章が荒っぽく思えてしまい、冒頭から置いていかれてしまったので、先に漫画を読ませて頂くことに。
漫画を読んでから小説を読むと、漫画を小説化したシーンが荒っぽくなっていることに気づきました。漫画にはないシーンだと描写も増え、読みやすさと解りやすさが増していたと思います。

漫画を読んだ時は置いていかれるという感じはありませんでした。恐らく作者様は漫画のテンポのまま小説化なさったのでしょうが、個人的には少しテンポを緩めて小説化するくらいでも、漫画のテンポと同等に感じるのではと思いました。

漫画にはないシーンが加わったことで、物語としての厚みが増えていて、内容的には興味深かったです。


[310] RE:さんすうリズム / あゆみかん Name:雪鈴るな HOME Date:2008/10/28(火) 23:56
アニメのような物語だと思って読んでいたら、きちんと説明があったので読んでいて楽しかったです。
音やリズムって言葉のように聞こえる時があるんですよね。
今もカナリア諸島で使われている口笛言語があります。
ポリプロピレンは、雪鈴的にとても印象がよかったです。

「黄玉の光子砲弾」のレビュー有り難うございました。
今後のご活躍と発展をお祈り申し上げます。
執筆お疲れ様でした。


[320] RE:さんすうリズム / あゆみかん Name:葛城 炯 Date:2008/10/30(木) 05:00
 数学が全ての根源であると考えたのはヒルベルトだったかな?
 『ヒルベルト・プログラム』なんてコトを進めていたなぁ……
 最もそれはゲーデルの『不完全性定理』で否定されてしまったのだけど……
 とはいえ、昨今の数理物理学は数字(数式)だけで物理の全てを解き明かそうとしていんだけど……
 (最近のノーベル物理学が最たるモノで全て数式による証明)
 その実験がLHCなんだけど事故で止まっているなぁ……
 なんて事を考えながら読みました。
 着眼点は良いと思います。
 私も以前挑みましたが、駄目でした。(数学が根源という世界)
 感想になって無くてすみません。

[327] RE:さんすうリズム / あゆみかん Name:じょーもん Date:2008/10/30(木) 13:42
 数字に弱い私にコメントする資格は無いと思いつつ、足跡を残しておくことにする。

 読んでいて思ったのは、漫画やゲームのノベライズということを挑戦されたものの、やはり漫画の手法を引きずりすぎてるなぁということでした。
 漫画のコマの端に、妙な拘りをもって冗談や仕掛けや種明かしをちょいっと置くのは楽しいと思います。私も嫌いじゃないですし。でも視覚情報というのは全体認識が可能なのです。(それが漫画の強み)文字というのはある1点において必ず「一本で流れる」という呪縛があるのです。さまざまな遊びを散りばめられるとストーリーを追いきれずに迷子になってしまいます。(遊ぶなとは言っていませんので念の為)思いきって捨てるべきところもあり、新たにつくりだす必要があったところもあったのではと思います。

 バグるとモンスターができる事実。バク化から原点へ再生できるということ。たった一人存在。未来へ光りさす。‥‥(=。=;えっと。
 すみません、ヒキの部分、ちゃんと読んで分かることができませんでした。修行します!m(__)m

[367] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/10/31(金) 23:20
非常に面白かった。発想が特に。
だけど、どうも少女漫画の域から出て来れてないのが残念かなァ。
私も昔は少女漫画を描いていたので、こういうノリは分かる。でも、出来るだけ文章で魅せて欲しかったと正直思ってしまう。
擬音、あずさの天然っぷり、「……」の多様、どれも漫画から抜け出ていない気がする。
せっかくの世界観も、(もちろん文章は読みやすいんだけども)なんだか軽く見えてしまって、勿体無かった。
漫画は漫画でしか出来ないことを、小説は文章でなければ出来ないことを。そういう意識をもう少し強く持てば、更に磨きのかかった面白い作品になりえると思う。


[138] ソーダの星/高橋うがい!! Name:天崎@管理人 HOME Date:2008/10/14(火) 23:53 [ 返信 ]
【タイトル】ソーダの星
【作品URL】http://ncode.syosetu.com/n2624f/
【あらすじ】
今日も適当に授業を聞き流して、昼休みに屋上で音楽を聴きながら弁当を食べた。そして星に誓った。ただなんとなく毎日をやり過ごすだけじゃ駄目かなって、なんとなく思った僕の話。


[142] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/10/15(水) 21:00
とっても懐かしい曲を思い出してしまった。RCサクセションの『トランジスタラジオ』だ。
『OH! 授業をサボって〜』で始まる、今聴いても心が熱くなるとっても素敵なロック・ミュージックだ。
校舎の屋上から見える空の向こう側、行った事のない惑星の都市からリアルタイムで発信された素敵な音楽。宇宙船に乗ったって何時間もかかるだろう、でも今その星と自分は音楽でつながっている……。そう思っただけで、何だかロマンを感じないだろうか……? 遠い宇宙の果てから届く音楽は、主人公の少年にとって、きっとこれから始まるワクワクするような冒険オペラの序曲に違いないのだ。
ところで、ソーダの星とは、一体どんな星なのだろう? 水酸化ナトリウムの星……というわけでもあるまい。
もしかしたら、シュワっと泡のはじけるソーダ水で出来た星なのかもしれない。そんな星でジョンが歌った曲は何だろうか?
『We're All Water』か……?
いや、やっぱり『Imagine』に違いない……。
(ジョン・レノンの事じゃないんだろうけどネ)


[161] 感想 Name:四十万 Date:2008/10/18(土) 20:36
 RCサクセションは私も好きである。そしてジョンも好きである。(これは忌野のGive Peace A Chanceを聞いたことがある人にはもっともなイコールだろう)
 こういうレビューに続けて感想を書くのは気が引けるが、本作のテーマがあんまりにも普遍的なテーマだっただけに、これは外せなかったのだ。
 まさか空想科学祭でこういうのが読めるとは思わなんだ。

 後から振り返れば短く切ないのに、その当時は無駄な時間を過ごすのが青春である。もったいないなぁ、と後で誰もが思う。屋上で弁当食いながら感傷に浸ってる場合じゃない、青春の残り時間は少ないのだ。しかし、それが出来るのもその3年間だけ・・・ソーダを飲んだ後の様な爽快感、そしてゲップとともに現実に立ち返る小品である。(汚く失礼!)
追記 かのJohnならソーダの星で歌うのはOneDayやOutTheBlueの様な切なく美しいラブソングであろう・・・


[178] ひとこと感想です。 Name:オトハ Date:2008/10/20(月) 02:38
拝読致しました。
ええと、好きだなと思いました。読後感はぽかぽかな日なたでお昼寝したあと、大好きなソーダ飴を見つけた感じ。(解りにくい感想ですみません)
SF苦手な人にもOKですよね。


[194] RE:ソーダの星/高橋うがい!! Name:藤村香穂里 Date:2008/10/20(月) 20:32
地球らしき星をソーダの星になぞらえているところが素敵です。
宇宙人ったって案外とこんな感じなのかもしれません。
ほっと一安心して読める作品でした。
和みました。


[215] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/10/22(水) 05:27
何気ない日常の一コマを上手く切り取ったな、と感服。こういうのが結構難しいんですよ。
未来の高校生もヤッパリ私たちと同じように起伏のない毎日を過ごして、屋上で空をみあげるんだなぁと思うと、親近感が湧いてきますね。
昔よくは音楽に浸った日々を過ごしたよな、などと、年寄りじみたことまで浮かんできました。年齢を重ねるとどうしても、音楽を日常に置く余裕すらなくなってしまうんですよね。
ソーダ、飲みたくなります。それこそ、若かった日に戻った気分になって。


[255] RE:ソーダの星/高橋うがい!! Name:mintel Date:2008/10/25(土) 17:32
 話としてはなにがあるっていうのでもないんだけど、読後感が良い作品。
 コーラでもなく、ラムネでもなく、ソーダというのが青春ぽい。


[307] RE:ソーダの星/高橋うがい!! Name:高橋うがい!! HOME Date:2008/10/28(火) 16:45
レビュー・感想掲示板にまったく気づきませんでした。申し訳ないです。

皆さん感想ありがとうございました。
こんな短い話に、丁寧な感想をもらえることに驚いています。
すっきりとした印象を持って頂けたようで嬉しいです。…してやったり顔になってしまいます。

本当にありがとうございました。
まだまだ頑張りたいと思います。…何かを。

[366] RE:ソーダの星/高橋うがい!! Name:俊衛門 Date:2008/10/31(金) 21:43
なにげない日常って、描写するのが難しいんですよね。しかも、それにSFを絡めるとなると……それを難なくやってのけるのですから、流石としかいいようが無いですw

宇宙人というともっとオドロオドロしくてグロテスクな、なんかタコみたいなやつとか目だけ異様にでっかいやつとか思い出すのですが、もし地球と変わらない、地球人と同じような知的生命体が存在する星があるとしたら……きっとそこでも、青春とは名ばかりのどこかけだるい日常を送っている人間がいる。そう思うと、広大な宇宙も少し身近に感じられる、そんな作品でした。


[20] ぼくの発明日記/荻輿 亜聡(ストーリーテラー) Name:天崎@管理人 HOME Date:2008/09/02(火) 05:00 [ 返信 ]
【タイトル】ぼくの発明日記
【作者】荻輿 亜聡(ストーリーテラー)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n9786e/
【あらすじ】
引き出しの中に広がるもう一つの時空―アナザーユニバース―SukoshiFushigiな物語


[22] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/09/02(火) 21:27
これはストーリーの勝利だ。2重3重にひねってある。見事だ!
>青くて丸くてつるりと滑らかな何か
ここから、ドラ○もんを連想してしまった読者も多いと思うが、たぶん作者はそれも計算ずくで書いたのだろう。
さらに、発明日記がとてもマッドな味わいを醸し出していて秀逸の一言に尽きる。


[130] 感想かもしれない。 Name:みに丸 Date:2008/10/12(日) 16:46
不思議テイスト。背景色といい、敢えて名前を出さない仕立てといい、作者の策略が見てとれる(などと言いながら偶然じゃないですよね?)。
何が不思議だったかと言うと。『青くて丸くてつるりと滑らかな何か』または『彼女』と聞くと。基盤の話があっても別の物語だと思ってしまえる事だった。そして基盤の背景を思い浮かべながらのせいで終始笑えてしまったのは私だけなんだろうか。ううむ、不思議だ。作者にしてやられたり。
藤子F氏の短編は定評を聞く。さらに本人、実は周囲ほどSFに詳しくないらしかった。だからこそF氏独自のSFが生み出されたのだと思うが、その懐のでかさを世の人はもっと知ってもらいたいと常に思う。
ちょっと言ってみた。
かくゆう私もF氏ファンだが、短編集を読んだ事が恐らくない(汗)。入手困難だとは思うが、一読はしてみたいと……願っている。


[219] SFを思い出した日 Name:菜田出ココ太 MAIL HOME Date:2008/10/23(木) 01:11
たぶん男の子は、小さい頃はみんなSFが好きだったと思う。
『ドラえもん』もそうだし、ロボットアニメだってみんな広義でのSFと言える。
プラネタリウムを見ては宇宙旅行を夢見て、スペースシャトルの打ち上げを見てワクワクしていた。

でも、大人になるに連れて、僕たちはSFを忘れてゆく。
犯罪があふれ、淡い恋や愛憎を繰り返す日常生活が、ミステリーや恋愛小説を欲する。
夢を見ない訳ではない。
でも、なぜか見る夢は、目に焼きついたRPGの影響なのか、中世ヨーロッパもどきの舞台で繰り広げられている。
そして、ファンタジーに手を伸ばしてしまう。

SFの夢を見ないのは、未来に希望を持てなくなった今の時代を象徴しているのかも知れない。
こんな事を言ってる僕も、実はSFは思い出の中にしかない気がしていた。

でも、この作品を読んで、少し気付いたことがあった。
タイムマシーン。
パラレルワールド。
そんな簡単な時間と空間の概念が、とても大きな夢を見させてくれる事。

複雑な理論や難解な専門用語は、その夢をリアルに見せるだけの道具にしか過ぎない。
まるで、その夢が科学的に証明され現実化するかのような、すばらしい錯覚を与えてくれる。
そんな、ちょっとしたスパイス。

SFの原点は、実は子供の時に見た、あどけない夢であり、とっても純粋な未来への希望。

その事を久し振りに思い出した。そんな作品でした。

PS.荻輿さん。『TM Networkオマージュ企画』で、お先に一つ小説を上げさせてもらって、待ってます。
それでは。


[220] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/10/23(木) 05:15
引き出し、青いの、シズカ、コレだけ揃ってドラ○もんを連想しない人はいないだろう。でも違う。
よくよく考えれば、こんなに頭がよさそうなの○太はいないよ!
メールと本文の組み合わせ、全体の構成、なかなかのものだと思います。
結果的にドラ○もんとは一切関係のないところもなかなか。
ああ、でも、読み終わるとなんで長編どらえもんの「創世記」思い出すんだろう。というか、多分、私がそれと重ねすぎ?


[291] 感想 Name:四十万 Date:2008/10/27(月) 01:15
 あえて藤子・F・不二雄氏も“青い丸い頭のネコ型ロボット”も外して感想を言わせて頂く。オマージュはリスペクトした作品を知らない場合、その作品に沿った感想は書けない。だから、的外れかも知らないが、お許し頂こう。
 日記数日分を読んで鋭い読者は、タイムマシンを作っている、と思った事だろう、が、惑星を創っているとは・・・。このオチは秀逸だろう。発明者は孤独が似合う。誰にも理解されない、または見放された果ての発明のなんと多いことか。形は違えど、このタイムマシンいやSFの原点となった古典も時間旅行者(発明者)の孤独を描き、結果過去へ去って行く。そのラストがこの作品のラストとダブり、小品ならではの余韻はため息が出るほど美しい。
 


[328] RE:ぼくの発明日記/荻輿 亜聡(ストーリーテラー) Name:じょーもん Date:2008/10/30(木) 13:55
 綺麗な作品ですね〜。不思議なものです。映像の道具を解説すればするほど、風景は味気なく曖昧にかすれていくのに、情景の描写にそれほど手間をかけてはいないのに、夜中にたった一人机に向かって没頭する僕と、引出しをそっと開ければ、闇の中に青光りする違う世界が広がっていく。そして、現実にも楽しみがありながらどうしょうもなくそれに没頭していく少年のひたむきさも、親の都合でどんなふうにも動いて行かざるを得ない青い恋も十分に見えてくる。
 好きになった慣れそめも、どんな風に毎日を過ごしていたのかも何も語らない。息子が机の中でそんなもんをつくってた事実に驚きもせず鍵をかけるだけという浮世離れした両親の存在もどうでもいい。ただ風景として美しい。

 短編を書くというのはこういうものなのかと見せていただいた気がする。秀逸な一作だと思う。

[365] RE:ぼくの発明日記/荻輿 亜聡(ストーリーテラー) Name:俊衛門 Date:2008/10/31(金) 21:32
これはすごい。文章の書き方、情景、最後のオチとどれもが秀逸でした。ド〇えもんを連想した、自分はもうそれだけで作者の術中にはまっていたわけですねw

SFって、結構単純、といったら失礼ですが身近なものなんですね。難しい専門用語や、学問を齧らなくても「惑星がそんな簡単に出来るわけないやろう!」という突っ込みもいらない、ただ科学や不思議なものへの好奇心のままに書けば、独自のSFが出来上がる。日本のSFを「リアルじゃない」と揶揄する人間が多いですが、逆に言えばそういう身近な不思議や好奇心を取り上げて、日本のSFというのは独自の進化を遂げてきたとも言えます。SFが廃れた感がある中、こうした作品だ出てくる辺りまだまだ日本のSFは大丈夫なんじゃないかと思えました。


[5] 朽ちていく三つ Name:小坂戒 HOME Date:2008/09/01(月) 01:04 [ 返信 ]
・あらすじ
人形を巡る三種の人間のお話です。

ご意見は取り入れませんが、評価・感想はご自由にどうぞ。

[19] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/09/01(月) 23:50
”竿師”という言葉に思わずエッチなモノを想像してしまったが、読み進めるとまさにその通りの存在だったので少しホッとした。
この文字数で、これだけ退廃的で耽美的な世界観を表現できるのはスゴイ。
妙にバックグラウンドを語らない事によって逆にリアリティを獲得している優れものの作品だ。
思わず天野可淡の造った人形を連想してしまったのは私だけだろうか……


[28] RE:朽ちていく三つ Name:初根 Date:2008/09/04(木) 01:50
自分も人形物を書いたことがあるのですが、3者間の混在、という設定は思いつかなかったので、興味を抱きながら読み進めることが出来ました。
文章も安定しており、淡々とした語りで読みやすかったです。
もう少し、何かアクセントがあったほうが良かった気もしますが……最後の一文がアクセントでしたね。
ただ、この設定で二転三転する物語も読んでみたいな、とは思いました。
そうそう、機械的な性描写が、なんとも言えない異質な空気を漂わせていました。
欲望、というより、なんだか“死”を連想してしまいました。なんでだろう汗
こういうエロスの描き方は、成功だと思いますよ。


[36] RE:朽ちていく三つ Name:小坂戒 HOME Date:2008/09/05(金) 00:03
本人の追記は良いんでしょうか。

天野可淡に惹かれて思わずですから、きっと良いのでしょう。
球体関節人形は服を着せればほぼ人間に見えないこともありません。
しかし、圧倒的に美しすぎますが。

人形と性的なものを書こうと思ったのはチャットでですが、元ねたはイノセンスです。

[163] 感想 Name:四十万 Date:2008/10/18(土) 21:37
私もあの監督の世界、そして少佐や義眼の男たちの世界が好きだ。最初SFの評価と聞いたので、その好きな世界の2次的なものを見せられたら厭だな、と思ったのだが、そんなものは無く、私の好きなあの世界に近いものはこの作品と、今、読みかかっている中編作品ぐらいらしい。

 さて、本作は大人のエロスをあの世界っぽく彩った作品である。読んでいて、少佐が過去の自分に向き合う折鶴の話(分かる人は分かるであろう)を思い出した。全く人形とは関係はない(義体は人形ではないが・・・)があの女店主に朗読させたら嵌るだろうなぁ、と思っただけだ。

 脱線した。つくる・ためす・つかう、という3要素、ね。ものつくりには欠かせない要素だ。
 退廃的なSFは余韻を命とするが、本作はきっちりと余韻を作り出すことに成功している。やはり手ダレの作品はどんなジャンルのものでも安心していられるのだ。


[198] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/10/21(火) 00:42
大正〜昭和初期っぽいレトロな感じだなと読み進めていくうちに、エロスにたどり着いてしまった。なんかやられた。
こういうのが出てくるとは思わなかったので、度肝を抜かれた感じ。
それぞれの表現も役割も官能的で、だけど、極端にいやらしいわけじゃない。それは淡々とした語り口がなせる業なんだろうと思う。
これは下手に絵にすると雰囲気が壊れると直感してしまった。
脳内イメージ、感性でエロスを感じて欲しい。


[253] RE:朽ちていく三つ Name:mintel Date:2008/10/25(土) 17:30
 人形と人間の欲望――エロスという、空想科学祭においては異色のテーマを扱った作品。
 書かない美意識をお持ちの作者なので、全部を明快に説明してほしいという読者には向かないかも。


[270] RE:朽ちていく三つ Name:びっきゅじ Date:2008/10/25(土) 23:58
 なんというエロス。
 話の背景が全て語られることのない本作は、チラリズム好きな日本人(独断)には堪らない一作となっているでしょう(予言者風)。
 いやぁ、SF祭は色々なタイプの話が出そろっていて面白い。


[363] RE:朽ちていく三つ Name:俊衛門 Date:2008/10/31(金) 21:16
エロスもそうですが、物悲しさも感じる文章ですね。官能的で耽美、淡々とした語り口が良いです。世界観というか、物語の背景が見え辛いのはわざとでしょうか。一から十まで説明しない、それがまた物語を余韻あるものにしています。

[58] 爪楊枝が必要 Name:近藤義一 HOME Date:2008/09/15(月) 05:26 [ 返信 ]
 ども、近藤です。
 登場人物たちが未来の大阪名物について熱い議論を交わすというお話。の方がよかったかなとタイトルを見直しながら思う近藤でした。

http://ncode.syosetu.com/n0659f/novel.html

 甘口、辛口、非常口問わずですが、投稿作品すべてにレビューを付けてあげようとがんばって体を壊したりしないようにしてください。
 ではまた。

[59] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/09/15(月) 07:43
ピリリとスパイスの利いた大人の小説だ。一見、冗談ような話であるが、兵器開発の現場とは、案外こんな感じなのかもしれない。太平洋戦争中にも陸軍が「怪力光線」なるエネルギービーム兵器を大真面目で開発していたらしいが、数十センチ先にいるモルモットをようやく殺せる程度で終戦を迎えたらしい。いずれにせよ国家予算でやってるわけだから、例え感動的な開発秘話があったとしても『プロジェクトX』などでは放送できないだろう。密集して配置した球体兵器が動かなかったというオチには大笑いした。いっそビリヤードのようにブレイクショットしてやればよかったかもしれない。ちなみに私は関西人ではないがタコヤキはダシ汁に浸して食べたいほうだ。

[63] RE:爪楊枝が必要 Name:雪鈴るな HOME Date:2008/09/15(月) 23:58
VIVA!!
作品の評価感想にも、星をつけさせて頂きました。


[66] レビューでござる。 Name:俺ンジャー Date:2008/09/17(水) 07:29
最後に笑う。
兵器の開発なんて そんなもんだよなあと思ってしまった。タイトルを思い出すとそれもまた笑いだ。
時々の身近な たとえのおかげで固くなかった。
作者のユーモアセンスを感じる作品だった。


[67] RE:爪楊枝が必要 Name:藤村香穂里 HOME Date:2008/09/17(水) 17:49
 なるほどこのオチにして、このタイトルなのだと納得しました。
 ひたすら理論的に展開されるだけに脱力系のラストにクスリと笑わせられます。
 現実にもこんな出来事はありがちで、ぴりりと皮肉のスパイスが効いているようにも感じられました。


[204] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/10/21(火) 05:39
軍隊モノだと分かった瞬間、難しそうと言う考えが頭をよぎりました。難しい兵器の説明がたくさん〜、コレは気合を入れて読まなければと。
……笑えました。
正直、タイトルの意味がわかってコレだけ自然に笑えたのはなかった。
それまでの真面目な語りも全部伏線だったわけですね。最後の一文のための。
何で途中で気が付かなかったのか。
やられました。お見事!


[231] RE:爪楊枝が必要 Name:mintel Date:2008/10/23(木) 18:11
 兵器開発のお話。
 好きなんですよ。こういうの。
 すんごく真面目な顔で、かといって深刻過ぎもせず、蕩々と語られて、オチで「このタイトルはそれか!」とにやりとしてしまうような作品。
 一読をお薦めしたい。


[268] RE:爪楊枝が必要 Name:びっきゅじ Date:2008/10/25(土) 23:55
 最後まで読まないと意味が分からない。途中で読むのを止めてしまった人はいないだろうけど、もしいるとするならばかなり勿体ない事をしているなぁ、と最後まで読んだ人はほくそ笑むことが出来る作品です(性格が悪いのは自分だけです)。
 物作りの最先端に立つ人間ってのはこういう人が多い(真剣。ソースは教授)ので、作品に変なリアリティが加味されてとても面白く読めます。
 最初から最後の一文の手前までが伏線だったというのには、ただただ驚くばかりです。


[298] 感想 Name:四十万 Date:2008/10/27(月) 23:23
 これもオチに全てを集約するショートショート系作品だが、大阪名物に見えた、だから?と私は思ってしまった。惜しい。

 ≪球が動こうとしてくるくるその場で回転し、濃厚な泥がたっぷりとついて、そこいら中の草切れを纏い、摩擦熱で湯気が出て来て止まった。中に八本足が入っていないのだけは確かだが。≫

 ストレートに言わない方が味わいはあったかも知れない。が、これも好みの問題なのでスルーして頂いて構わない。


[353] RE:爪楊枝が必要 Name:じょーもん Date:2008/10/31(金) 11:12
 オチがあって「ああそうか」というのも、ショートショートならではですね。
 こういう作品を祭りにぶつけてくる洒脱な感性が羨ましいとも思うし、言葉を重ねても重ねても何か言い足りないと思ってしまう粘着質長編書きと、「こったらときは、爪楊枝が要らぁね〜」とやってしまえる掌編書きとは、野球のピッチャーとキッチャーほどにも人種が違うのだろうなと思ったりしました。
 いやいや、作品と関わりないコメントでごめんなさい。でも、こういうのにあれこれいうのってヤボですよねぇ。

[362] RE:爪楊枝が必要 Name:俊衛門 Date:2008/10/31(金) 21:07
このオチにしてこのタイトルあり、といった感じですね。前半、というかほぼ全てに渡って硬派な文章で、疑似科学めいたものでも本当に兵器として応用出来そうに思えるくらい、SFぽい……それが最後の最後で綺麗に落ちていて、思わず膝を叩きましたw 面白かったです。

[13] ラプラスの魔女  葛城炯 Name:葛城炯 HOME Date:2008/09/01(月) 20:18 [ 返信 ]
【タイトル】ラプラスの魔女
【形式】短編
【作品URL】http://ncode.syosetu.com/n9784e/
【あらすじ】オレの宇宙船が壊れやがった。軌道は……地球へ一直線。その時、モニターに顕れたのが……自分の命と地球、どっちを選ぶ?

【ひとこと】初めまして。葛城炯というP.N.で
書かせて頂いてます。元々はニフティにありましたSFフォーラムで拙い作をUPしてました。宜しくお願いします。
【評価・感想】甘口辛口問いません。

[16] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/09/01(月) 23:46
最初、ガラの悪いパイロットだなーと思ったが、じつは死ぬ目にあっていたとは知らなかった。スマン!
それにしても、これはまさに究極の2択だ!(じつは4択か?)自分なら恐らくどっちも選べずに頭を抱えてしまうことだろう。
ハッピーエンドで終わって本当に良かった。(ヤバッ、ネタバレ……)


[126] 感想かもしれない。 Name:みに丸 Date:2008/10/10(金) 23:09
人は、『する』か『しない』か。常に選択を迫られる生き物。1/2という確率が上手く物語に織り込んであるのが読中でよい感じを受けました。どれを選んでも展開がどうなるんだろうかと読む手が止まりませんね。
ただ、せっかくの科学的知識をお持ちながらも、もう少しそれを背景として書き込んでもいいのではと思いました。敢えて例えば『ラプラス』は何故魔女なのか。読みとれはしますが、せっかくタイトルに出してあるのですから、もっと前面に出してきてもよいのでは? と。
個人的にロボット工学第0条をふと何処かで目にしたのが思い出されましたが、宇宙全体未来をとるのか、それとも個人だけの小規模をとるのか。どちらかがよいだろうという訳ではなく、実行するのはどちらなのか。
1/2という選択は、人間にとってとても恐怖ですね。
そんなことを改めて考えてしまった作品でした。


[129] RE:ラプラスの魔女  葛城炯 Name:葛城 炯 HOME Date:2008/10/12(日) 08:27
 読んで頂いてありがとうございます。

 >卓紙幣さん
 ネタバレして頂くほどに楽しんでいただいてありがとうございます。

 >みに丸さん
 もう少し書き込んだ方が良かったのかも知れません。
 「ラプラス」があのり人気がないのは私にも吃驚でした。
 加筆修正方法が見つかりましたら直したいと思っています。
 ではまた・・・

[256] RE:ラプラスの魔女  葛城炯 Name:mintel Date:2008/10/25(土) 17:37
 あなたの命と人類の命運、どちらを選んでも確率は1/2と囁く謎の少女=魔女と主人公たちのとの問答、その後の顛末を描いた短編。
 他の作品も、それぞれは一応独立してるので、どれか1つだけ読んでも問題なし。でも微妙に連動してるので、最初から順に読んでいくほうがいいかも。
 ネタとしては面白いし、好きな人は好きだと思うんだけど、なーんか作者にうまくだまされてる気がするのは私だけなのかなあ(笑)


[259] RE:ラプラスの魔女  葛城炯 Name:藤村香穂里 Date:2008/10/25(土) 20:14
SFのセンスのない私には、俺の思考と共に読み解くのが困難でしたが、世界観は充分楽しめました。
究極の選択をクールに淡々と語るラプラスの魔女。主人公とのやり取りに緊張感が走ります。

多分、大丈夫なのだろうと思いながら、読みましたが、結末もきれいに決まっていて良かったです。


[287] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/10/26(日) 23:05
こういう、読者も頭を使わないと読めないような作品は描くのが難しいと思う。
読者に条件を与え、考えさせながら物語を進める。専門用語もあるし、図もないからしっかりと描かないと混乱させてしまう恐れもある。
それでも、この話を書き続けていく葛城さん、すごいと素直に思います。
他の感想でも書いたとおり、私には宇宙モノはかけないので、ただただ頷くばかり。
しかもこの少女がシリーズとなって延々投稿されるなんて最初は思ってもみなかったため、リスト更新するたびに、「コレが最後だろう」と高をくくっていた自分が恥ずかしい。
1/2、なるほど。ちなみに、私には何がなるほどだかさっぱり分からなかったという……(遠い目


[294] RE:ラプラスの魔女  葛城炯 Name:葛城 炯 Date:2008/10/27(月) 19:52
 ありがとうございます。

 >mintelさん
 私の場合、現実にIFを持ち込むのが創作の始まりですから、読者を騙すのが作風なのかも知れません。
 騙されていただいてありがとうございます。

 >藤村香穂里さん
 ありがとうございます。
 読後感は大事にしています。
 基本的に私の作品で後味の悪いのは……そんなにはないはずです。
 ……たぶん。

 >天崎剣さん
 元々がニフティのSFフォーラムで書いていた私にとって「空想科学祭」は久々のSF発表〜と空回りしてしまった感は否めません。
 皆様の反応やら、自分の空回りの余力やらで随分と飛ばしてしまいました。
 今は何も(アイディアは)出て来ません。
 ありがとうございました。

[350] 感想のつもり Name:あゆみかん Date:2008/10/31(金) 10:01
面白いじゃないですか(笑)。もし読み手を選ぶなら、私は好みです(大笑)。少しだけ感想を失礼します。
6まで読みました。1はこれはこれで短編とした感じが。2と続き3でまとまり、4からは外話となっていくんでしょうか(後書きにも書かれてましたが)。4話あたりからはキャラが立ってくるからか読みやすくなってきていますね。
何処に感想つけてみようかなと思いましたが、読者様の参考程度にという事でこちらに。

1/2の確率と選択と月の鉱石、空間跳躍に時間跳躍、さらに虚数次元まで話が発展しこんにちは。作家様も楽しんで書かれているのかが窺えるようです。
どれにも興味ありますが(専門ではないですけどね汗)、個人的に好きなのは1か3かなーと思ったりです。地味ーな科学者達の隠された数々の努力や苦労、苦悩。生涯。考えてしまうといつも切なくなってしまいます。
でも選択はしなければいけない。第3の道があるのか、それとも確率は1/2ではなくなるのか……やはり次元が……いやもうどーでもいいんですけど(苦笑)。

4からはキャラクターで楽しめました。何気にラプラスがツッコんでる。地味に笑ってしまいました。
面白かったです。執筆お疲れ様でした。


[359] RE:ラプラスの魔女  葛城炯 Name:葛城 炯 Date:2008/10/31(金) 18:47
 >あゆみかん さん

 ありがとうございます。
 4以降は自己パロデイです。
 いや、あまり深刻なのを書くのが疲れたというわけではなく……(以下略)
 3が良いという感想は珍しいかも知れません。
 やっと苦労が報われたような気がします。

 ありがとうございました。

[122] ラプラスの魔女 5 Name:葛城 炯 HOME Date:2008/10/08(水) 05:52 [ 返信 ]
【タイトル】ラプラスの魔女 5
【形式】短編
【作品URL】http://ncode.syosetu.com/n2306f/
【あらすじ】大型の宇宙船でテロリストが仕掛た爆薬が次々と爆発していく。その船の中でアタシと人類の未来が……何を選べばいい?
【ひとこと】「ラプラスの魔女」の続編的な作となります。
 楽しんで頂けたら幸いです。
【評価・感想】甘口辛口問いません。

[209] れびゅー Name:卓紙幣 Date:2008/10/21(火) 19:17
1作目とシチュエーションが似ているが、今度のパイロットは女性で、しかも肝っ玉が太い。
こういう威勢の良いお姉さんというのは、個人的に私好みのキャラクターなので嬉しい。
胸のすくような展開と、読み終わってほっと胸を撫で下ろすハッピーな結末は、読者を虜にし病みつきにてしまう事だろう。
ラプラスの魔女と名乗るアンドロイドの少女も、1作目と比べると、とっても魅力的で可愛いのだ。

ところで、このシリーズを作った発想の原点があの『ラプラスの悪魔』みたいな確率解析理論によるものだとしたら、これら5作品の主人公が迫られる選択技がいつも不確定要素を孕んでおり、なおかつ、アンドロイドの少女がその確率に干渉しているフシがあるのが、どうも気に掛かる。

ひょっとするとラプラスの魔女とは、「神はサイコロを振らない」と断じたアインシュタインら偉大な物理学者たちによって貶められ、全能たる力を奪い取られた古代神の幻影なのかもしれない。

ときおり、妙に哀愁を秘めた彼女の表情が思い浮かぶのも、きっとその所為なのかもしれない……。


[242] RE:ラプラスの魔女 5 Name:葛城 炯 Date:2008/10/24(金) 11:25
 ども。ありがとうございます。
 この5は4の派生……というかキャラのタイプを逆にした次第。
 ラプラスの言葉をさっさと理解して行動するという3の逆でもあります。
 ラプラスが何故に出現するのかは3に書いたつもりですが、「森の中の木の葉」に過ぎたのかも知れません。

 この5の主人公は私も気に入ってます。

 ありがとうございました。

[302] 感想 Name:天崎剣 Date:2008/10/28(火) 00:39
5作の中では割かし分かりやすかった。
どこまでも前向きな主人公の女性がさっぱりしてていい感じ。
自分の命より、大切なものを見極める。天秤にかけるまでもなく、選択肢は最初から決まってる。そういうはっきりした女性はかなり好みだ。

シリーズ6作目が知らず知らずのうちに投下されていたようだが、全体として感じたことはまず、書きなれていることに対する驚愕。専門用語、説明、展開、どれをとっても、「いつも書いている」ことがはっきり分かるくらい読みやすい。
まあ、物理学とか宇宙ってナンデスカな私でも読めたのだから、ちょっとでもそっちに興味のある方なら何度も頷きながら読めるものなんだろうなと思ってしまった。
今回は全て一人称だが、三人称でなかったことには感謝すべきかも。難しい言葉を並べるだけ並べられ、感情を押し殺されては緊迫感に欠けてしまう。その殆どに主人公の焦りの声が見え隠れする一人称をうまく使った作品たちだと賞賛したい。


[323] RE:ラプラスの魔女 5 Name:葛城 炯 Date:2008/10/30(木) 05:23
 >天崎剣さん

 ありがとうごさいます。

 実際に作中で使っている物理法則などを頭の中にある方々は私の小説を読んで……たぶん鼻先で笑うでしょうね。
 『随分と表面だけを使っているな』なんてね。
 実際、その程度の使い方です。

 一人称は短編に向いていると思います。
 長編になると「主人公達の知らないところで……」なんでコトを書けなくなるので一人称は痛し痒しですけどね。

 ありがとうございました。

[341] RE:ラプラスの魔女 5 Name:じょーもん Date:2008/10/31(金) 00:35
 どこにコメントしようか迷ったので、とりあえず祭に参加のラスのこちらに。

 いや、正直1作目だけで終わっていたら、どうでもいい作品だった「かも」しれません。いや基本的に数学にエクスタシーを感じない人なので反りが合わないというか。
 しかしまぁ、毎度毎度不条理で逃げ道がないと思わせる二択をつきつけてくるゴスロリ風(違ったらごめんなさいっ)魔女さんと、現実家でタフで抜け道を見つけ出しちゃう回答者(違うかな)たちの掛け合いと、意外な方向にどっかりと落ちていく感触が本当にハマってます。現在、第6作までいっちゃってまして、素直な私ははちゃんとラマヌジャンをあのタイミングでウィキで読んだので、「つまらぬ数字だ(以下略)」で爆笑しちまいました。
 ラプラスの魔女が出てきて「アナタには(以下略)」とやりだすと、タイミングは思いっきり違いますが、水戸黄門様の印籠のように、キターーーっ感が味わえる作品群で、風が吹けば桶屋が儲かるじゃないですけど、妙な方向にどんどん連れていってくれる強引さもいいですね。

 あと、重箱の角をつつくようで恐縮ですが、6で「情報は全て伝えた‥‥」のクダリ、お邪魔するのではなく、お暇(いとま)するのでは‥‥ないかと、愚考いたします。違うかな‥‥。

[358] RE:ラプラスの魔女 5 Name:葛城 炯 Date:2008/10/31(金) 18:43
 >じょーもん さん

 ありがとうございます。
 楽しんでいただけたようで何よりです。
 紙媒体ではないので、6はWebでの遊びをしてみました。
 確かに「お暇したい」ですね。
 直します。
 御指摘ありがとうございました。


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